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書家・紫舟さんのことば [日々の暮らし]

先日読んだ雑誌のインタビューで興味深いことばに
出会いました。書家・紫舟さんのことばです。

紫舟さんは、かつて会社員を務めておられました。
しかし意を決して退職され、その後100日間、
自らの人生をじっくりと見つめ、その結果、
選んだのが「書家」という仕事だったそうです。

紫舟さんは、以前はとても飽きっぽい性格で、
面倒くさがりだったそうです。しかし、とある方との
出会いにより、その方にたしなめられて
気持ちを入れ替えたのだそうです。

「この日から私は、飽きっぽさ、諦めやすさ、
面倒臭がりの三つをすべて手放しました。」

と述べています。

一方、作品作りに関しては、あえてスマホの電波も
入らないような場所へ行き、そこに籠ってひたすら
集中するのだそうです。そのことについては
次のように語っています:

「目の前の一つの大切なことだけに意識を集中させて
やり遂げる、一つずつを完了させていくことが、
結果的に効率も質も高く、驚くほどの短時間で完了させることができた」

今の時代、マルチタスクが良しという風潮がありますよね。
けれどもやはり大事なのは、「今、ここ」にあることに
目を向けて、全力を注ぐという事なのでしょう。

実に励まされる記事でした。

(「JS PLUS」2020年Vol.55、日本総合住生活株式会社発行)
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