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母娘関係 [日々の暮らし]

1週間ほど前に、担当しているコラムにて私と母との関係を
綴りました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/18893.html

アップした後にいくつかフィードバックを頂き、とても励まされました。
と同時に、私同様に実母との関係で心を痛めておられる方、
苦労されてきた方々がいらっしゃることを改めて感じました。
少しでもあの記事がみなさんのお役に立てればと願っています。

かつて母との関係を試行錯誤していたころの私は
精神的に非常に不安定でした。

唯一の慰めは「仕事」だったのですね。
頑張って勉強すればするほど、英語のチカラは伸びますし、
通訳現場でもそれが発揮できます。たとえ訳出に苦労したと
しても反省してまた復習すれば、それがかならず自分の
血肉になります。

そう、勉強というのは実に正直者。
こちらの期待に忠実に応えてくれるのです。

でも、ひとたび仕事現場を離れれば、また母との思いで
どんよりする精神状態になっていました。
それは「自分自身の疲労度」と連動していました。

当時は、以下のようなサイクルになっていたのです:

「母のことを考えたくないから通訳の予習を頑張る。
睡眠時間を削ってでも勉強する。
  ↓
緊張感ある通訳現場で、思いのたけをぶつけて(?)訳出する。
言ってみれば「ランナーズ・ハイ」状態を味わう。
  ↓
業務終了時の達成感を満喫する。
  ↓
仕事後しばらくすると疲労がドッと出てくる。
  ↓
ささいなことでお悩みスイッチがオンになる。
  ↓
母のことを考えて憂鬱になる。
  ↓
冒頭のふりだしに戻る」

こんな具合でした。

これでは体に良いわけがありませんよね。
でも、私はこのサイクルを何年も何年も繰り返していたのです。

解決に向けた試みは、自分なりに色々とやってみました。
カウンセリングに通ったり、母娘関係に関する本を読んだりしました。
日記をつけたり、ネットにブログを開設して書き込みを
したこともあります。私の場合、昔から「書くこと」が好きでしたので、
これはかなり有効でした。特にブログの場合、同じような
体験者がおられますので、遠方に住む見知らぬ方から
コメントを頂けたことは、大いに励みとなりました。

一方、身近な人に相談もしてみました。これも自分の
苦しい思いで押しつぶされないようにする上では有効でした。
ただ、目の前の人が自分と同じ体験者とは限りませんので、
真の意味で共感して頂くことには限界があったと思います。
そういう観点からすると、ブログの方が私には良かったのでしょうね。

私の場合、今現在、母との関係がきれいに解決したとは
言い切れません。私も人間ですので、体調の良い時は
受け流せても、疲れていたり、他に不安を抱えていたりすれば
母の言動を深読みしてくたびれることがあります。

でも昔ほどダメージはなくなってきたと思います。

明日は、どのようにして私なりに負担を減らせたかをご説明しますね。
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