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着ぐるみを着ていると思えば [日々の暮らし]


昨日、新聞(はい、今も紙新聞です)で真っ先に
目に入ってきたのが、

「宣言延長の不可避」

という見出しでした。緊急事態宣言を延長せざるを得ない、
という文脈だったのですね。

うーん、何とかこの宣言で状況が改善されればという
期待があったのですが、実際のところはなかなか厳しいのかも
しれません。世界を見渡せば、日本よりもっと深刻な
所がありますので、そう考えれば、今の自分の状況を
嘆いてはいけないのでしょう。

とは言え、何か一つのことが引っかかると、人というのは
ついマイナスに考えてしまいがちです。私は通訳の仕事に
おいては、誤訳や改善点への気づきなどへの反省と後悔から
結構早く立ち直り、「よし、これを教訓に次につなげよう!」
と切り替えられる方です。仕事なので割り切れるのでしょう。
でも日常生活では、結構あれこれと迷いがちになるのですね。
人生も仕事と同じぐらい、達観できれば良いのですが・・・。

そうした中、新聞のページをめくると読書欄があり、
壇蜜さんの最新刊が紹介されていました。
その中の次のフレーズが印象的でした:

「女は全員女優だから、心にコスプレして乗り切ってほしい」

つまり、自分の本心は横に置いておいて、演じて難局を
切り抜けてほしい、というのですね。

かつて壇蜜さんはバッシングにあったこともあるそうです。
でもそのようなときも、

「朝起きると壇蜜の着ぐるみを来て、仕事をして、
帰宅すると壇蜜を脱いでクローゼットに掛ける」

と思うようになり始めたことで、気持ちが楽になったと
述べています。

(日本経済新聞朝刊2021年1月30日土曜日)
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愛想 [日々の暮らし]


先日図書館から「GIVE&TAKE」(アダム・グラント著、
楠木建監訳、三笠書房、2011年)を借りてきました。
ビジネスや人間関係においてどのように振る舞えば
良いのかが書かれています。

著者が一貫して伝えようとしていたのは、ひたすら
「ギブ」、つまり「与えることを大切にする」というものでした。
与える方が多ければ多いほど、その人のところに
お礼のような形で良いことが戻って来る、という考えです。

確かにそうだと思います。稲森和夫氏も「利他の心」を
唱えておられますし、私が敬愛する佐藤初女先生も、
生前に「奉仕はさりげなく、振り向きもしないで」と
述べておられました。

一方、グラント氏は「愛想」について興味深いことを書いています。
ポイントをまとめると、

*愛想の良さはあてにならない
*愛想の良い・悪いは生まれつきの資質もある
*その一方で、「不愛想なギバーもいる」
(いずれもp298より)

本の中で著者は、相手から吸い取ることばかりをする
「テイカー」について読者に注意を促しています。
実際、テイカーは「如才なく、愛想がいいという印象を与える」
とも綴っています。

確かに詐欺などをする人の中には、とても好印象で
悪いことをするとはとても見えないような人もいると
言われますよね。

本書を読んで改めてなるほどと思いました。
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前提はどちら? [仕事]


先日、国内の某ラジオ番組を聞いていて興味深いことに気づかされました。
ゲストへの質問についてです。

その番組では、キャスターの方とゲストがやりとりをしていました。
10分ほどの長さです。

内容は昨今のコロナに関して心理学的見地からゲストに説明して頂く、
というものだったのですが、キャスターが質問をしたり
反応をしたりする際、キャスター自身があたかも
その内容について全く知らない、というような雰囲気が
出ていたのです。

ちなみにそこで取り上げられていたキーワードは、
日本語でもよく知られている心理学用語でした。
おそらく中学生ぐらいでも知っていると思われます。
でもあえてキャスターが初めて聞くかのような相槌や
反応を見せていたのが、私には少し不思議に感じられたのです。

と言いますのも、そのキャスターの方は大ベテランの方であり、
多様な知識を有していることで知られています。
でも、おそらく視聴者目線に立って「初めて聞きました」という
雰囲気をあえて醸し出すのが、日本の質疑応答なのかな、と私は思ったのです。

一方、普段放送通訳で入るCNNのニュースなどでは、
キャスター自身がゲストに対してどんどん専門的かつ
突っ込んだ質問をしていきます。視聴者がわからないことを
鋭く聞き出し、矛盾があればさらに追及する、という
感じです。つまり、キャスターは「専門知識も知っている」という
前提で質問をしています。

おそらくマスコミの在り方の違いが国によってある、ということでしょう。
でも、改めて意識して質問方法の違いを見てみると、
色々と見えてくるものがあるように思えました。
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「通訳者・翻訳者になる本2022」掲載 [掲載]


イカロス出版から出ている上記ムックに寄稿いたしました。
90ページから出ています。本日発売です。

「通訳の基礎訓練にトライ 通訳入門レッスン」というタイトルです。



通訳者・翻訳者になる本 2022 (イカロス・ムック)

通訳者・翻訳者になる本 2022 (イカロス・ムック)

  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2021/01/28
  • メディア: ムック



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 [日々の暮らし]


最近はインターネットでも気軽に夢占いができるように
なりましたよね。ネットが無い時代であれば、フロイトの
夢判断などが参考になったことでしょう。私は割と
夢を見る方で、なるべく起床時に覚えておいて
調べるようにしています。でもフシギかな、
メモでもしない限りあっという間に忘れてしまうのですよね。

睡眠中の夢には本人の心理状態が大きく反映されると
言われています。心配事があったり、苦労している時期で
あったりすれば、夢見も悪いものになりがちです。
けれどもその一方で、イヤな夢も吉夢に転じると
言われます。それこそおみくじではありませんが、
当たるも八卦当たらぬも八卦ぐらいのアプローチで
夢を占うのが適度なスタンスかなと私は思っています。

ところで夢というのは睡眠中だけでなく、起きている時に
空想することも夢と言いますよね。「将来の夢」「私の夢」
という具合です。英語のdreamにも両方の意味があります。

そう言えばずいぶん前に友人が「夢のコラージュ」なるものを
勧めてくれたことがあります。これは大きめの紙に
自分が将来やりたいことを写真などで表現するというものです。
見せてもらったのですが、とても素敵でした。
住みたい家、乗りたい車、なりたい職業などがたくさん
貼られていたのですね。私も作ってみようかなと思いつつ
未着手です・・・。

夢と言えばもう一つ。私はインテリアショップを覗くのが
好きで、時間があるとよく足を運んでいます。実際に
買うことは無いにしても、「こういう家具があったら
ステキ」「配置はこうすると部屋が広く使えるかも」という具合に、
あれこれ空想しています。私にとっては息抜きとなる時間です。
お店のパンフレットもいただき、時々めくっては
楽しんでいます。
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自動調理鍋 [日々の暮らし]


数週間前に、いわゆる「ほっておける調理家電(調理鍋)」を
使ってみました。いきなり買っても使いこなせないかも
しれませんので、まずはレンタルをしてみたのですね。
2週間でお手頃価格で借りるところがあったので、
利用してみました。

この家電にはメニューブックも付いており、無線LANと
つなげれば、ネット上にある多数のレシピにも
アクセスできます。私の場合、14日間でしたので、
まずはメニューブックにあるお料理に挑戦してみました。

結果は、「使ってみて大正解!」でした。

何しろ、レシピ通りに食材や調味料を用意してお鍋に
投入し、セットボタンを押せば、あとはすべて
お鍋で自動でできるのです。火加減を気にしたり、
油はねによるコンロ周りのお掃除なども無く、
私にとっては大いに時短家電でした。

今までであればチャレンジしなかったようなメニューも
手軽にできましたし、タイマー機能もあるので、
逆算して作ることができます。先日まで、担当する
授業がリモートだったのですが、朝のうちに準備して
お鍋に入れて、タイマーをかけると、授業が終了する
夕方にはしっかり食事ができていたのはありがたかったですね。

使ってみた結果、これは購入の価値大ということで、
早速手に入れました。これから本格的に色々な
メニューに挑戦するのが本当に楽しみです。

お鍋の種類が気になる方は、「経済評論家・勝間和代さん」
および「自動調理鍋」で検索してみてくださいね。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第477回がアップされました。
タイトルは「どこまで感情を込めるか」、
書籍紹介は「WONDER ARCHITECTURE 世界のビックリ建築を追え。」
(白井良邦著、扶桑社、2020年)を
取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/20282.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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そろそろ確定申告 [日々の暮らし]


フリーランスになってからは毎年恒例行事となった
確定申告。実は昔から数字や税関連用語が苦手なため、
私にとってはなかなかハードルの高い年中行事と
なっています。

何しろ大学卒業後に入った会社で「源泉徴収」
という言葉を生まれて初めて耳にし、
「なぜ源に泉なの??」と真剣に悩んだほどでした。

恥ずかしながらいまだに「報酬」と「給与」の違いに
オロオロし、「支払報酬」という表記と「報酬」だけの
記載の違いは何かと戸惑い、保険でも社会保険という
枠があることに、またまたハテナマークの状態です。

毎年、申告会場で不明点を職員の方に伺いながら
何とか入力を終えて会場を後にするのですが、
いつも思うのは、「よし!来年こそは自宅のパソコンから
申告しよう」という固い決意(?)です。
「今日、色々と教えていただいたし、雛形さえ
理解していれば大丈夫」とその時は思えるのですよね。

ところが1年経つと、またまたわからなくなってしまう
ということがここ数年続いています。

それにしてもいつも不思議に思うのは、なぜ
支払調書や保険の控除用書類がサイズも書式も
バラバラなのか、という点です。私のような
超初心者にしてみれば、それだけでもかなりのストレス
なのですよね。

国を挙げての確定申告なわけですので、ぜひぜひ
書類のサイズと形式を統一してほしいなあと思います。
私からすれば、それこそ「一人一人のパスポートや
運転免許証がサイズも形式もバラバラ」というぐらいの
違和感なのです・・・!
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幸せの見つけ方 [日々の暮らし]


毎号楽しみにしているJAF・日本自動車連盟の会報
「JAF Mate」。2・3月号の巻頭ページには
演出家・鴻上尚史さんの文章がありました。
タイトルは「幸福のヒント」です。

鴻上さんはイギリスに留学されていたそうです。
そのときにBBCで観たガーデニングの番組について
綴っておられました。おそらく"Gardener's World"では
ないかと思われます。

https://www.bbc.co.uk/programmes/b006mw1h

この番組は1968年から続いている看板番組で、
視聴率も高いものです。キャスターになれれば
知名度も上がります。私が覚えているのはAlan Titchmarshさんで、
90年代から2000年代初頭にかけて番組を率いていました。
その功績が称えられて、エリザベス女王から称号を
授与されたほどです。

鴻上さんはこの番組で紹介されていた女性が
印象的だったと綴っています。その方は「いかにも
普通のおばさんという風貌」だったそうですが、
「楽しそうに自分の庭の花を紹介していました」とのこと。
しかも、花がいけられていたのはペットボトルや
缶詰などだったそうです。

日本であれば、カメラの取材が入るならもっと
きちんとした鉢植えにせねばとおそらく思うでしょう。
けれどもその女性は「恥じる言葉」もまったく
なかったとのことでした。

それを見た鴻上さんはこう思ったのだそうです。

「幸福とは、結局、自分が『何を幸福だと思うか?』と
いうことを見つけること」

確かにそうですよね。他人目線の基準ではなく、
自分が自分の立場から見て幸せであれば、それが
とても大きな満足感と充実感をもたらしてくれるのだと
思います。
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R [日々の暮らし]


元号が変わってすでに3年が経ちますが、私は
長年の習慣ゆえか、西暦の方がピンとくるタイプです。
自分の生まれた年や学校の卒業年度など、すべて
西暦の方がわかるのですね。恥ずかしい話、子どもたちの
生まれた年も西暦ならパッと出てくるのですが、
元号になると、「あれ?どっちだっけ?」と
数字がこんがらがる程です・・・。

一方、行政関連の看板、たとえば建造物や道路工事の
予定が街中では見受けられますが、それらはいずれも
元号で書かれています。「完成予定日 令和6年」などと
あると、「えっと、今が令和3年だから・・・3年後か」
と私の場合、改めて計算しています。

ちなみに昭和はS、平成はHという具合にアルファベットは
お馴染みになっていましたが、令和をRと表記した書類などは
あまりお目にかかったことがありません。
年月の経過とともにおそらく増えては来ることでしょう。

ところで外出先で書類を記入する時など、私はつい
「今日は1月・・・何日だっけ?」となってしまいます。
PCで作業している時は右下に時間と日付が表示
されますが、私の腕時計には日付があるわけでもなく、
戸惑ってしまいます。

子どもの頃に使っていた腕時計には文字盤の所に
日にちが表示されていました。とても重宝していたことを
ふと思い出しています。
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