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アメリカ大統領選挙TV討論会の同時通訳を担当いたしました [掲載]

TBS Newsさんよりご依頼いただき、TV討論会の同時通訳を
担当させていただきました。お時間がございましたら
ご覧いただければ幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=peJvJcalgws

宜しくお願い申し上げます。
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怒りのコントロール(JAF Mateより) [日々の暮らし]

長年JAF(日本自動車連盟)の会員になっています。
幸いなことに、出動をお願いしたのはこれまで「ゼロ」。
ありがたいことだと思っています。

ところで毎月楽しみにしているのが、JAF発行の
「JAF Mate」という冊子です。60ページほどの冊子です。
最近はこうした紙媒体がどんどん減っているので、
無料で(あ、でも一応年会費は払っています)
送付されるのはありがたい限りです。

数か月前までは星野富弘さんのイラストエッセイが
巻頭を飾っていました。最近は西村淳さんの「幸せって
何だろう」というコラムになっています。こちらも
ほのぼのとした内容です。

さらに私のお気に入りは松任谷正隆さんのエッセイ。
松任谷さんがここまで車好きというのは初めて知りました。
しかも毎月ユーモアたっぷりの文章で、
読むたびに笑ってしまいます。

ところで10月号の特集は「運転にも役立つ怒りのコントロール」です。
最近はroad rageという言葉も耳にするようになりましたよね。
rageとは「怒り」のこと。ではangerとどう異なるのでしょうか?
せっかくですので、類語を見てみましょう:

anger 「怒り」を指す一般的なことば
indignation 「不当な扱いなどに対し、正義感から来る怒り」
rage 手に負えない激しい怒り
fury 狂気に近いような激しい怒り

このようにランダムハウス英和辞典には出ています。

私は観ていないのですが、映画「ワイルド・スピード」の
原作名は"Fast and Furious"です。furyからfuriousは
来ていますので、相当のものなのかなと想像しています。

さて、特集に出ていたことで興味深かったことがあります。
少しご紹介しますね。

*怒りとは、自分が描いている「○○すべき」が
裏切られることで発生する

*怒りを抑えたいなら、怒りの対象から離れるべし

*大事なのは「相手とは少し違うけれど、まあ許せる」という
範囲を自分の中で広げること

*不幸せが幸せよりも増えないようにバランスをとることが大切

****

なるほど~。これは運転中以外でも大いに使えるヒントですよね。
参考になりました!

(「JAF Mate」2020年10月号 日本自動車連盟発行)
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映画監督・松本花奈さんのことば [日々の暮らし]

相変わらずフリーペーパーを頂くのが好きです。
先日出かけたのは都内の某ビル。
系列の不動産会社が出しているペーパーを頂いてきました。

そこで私の目にとまったのが、映画監督の松本花奈さん。
1998年生まれの若手の監督さんです。
初めて名前を知りました。

松本さんは小さいころから演技や映画に興味が
あったそうです。映像の世界に進もうと決めたのは
大学2年生のときでした。

自らが信じた道を進み始め、仕事が少しずつ
入るようになってからは、次のように自分に言い聞かせたそうです。

*「すべてが経験だから」と考え、どの仕事もお受けする

*複数の仕事がバッティングしてしまいそうなときは
「誰と一緒にやりたいか」を考えて選んだ

素晴らしいなと思いました。

特に後者の「誰と仕事をするか」というのは
とても大事だと思います。結局、仕事というのは
内容や金銭的報酬以上に、相手を信頼して一緒に仕事を
成し遂げていくことこそ、大きな喜びを人にもたらしてくれる
と私は思うのですね。

松本さんはまた、

「あれこれ理由をつけて感情を閉じ込めるより、
自分の直感を信じて、勢いで決める方が大事」

とも述べています。

今後は、

”どんなに最悪な日が続いても、この思い出だけ
あれば生きていける”

と思うような作品を作りたい、と述べています。

とても励まされるインタビューでした。

(「Interview Colorful Worker 映画監督 松本花奈」
『&Life-Biz』2020年1号 三井不動産発行)
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頑張りすぎも笑い飛ばす [日々の暮らし]

コロナで自宅待機が続いたあたりから、

「自分はどのように生きていきたいのか」

「自分の本当の価値観とは何か」

ということを考えるようになりました。

私なりに自分を分析してみると、

「頑張ること=生き甲斐」

という部分が強かったように思います。

勉強にしても人間関係にしても
「私さえ我慢して耐えて頑張れば、好転するはず」
という思いがとても強かったのですね。

勉強の場合、学習時間を増やして頑張れば頑張る程、
それは「成績向上」という形で現れます。

でも、人間関係というのは必ずしもそうはなりません。
相手にも感情があるからです。

一方、私の場合、「自分さえがんばれば」という思いが
強くなればなるほど、自分の本心に蓋をしてしまい、
それを見ないようにするという習性も出来上がってしまいました。

徹底的に頑張りぬくことができれば、つまり、
頑張りや忍耐を貫き通すことができるのであれば、
この方法は有効だと思います。

でも、私も感情を有する者ですので、そう簡単には
いきません。どこかで気持ちが爆発してしまいます。

そうなったときというのは、さらに自分を責めて
自己肯定感が低くなってしまうのですよね。

そのような自分のクセを最近、大いに見直しています。

そうした中、見つけたのが以下の動画。

「自分が悪い」「自分がダメ」という偏った考えを
「笑い」に変えている内容です。これを見て、「あ~、私もこういう
鬱陶しい性格だったんだなあ」と省みることができました。

というわけで、動画、楽しんでくださいね!

https://www.youtube.com/watch?v=ywp1vhWXKVc

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寄り添うということ [日々の暮らし]

私が敬愛する佐藤初女先生は、生前、次の言葉を
大切にしておられました。

*「面倒くさい」ということばを使わない

*奉仕はさりげなく、ふりむきもしないで

私は著作を通じてこの2つの言葉に出会い、
以来、自分も実践できるようにと心がけてきました。
まだまだ修行の身です・・・。

「奉仕」というと、どこかに出向いてボランティア活動をする
というイメージが強いですよね。でも私の中における
「奉仕」というのは、人に寄り添うことであったり、
人にかけてさしあげる言葉であったり、という意味合いの方が
強くあります。

随分前、人生で辛い状況に直面した時の事。
大学時代の友人が、

「紺ちゃん(←私の当時のニックネーム)、しっかりね」

と言ってくれました。「頑張って」でもなく、こまごました
センテンスでもなく、ひとこと「しっかりね」だったのです。
あのとき、電話口での彼女の声のトーンも間の取り方も
忘れられません。それぐらい、私にとっては救いの一言でした。

辛いときというのは、本人が一番辛いことを肌でわかって
います。そうした中、うわべだけの慰めというものには
かえって敏感に反応します。

私も経験があるのですが、表面的に同情されたときというのは、
かえってその方に対しての反発心すら抱いてしまうのですね。
もちろん、当人は私を思ってくれて、そういう言動をとったのであり、
悪気はなかったのかもしれません。

でも、悲しみのさなかで打ちひしがれている側にしてみると、
辛く思えてしまうのです。悲しみはむしろ深まり、
相手のデリカシーの無さに失望したりします。
それでも、心を寄せてくださった以上、その方に対して
良識人として、あるいは礼儀として「感謝」しなければならない。
そのジレンマに陥ります。

さらに自分の心の中は、こんな風になります:

「私の心が健やかなときであれば、ここまで
うがった見方はしないのに。せっかく同情してくださっているのに、
心の中でこんな風に思うなんて。自分は何てひねくれた性格だろう。」

苦しみの最中、表面的な同情をされてますます心が落ち込んでしまう。
相手に対してモヤモヤ感を抱いていることや、ただでさえ
大変なのに、こうした件で心を落ち込ませている自分が情けない。

そう感じて、ますます自分を責めてしまうのです。

「人に寄り添う」というのは、

黙って相手を受け入れて支えて寄り添うこと。

相手の涙も発言もすべて丸ごと受け止めること。

つまり、寄り添う側の全人格が現れるのだと思います。

初女先生は、全身全霊で悩める人を受け止めておられました。

先生が亡くなられて数年が経ちました。
生前の先生にお目にかかれる機会を持てたのは幸いでした。
私自身、ことばを生業としているからこそ、
相手に寄り添う際のことばを丁寧に心がけたいと思っています。
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気持ちの上げ方(日経マガジンより) [日々の暮らし]

日経新聞を自宅で購読しているのですが、不定期で
入ってくる冊子があります。"The Nikkei Magazine Style"
というタイトルです。

この中でとても励まされる文章があったので、
ご紹介します。お一人目はエッセイストの松浦弥太郎さん。
もう一人はスタイリストの大草直子さんです。

いずれの文章も、コロナの世界で生きる中、
どのようにすれば気分が上がるかというヒントが
盛り込まれています。

松浦弥太郎氏:

*「服はコミュニケーションツール」

*大事なのは清潔感。「頭の先から靴の先まで清潔であることの
気配りを忘れてはならない。」

*「身ぎれいに努めることで、いついかなる時でも、
対人関係で臆することのない自信を備えておく。」

大草直子氏:

*自粛期間中に仕事が減る恐怖を感じた。だからこそ、
仕事やお金の大切さを実感した。仕事への感謝を表す意味で、
「凛としたもの」を着た

*「仕事へのスイッチがシャツだとしたら、気持ちに寄り添って
くれるのがジュエリー」

*「服の力を借りて、日常にワクワクできる自分のための
ドラマをつくることも大事」

*****

装いや身だしなみというのは、一見ささやかですが、
丁寧に取り入れることで自分の気持ちも前向きに
なれるのですよね。とても貴重なアドバイスを得ました。

("The Nikkei Magazine Style" 2020年9月20日発行)
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第232回は dog-whistle(特定の人たちだけがわかる)というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/19098.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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幸せの場に自らを置く [日々の暮らし]

コロナの状況下が続いています。ニュースを見れば、
新規感染者数や死者数の統計が連日目に入ります。
これが日常になったとはいえ、異常事態であることに
変わりはありません。移動の制限は続きます。
いくらバーチャルでつながれるとは言え、
リアルでの接点が減ってしまいました。それにより
さみしさや不安感を抱いている人は多いと思います。

私が指導している大学や通訳スクールも、
10月から本格的に学期が始まります。今学期もオンラインです。
なるべく私の授業ではオンライン上のグループワークをさせて
横のつながりを持てるようにしているのですが、
やはり画面上では限界があります。

対面授業であれば、廊下を歩きながら、あるいは、キャンパスの中で、
または学食でという具合に、何気ないシチュエーションで人と人の
交流を図ることができます。ちょっとした会話、視線、
ボディランゲージなどだけでも人は癒されます。
仲の良い友達同士であればハグをしたりタッチをしたりという具合。
同じ空気を吸う、ぬくもりを感じることというのは、
人間に多大な安心と癒しを与えてくれます。
でもそれがコロナによって奪われてしまった。
リアルタイムでつながることができても、この部分の欠如は
とても大きいと私は思うのです。

そうした中、どうすれば自分の心を上向きにできるのでしょうか?

私自身、それを試行錯誤しています。

人によっては音楽や絵画、自然の光景などから安寧を得られる
でしょう。オンラインであってもホッとできるから大丈夫、
という方もいるはずです。

私は自分がことばの仕事をしているためか、こうした
状況下で一番感銘を受けるのが、やはり「ことば」なのですね。
名言であったり、著名人のインタビューであったり、
あるいは街中で耳にする誰かの会話であったり、という具合。
そこから光が差し込んでくる、ということがよくあります。
よって、ことばへのアンテナはしっかりと立てておきたいと思います。

先日感銘を受けたのは、次のことばでした:

「何でも前向き・即実行という人たちと暮らしていると、
高揚感=幸福感が身を包み(以下省略)」

この文章を綴ったのは、南極料理人を務めた西村淳さんです。
南極観測隊の皆さんがいかに前向きで行動力があるかを
記したものです。

コロナという時代に生きるからこそ、「前向き」でありたいと
思います。迷っているぐらいなら「即実行」を心がけて
気持ちをアップさせたいと思います。

生きていると、ついつい世間の常識や古い考えに引っ張られてしまいます。
「即実行=他者に迷惑をかけるのでは?」という恐れもあるでしょう。

でも、それで自分を落ち込ませて立ち往生するぐらいなら、
前向きな自分の気持ちを信じて、実行する方が良いと私は感じています。

(「幸せってなんだろう」vol.34 西村淳
『JAF Mate』2020年10月号 日本自動車連盟)
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トランプ大統領国連総会演説の同時通訳を担当いたしました [掲載]

2020年9月22日火曜日・日本時間夜に行われた
米国トランプ大統領の国連総会演説の同時通訳を担当いたしました。
テレビ東京の「ワールド・ビジネス・サテライト」では一部が放映されました。

一方、ノーカット版がYou Tubeにアップされており、
同時通訳が開始するのは51:47あたり、私の担当は54:27頃からです。
2名体制で担当させていただきました。

https://www.youtube.com/watch?v=kxcQ03-MYzc

どうぞよろしくお願いいたします。
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見かけ?中身? [日々の暮らし]

紙の新聞をデジタルの時代でも今なお愛読するのは、
思いがけない出会いがあるためです。

たとえば新聞広告。

最近の新聞の電子版は、紙新聞と同じレイアウトで
見ることができます。でも、やはり私の場合、
紙新聞をペラペラとめくりながら、ふと
目に入ってきた広告から色々と考えさせられることが
あるのですね。

先日の事。日経新聞の1面にあった本のタイトルに惹かれました。

「迷ったら声で決める!」

著者はボイストレーナーの清川永里子さん、
出版社はさくら舎です。コピーには
「あなたは一瞬のうちに声で判断されている!!」です。

私のようにメディアに声を載せたり、
講師として人前に立つような仕事をしていると、
このような本は実に重宝します。私自身、自分の
発声には改善の余地ありと思いながら仕事をしています。
ですので、ぜひ上記の本は手に取って読みたいと思っています。
楽しみです。

確かに今の時代は外見が仕事をしていく上でとても
大きなカギを握ります。やはり清潔感がある人の方が
信頼が持てますし、小声の人よりハッキリ話す人の方が
意思疎通ができます。昔の日本であれば「人は外見よりも
中身」という考えが強くありましたが、欧米の
プレゼンテーションが注目されたり、
オンライン会議でどのようにすれば信頼される見せ方を
スクリーン上でできるかが雑誌に取り上げられたり、ということを
見ると、やはり見た目も大事なのですよね。

ただ、見た目「だけ」とも言えないなあ、と個人的には感じています。

と言いますのも、私の敬愛する指揮者のマリス・ヤンソンス氏など
話し方はその優雅な指揮ぶりとは正反対なぐらい、
言いよどみがあったり、声自体がかなりの濁声(ファンの方、
スミマセン・・・)だったりします。でもマエストロの
奏でる音楽は最高級です。

他にも、カリスマ講師と言われる人たちが全員、
感じのいい声かと言うと、そうではなかったりもします。
You TubeやTEDを見てみても、そう感じます。
そうなるとやはり「中身」、特に私が重視したくなるのは
「人格」と「信頼性」なのですよね。

先の本のコピーには「感じのいい声・力強い声はつくれる」と
ありますが、感じが良かったり説得力があったりしたと
しても、話がうわべだけだったり、心がこもっていなければ
それは相手に伝わりません。そのままでは話し手の自己満足で
終わってしまうでしょう。

そうなると、やはり大事になってくるのは、その人の持つ
人格と人間性に尽きると思います。それにプラスアルファで
声や身だしなみなども伴って来れば、最強なのでしょうね。
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