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キャリアプラン [日々の暮らし]


最近よく耳にする「キャリアプラン」ということば。
聞いたところによると、中学校でも将来の自分の職業などについて
考えさせる活動があるのだとか。さらに高校入学後も
進学先を決める上で「キャリアプラン」を具体的に
書いたりするとのこと。大学にやっとこさ入ったかと思いきや、
1年生からキャリアという言葉が耳に入って来るようです。

「将来、自分は何をしたいのか?」

これを考えること自体はとても良いと思います。
自分が好きなこと、情熱を傾けていることを意識するのは、
自分の人生を自分で支えていく上でとても大切だからです。

ただ、自分がどのような職業に向いているか、どんな
学部でどういう学問を修めるか、自分の適性などというものは、
かなり流動的というのが私の意見です。

私の場合、うーんと幼少期までさかのぼれば、それこそ
「大人になったらお嫁さんになる!」と本気で
周囲に言っていましたし、あのころは「結婚したら、あるいは
妊娠したら退職する」という時代でした。

そのような環境の中、中学高校時代の私は
漠然と「ツアーコンダクターって楽しそう」
「新聞が好きだから新聞記者も良いなあ」と
思ってはいたのですね。

でも、そうしたぼんやりした「好きなコト」をめざして
大学を選んだかと言えば、まったくその逆。
「自分の偏差値で行ける大学」が唯一の選択基準でした。

卒業後の就職先も違う分野でしたし、のちに大学院で学んだのは
ボランティアセクター組織論という、経営学に近い
テーマです。

でも、あの中学時代のぼわーっとした「何となく好きなコト」に
大いなる紆余曲折を経て、現在携わっているのも事実です。
通訳の仕事でお客様を名所旧跡にお連れすることもありますし、
今はニュースの通訳者ですので、新聞記者同様、
時事問題に触れてはいます。

ですので、「キャリアプラン」というのは、あまり
深刻に考えなくても、たとえ逸脱しても寄り道しても
全く違う分野に進んだとしても、それはそれで構わないと
思うのです。

ただ、大事なのは「自分が好きなこと」を否定せずに
大切にしてあげること。なぜならそうした「愛情を傾ける(?)
テーマ」があれば、それが自分を支えてくれるからです。

最近は本当に早い年齢からキャリアプランを意識させる
ことが多いと思うのですが、人生何でもアリ!
「好きなことの棚卸」という気持ちでキャリアプランの用紙に
記入しても良いのではと思います。
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