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タイのFM番組に出演しました [掲載]

タイのGood Morning ASEANに本日出演いたしました。

今月は「東京都知事選挙」と「東京ディズニーランドが
コロナ後に再オープン」というトピックについてレポートしました。

https://www.facebook.com/mcotfm100.5/videos/900963863738822/?fref=mentions&__tn__=K-R

タイムコードの右側「残り時間」-48.58あたりからのインタビューです。
お時間がありましたらお聞きいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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小山田さんの本からの引用、続きます [日々の暮らし]

小山田咲子さんの本より引用をしています。
今日は最終回です。

「私たちはみんな宿命的に自分以外にはなれないのに、
自分が自分である重さを実感として手に入れるために
必死にひとりになろうとしたり逆に誰かに必要とされようと
あがきながらしか生きていけないのは、せつない。」(p79)

人間には居場所が必要である、ということを述べようとした
小山田さんの一文です。

「意のままにならないことが起こると悲しいが、
本当に強く大切にしようと思ったりこれだけは外せないと
必死になれるポイントに関しては、物理的にも精神的にも
自分の手の届く場所から離れてゆくということはない。」

これは就職活動中の一文です。仕事探しというのは
確かに大変ですよね。でも上記の文章は、あらゆることに
あてはまると私は考えます。

一方、小山田さんはたまたま街中で見かけた親子(父・娘)の
会話に大いに感激し、その感想を述べています。
小さなお嬢さんが話したことに対して、そのお父さんは
さりげない一言を述べていた、それが愛情に満ち溢れていて
良かったと感じたのだそうです。

「ただ肯定する、愛情深さ。」(p126)

短くこのようにまとめています。さらに、

「親子関係に限らず、友人でも、恋愛でも、相手の言葉に対して
批判したり賛同したりするのは容易(たやす)いが、
相手の真意を汲み取ったうえで、的外れな決め付けじゃない
肯定と受け入れの言葉を発するのって、意外に難しかったりする。」

「でも、新しく知ったあなたをまた新しく好きになる、
という事態はとても素敵だし、そのたび気持ちをきちんと
言葉にしたいものだなあ、と思ったのだった。」(p126-127)

この文章を書いた時の小山田さんは、大学4年生でした。

そしてその一年後。

小山田さんは旅先のアルゼンチンで、同乗する車が横転して
亡くなられました。24歳2か月でした。

瑞々しい感性で、ひたすらブログを綴り続けて
異国の地で亡くなられた小山田咲子さん。あれから15年が
経っていますが、本書を通じて多くのことを私は感じることができ、
小山田咲子さんという一人の女性に心から感謝しています。

(「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」
小山田咲子、海鳥社、2007年)
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