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なじみのお店 [日々の暮らし]

大学の春学期が終わった一方、通訳スクールは
オンライン授業が続いています。放送通訳などの
現場には出向いていますが、それ以外は在宅ワークです。
私はもともとインドア派なので、家でじっとしていても
あまり苦になりません。ただ、集中力が持たなくなると
身体を動かしたくなるため、健康維持をかねて
お散歩やジムには行くようにしています。

さて、最近嬉しかったのは、新たになじみのお店が
出来てきたことです。たとえば、先日のこと。
どうにもこうにも首肩背中が凝り固まってしまい、
数年間、足が遠のいていたマッサージ店へかけこみました。
人事異動があったのでしょう。知っているスタッフさんは
ゼロでしたが、たまたま担当して下さった方が
実に私好みの施術をして下さったのですね。
1週間後にまた行ったところ、覚えていてくださったのも
嬉しかったです。

もう一つのお店はお花屋さんです。私はお花を飾るのが
好きで、最近まではサブスクで送ってもらって
いました。それも好きではあったのですが、近くにある
生花店のディスプレイが素敵で立ち寄ったところ、
予算と好みに合わせてブーケを作って下さったのです。
以来、時々覗くようになり、スタッフさんとも
おしゃべりするようになりました。

最後にもう一店。こちらはコンビニなのですが、
レジの担当スタッフさんがこれまた明るい方で、
楽しく言葉を交わしています。

こうしてなじみのお店があると、そこに行くだけで
元気をいただけますよね。ありがたいことと思います。

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真面目に表示してほしい [日々の暮らし]


先日、地下鉄駅構内で大きなポスターを見かけました。
かるたのような表示です。「新型コロナウイルス」の
文字が見えましたので、どうやらかるたにして
注意喚起をするものだったようです。

近づいてじっくり読んだわけではありませんので、
どのような文言があったのかはわかりません。
ただ、こうしたユニークさを前面に出したポスターや
5・7・5の標語、かわいいイラスト入りの
注意喚起メッセージというのは、日本独自だなと
いつも感じてしまうのですね。

本当に真剣に呼びかけをしたいというのであれば、
もっと大真面目な文言やフォント、ピクトグラムで
あるべきだというのが個人的な意見です。
可愛くしたり、5・7・5的なものにしたりすると、
重要性がぼやけてしまうからです。

たとえば原発の危険なエリアに「あぶないから
入らないでね♡」とかわいい動物イラストで
表示があったら、どうでしょうか?
放射能を浴びたら危険なのに、「なんとなく大丈夫かも」と
気が緩みそうです。石綿の危険性がある建物で
「石綿、降ってきちゃうかも。気をつけてね!!」などと書かれていたら
危険極まりありません。

親しみを読み手に抱いてもらったり、関心を持って
もらいたいという、発信者の気持ちもわかります。
でもTPOをわきまえるべきだと思うのですよね。

随分前のことではありますが、
かつて暮らしていた街の投票呼びかけポスターに
イカの絵が描かれていました。その下のキャッチコピーは
「選挙に行かなイカ」でした。ドリフ世代の私は
思わずずっこけそうになりました(←死語?)。

真面目であるべき時は真面目なメッセージ性が大切だと
思います。新規感染者やデルタ株が増えている今、
よけいそう感じています。
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あれ? [日々の暮らし]


大学図書館および地元の図書館サイトのマイページには、
お気に入りの本をブックマークできる機能があります。
これで読みたい本をストックしておき、順次借りて
いくことが可能です。昔であれば、手帳かどこかに
「読みたい本リスト」を一覧にして書いていましたが、
こうして検索結果をワンクリックで残しておけるのは
本当に便利です。

先日のこと。大学図書館にリクエストしておいた
本が届いたとのメールが来ました。私が指導している
大学図書館は、配架リクエスト本があれば「購入依頼」を
することができます。図書館側が学術的にOKと
判断すれば(あとは予算の問題もあると思いますが)、
購入につなげて下さるのですね。実にありがたいです。
この大学で教え始めてから数年経ちましたが、
特に学術洋書や日本語の専門書、学生たちにぜひ読んでもらいたい
一冊などをリクエストすると、親身に検討して下さり
いつも感謝しています。

さて、「本が届きました」とのお知らせを受けたので、
早速借りてみました。私の本の読み方はかなりおおざっぱです。
前書き・あとがき・目次をしっかり読んだら、あとは
読みたい箇所を拾い読みするだけ。それが済んだ後は、
残りの「未読ページ」に空気を入れるがごとく、
パラパラめくって最終ページに到達したら読了です。
とにかく読みたい本がたくさんあるので、このような
読み方をしているのですね。小説には応用できませんが、
実用書や学術書であれば、必要な個所から情報を得て満足できます
ので、ずっとこうした読書法を続けているのです。

で、件の本ですが、ザーッと読んで月曜日に返却しました。
ところが、「読みたい本リスト」の中にその書名を
そのまま入れていたため、何と翌々日の水曜日に
また借りてしまったのです。自分では読み終わっているという
自覚もなく、読み始めてから「あれ?この間の本と
随分似た内容だわ~」と思いつつ、パラパラ。

ページをめくるにつれて、「あ、これ一昨日返却した本だった!」
と気づいたのでした。

一瞬「デジャヴ」かと思いましたが、貸出履歴を見たら、
確かに二日前に返却した一冊でした。

・・・おかしくて一人笑ってしまいました。
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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]


以下の放送分の翻訳と解説を担当いたしました。

2021年7月28日「濱口監督作品にカンヌ映画祭脚本賞」

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2107/28.html

どうぞよろしくお願いいたします。


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ハードルの下げ方 [仕事]

この暑さとマスクとで、このところ少しバテ気味です。
家の中ではもちろんエアコンを付けているのですが、
温度をマイルドにしても足もとが冷えます。
よって先日、冬物の引き出しの中からレッグウォーマーを
取り出して、目下愛用中です。

暑さ寒さや気圧など、人の体に影響を及ぼす要素が
色々とありますよね。自分なりに気をつけたり、
休養をとったりしていても、なぜか気分が優れない
というときは誰にでもあると思います。
私の場合、元気なときは何ともないことでも、
身体が疲れているとあっという間に心もヘロヘロ~と
なることが少なくありません。

要は「イレギュラーな事態に弱い体質」ということなのでしょう。

そうした中、家事も一通り済ませ、新聞も
読み終わり、借りてきた本もある程度読了。
目の前にあるのは、と言うと、そう、近日中に
実施されるとある通訳案件です。

なかなか内容もヘビー級ですので、早く準備をと思いつつ、
膨大な資料を机の上に山積みにしたまま、ズルズルと
日にちだけが経っていました。その束を見るたびに
焦りが募ります。早くやらねばと思いつつ、なかなか
着手できない。量に圧倒されてしまい、身動きが取れなかったのです。

けれども、ようやく重い腰を上げてみました。

資料は複数あり、ページ数もまちまちです。
そこで私はそれぞれの資料の発行年月日をチェックし、
新しい順から並べ直しました。新しいものから読めば、
最新情報をインプットできるからです。

一方、資料に総ページ数も書き込みました。
1枚のものもあれば、数十ページの資料もあります。

こうして「日付」「ページ数」が分かったところで、
「ページ数が少なく、かつ、日付が新しいもの」から
読み始めました。これならハードルが一番低いですよね。

ボソボソと音読し、不明単語をルーズリーフに書いて
単語リストを作っていくうちに、少しずつリズムが出てきました。
一つ目の資料を読了すると、「あれだけ敷居が高く思えた
この分野を少しだけかじることができた」という達成感を
抱けます。

このようにして読み進めていくにつれて、単語リストも
さらに充実していきました。こうなればしめたもの。あとは
どんどん読み続けてとにかく配布された資料はすべて
読了するだけです。

ハードルをいかに低くするか。

そこさえクリアできれば、前に進めると感じています。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第501回がアップされました。
タイトルは「ドナドナ」、書籍紹介は
「空の旅 Welcome Aboard」(柳沢光二著、用美社、2019年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/21517.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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ユーモア [日々の暮らし]


虫の居所が悪いというときは、誰にでもありますよね。
ケースとしては以下が考えられます:

*生理的現象でイライラしているとき
(空腹、疲労、体調不良など)

*他の悩み事が未解決なのに、それに加えて
別の出来事に遭遇したとき

*家事や勉強が後回しになって焦っているとき

*大型案件の準備をせねばならないとき

思いつくだけでもこれぐらい出てきます。

そのような状況に見舞われているとき、想定外のことに
直面すると、自分の「沸点」も下がってしまいます。
元気で順調なときはやり過ごせることでも、
ささいなことに心がささくれ立ってしまうのです。

そうなると、さあ大変。
思い込みでさらに被害妄想になったり、相手に
言わなくても良いことをつい口走ったりしかねません。
すると泥沼化が激しくなります。

ではどうするか?

これも人によりけりですし、自分自身の「キャラ」も
大きいと思います。私は関西弁の方々を見て羨ましいなと
常々感じることがあります。それは、「ニコニコしつつ
言いづらいこともズバリと指摘したとて、
あまり角が立たない」というものです。
関西弁独自の言葉の力が大きいのだと思います。

標準語オンリーで育ってきた私にしてみれば、
今から関西弁を学ぶのは英語学習以上に難しそうなので
この案は却下。

となると、せいぜいユーモアの手を借りるしかないでしょう。

かつて暮らしたイギリスでは、みなさん大真面目な表情で
とてつもなく面白いことをよく言っていました。
辛いときもムッとしたときも、うまーくユーモアを
用いて乗り切りたいと思います。

・・・そう言えば、大学図書館には各国言語の学習書
(CD付)が配架されています。「関西語マスター」とかいう
本は無いのかしら・・・?

と思ってアマゾンで探したらありました!出版されているのですね。

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理不尽よりも楽しさへ [日々の暮らし]


どの国においても親や社会は子どもに対して
「正直であれ」「嘘をついてはいけない」といったことを
教えますよね。宗教にもそのような内容は盛り込まれて
いますし、人として生きていく上で誠実さというのは
とても大切だと思います。

けれども、いざ社会に出てみれば、色々なことに
私たちは遭遇します。いつもハッピーなことであれば
人生幸せに生きていけるでしょう。けれども
納得がいかないことや理不尽なこと、「なぜ私が
こんな目に遭う?」といったやり切れなさに
直面します。

そのような時、どうとらえるかが問われると思うのです。

子どもの頃から私は空気を読んだり、相手の言動を
深読みしたりしてしまう習性があります。人生経験を積むことで
多少は緩和されましたが、完全になくなったわけではありません。
ゆえに今でもそんな自分の認知能力のいびつさに
げんなりすることがあります。でもこれも自分。
修正の努力はしていますが、一朝一夕に変わるものでも
ないようです。仕方がありません。

たとえば、何か大変な目に遭い、それでも
「相手方と今後も良き関係を続けていきたい」、あるいは
「このお店を使い続けたい」というのであれば、
何らかの方法で自分の思いを伝えることでしょう。
喧嘩になるのは避けたいですが、それでも自分の思いを
理解してもらいたいという気持ちが強ければ、
行動に出ると思います。

ちなみに私の場合、「あ、もうこのお店には二度と来ないな」
と感じてしまった場合、文句を言ったりすることは
ありません。言うだけでエネルギーを消耗しますし
くたびれるからです。静かにその場をやり過ごして、
そことは今後の人生において接点を持たないと
心の中で強く思う。それで十分だと考えています。

見方によっては、弱腰なのかもしれませんし、
「言うべきことを言わないのは無責任」というとらえ方も
できます。「そんな風に逃げてばかりでは、世界が
狭まる」という考え方もあるでしょう。

でも、今の自分のやり方はこれ以外考えられないのなら、
それを正正堂堂とやれば良いと思うのですね。

怒っても悲しんでも仕方なし。

その時間とエネルギーを「楽しいことを目指す人生へ」と
転換させたいと思っています。
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迷走~ [日々の暮らし]

「そう言えば賞味期限間近な鮭フレークがあったっけ」

ふとこのように思い立ち、ネットでレシピを
検索してみました。いやぁ、今の時代、本当にありがたいですよね。
余った食材を入力して「レシピ」と追加ワードを入れれば、
それを使ったメニューが沢山ヒットするのです。

読むと乾麺を使う一品もあり、ちょうどおそばが
中途半端に余っているのでこちらを作ることに
しました。我が家に無い食材も書かれていたので、
お買い物リストを取りにリビングへ。

そこから迷走スタート!

お買い物リストを冷蔵庫のマグネットから取り外そうと
する前、調理台の上にサプリが。
「そう言えば、最近飲んでなかったっけ」と思い立ち、
コップを取りに書斎へUターン。コーヒーを飲み終わった
マグが机の上にあり、ついでに洗おうと思っていたのです。

マグを手に調理台に戻り、サプリを服用。
再び書斎に戻ると、プリントアウトしたCNN番組表が机の上に。
「あ、そうだった、今日は大好きなBill Weirの
特番があるのよね。録画しなくちゃ」と思い立ち、
またリビングへ(ビル・ウィアーの大ファンです)。

リモコンで番組表から予約録画をセット。
「そう言えば、録画モノがかなりたまってきたかも。
要らないのは削除しよう」と思い、選別&削除作業ひたすら。

ようやく終わって書斎へ。PCを見たら、
「鮭フレークを使ったレシピ」画面がでーんとありました。

・・・そうだった、お買い物リストを取りに行くのだった・・・。

というわけで、冷蔵庫のリストを無事手にして
書斎へ戻り、

「あ、これはブログネタだわ~」

とひらめいて今に至っています・・・。

・・・ハイ、これ書き終わったらレシピチェックして
お買い物リストに食材追加します。

ふー。

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コンシェルジュ [日々の暮らし]


暑い毎日が続いていますが、窓からは大きな入道雲と
青空がよく見えます。パソコン作業の合間に顔を上げれば、
そうした光景が目に入ってきます。自然の偉大さに
癒されます。

ところでみなさんは物事がうまくいかないとき、
どのようにされていますか?これは私にとっても
人生最大(?)のテーマで、今なお試行錯誤中です。

特に私の場合、通訳や講師という仕事柄、声をたくさん
使います。するとどうしても首や肩、背中がこってしまうのです。
筋肉や神経はすべてつながっていますので、
首の痛みが腰や足にまで影響を及ぼしてしまうことも
あるのですよね。そうなると体がさらにだるくなり、
疲労感が抜けづらくなります。

身体の疲れは私の場合、即、ココロに響いてしまいます。
よって、元気なときなら大したことに感じなくても、
そういうときほどダメージが大きくなるのですね。
考えが完全に内向きになってしまうのです。

でも、そうなったからと言って好転するわけでは
ありません。大事なのは、目の前の事実を直視し
(個人的には「凝視する」と言っています)、
そこから何が今できるかを考えることだと思うのです。

身体がしんどいならマッサージを予約する。
疲れているなら栄養ドリンクや錠剤をのむ。
少しで良いから横になる。
モヤモヤ感情があるならノートに書いて吐き出す。

そうした小さな行動が積み重なっていくと、
「自分で自分をケアしてあげられた!」という
自信と喜びにつながります。

ただでさえ猛暑にマスク生活。くたびれないわけが
ありません。ホテルのコンシェルジュのごとく、
自分の要望をもう一人の自分が真摯に受け止めて
アドバイスしてあげたいと思っています。
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