コラム更新のお知らせ [掲載]
「柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現」第133回
今回は「appleを用いた英語表現」です。
http://blog.issnet.co.jp/?eid=2068
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は「appleを用いた英語表現」です。
http://blog.issnet.co.jp/?eid=2068
どうぞよろしくお願いいたします。
2020-07-01 19:59
コメント(0)
人・本・旅 [日々の暮らし]
昨日のブログで出口治明さんの本についてお話しました。
今日もその続きです。
出口さんは、人生において大切なこととして「人・本・旅」
という言葉を述べておられます。自分の視野を広く持ち、
人生を幸せに生きる上で、この3つは大切だと私も感じています。
私自身は幸い仕事を通じて様々な人との出会いがあるという
恩恵にあずかりました。また、本も大学図書館や街の図書館、
そしてもちろん自分で購入することを通じて、多くの世界を
知ることができたと思っています。一方、旅に関しては
幼少期に両親に連れて行ってもらった様々な場所、大人になってからの
旅行、最近であれば一人旅などを通じて、色々なことを見て、
考えるひとときを享受できました。
出口さんのご著書が出るだいぶ前、小山田咲子さんという
若い女性の本が世に出ました。「えいやっ!と飛び出す
あの一瞬を愛してる」(海鳥社、2007年)です。
私がこの本を知ったのは、たまたま教え子が授業で紹介して
くれたからでした。私は授業内で読書レポートの時間を設けて
いるのですが、もし、この活動をしていなかったら、おそらく私は
一生、小山田さんの本には出会えなかったと思います。
小山田さんは九州から上京して早稲田大学文学部に入り、
旅や読書、芸術など幅広いことに関心を抱きながら
学生生活を送りました。本書にはそうした小山田さんならではの
観点から、多岐にわたることが綴られています。
ブログでアップロードしたものをまとめたのが本書です。
本であれば藤沢周、中上健次、川上弘美、司馬遼太郎、
一方、大学図書館の視聴覚エリアで「イル・ポスティーノ」を
観たことや飯田橋の映画館で鑑賞した作品のことなど、
小山田さんの関心が多岐にわたることが分かります。
芸術論として本書を読むこともできますし、もちろん、
たくさんの国内外を旅した「旅行記」としても楽しめます。
印象的な個所がありましたので引用しましょう:
「恋愛はとにかくサシの勝負だから、他のどんな人間関係
とも違う。だからこそいつも真剣に向き合いたいし、
刺激を受け合える関係でいたいと思う。試したり、駆け引きを
したりせずに、いつも持ち駒をぜんぶ使って好きと言いたい。
そのために落ち込んだり迷ったりしてもだ。みっともなくなるくらい
夢中になれないなら、恋愛なんて無意味だ。ちゃんとしようとして
よけいみっともなくなってしまうのが、最高に素敵だと思う。」(p19)
この文章を書いたときの小山田さんは大学3年生。「サシの勝負」
「持ち駒をぜんぶ使って」という表現が出てくるところを見ると、
日ごろの読書や体験がこうした文章に表れたのだろうなと私は感じます。
上記は恋愛についての一文ですが、おそらく小山田さんは人生のすべてに
おいて、真剣に向き合っていたのでしょうね。
人との出会いからも大きな影響を受けた小山田さん。
明日も本書からの引用をご紹介します。
今日もその続きです。
出口さんは、人生において大切なこととして「人・本・旅」
という言葉を述べておられます。自分の視野を広く持ち、
人生を幸せに生きる上で、この3つは大切だと私も感じています。
私自身は幸い仕事を通じて様々な人との出会いがあるという
恩恵にあずかりました。また、本も大学図書館や街の図書館、
そしてもちろん自分で購入することを通じて、多くの世界を
知ることができたと思っています。一方、旅に関しては
幼少期に両親に連れて行ってもらった様々な場所、大人になってからの
旅行、最近であれば一人旅などを通じて、色々なことを見て、
考えるひとときを享受できました。
出口さんのご著書が出るだいぶ前、小山田咲子さんという
若い女性の本が世に出ました。「えいやっ!と飛び出す
あの一瞬を愛してる」(海鳥社、2007年)です。
私がこの本を知ったのは、たまたま教え子が授業で紹介して
くれたからでした。私は授業内で読書レポートの時間を設けて
いるのですが、もし、この活動をしていなかったら、おそらく私は
一生、小山田さんの本には出会えなかったと思います。
小山田さんは九州から上京して早稲田大学文学部に入り、
旅や読書、芸術など幅広いことに関心を抱きながら
学生生活を送りました。本書にはそうした小山田さんならではの
観点から、多岐にわたることが綴られています。
ブログでアップロードしたものをまとめたのが本書です。
本であれば藤沢周、中上健次、川上弘美、司馬遼太郎、
一方、大学図書館の視聴覚エリアで「イル・ポスティーノ」を
観たことや飯田橋の映画館で鑑賞した作品のことなど、
小山田さんの関心が多岐にわたることが分かります。
芸術論として本書を読むこともできますし、もちろん、
たくさんの国内外を旅した「旅行記」としても楽しめます。
印象的な個所がありましたので引用しましょう:
「恋愛はとにかくサシの勝負だから、他のどんな人間関係
とも違う。だからこそいつも真剣に向き合いたいし、
刺激を受け合える関係でいたいと思う。試したり、駆け引きを
したりせずに、いつも持ち駒をぜんぶ使って好きと言いたい。
そのために落ち込んだり迷ったりしてもだ。みっともなくなるくらい
夢中になれないなら、恋愛なんて無意味だ。ちゃんとしようとして
よけいみっともなくなってしまうのが、最高に素敵だと思う。」(p19)
この文章を書いたときの小山田さんは大学3年生。「サシの勝負」
「持ち駒をぜんぶ使って」という表現が出てくるところを見ると、
日ごろの読書や体験がこうした文章に表れたのだろうなと私は感じます。
上記は恋愛についての一文ですが、おそらく小山田さんは人生のすべてに
おいて、真剣に向き合っていたのでしょうね。
人との出会いからも大きな影響を受けた小山田さん。
明日も本書からの引用をご紹介します。
2020-07-01 00:00
コメント(0)