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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2020年9月14日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「世界最長寿の夫婦 合わせて214歳」です。

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2009/14.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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応援者 [日々の暮らし]

以前、知り合いがこのような話をしてくれました。

その時に携わっていた仕事が思いのほかしんどくて、
その思いを両親に吐露したのだそうです。
慣れない仕事だったこともあり、人間関係の複雑さもあいまり、
通勤も大変だったとのこと。そんな話を家でしたそうです。

ところがご両親は、

「でも○○はこうだから、△△なんじゃない?」

「あなたはそう考えているけれど、××さんは
こうだったのだと思うよ」

「大変よね。でもきっと○○すれば□□になるよ」

という反応だったそうです。ご両親は
自分が話したこと一つ一つに対してとてもポジティブに
とらえて、その思いを言葉にして返してくださったのだそうです。

「せっかく入った会社だしね。しかも親にしてみれば
私のその時の感情というのは一時的に見えたんだろうね。
だから何としてもポジティブな解釈をして、私を
励ましたかったんだと思う。」

そのように言っていました。

私にも経験があります。

どうしても辛くて悩みを打ち明けるも、「でも、○○なんじゃない?」
という反応が返ってきたことがあるのですね。
きっとその時に私のことを何としても励ましたかったのだと
思うのです。それ自体はありがたいことだと思います。

でも、振り返ってみると、当時の私はただ純粋に
「共感してもらいたかった」だけだったのだと思うのですね。

「そうよね、辛いよね。」

「そんな中、よく頑張っているよね。」

という風に言ってもらいたかったことがあるのです。
「大変な中、私は何とか生きている。
だからそれ自体を認めてほしい」という心境だったのですね。

私が敬愛する佐藤初女先生は、悩める人を前にした時、
ただひたすら誠意を持って真正面から聴くということを
なさっていました。コメントもしない。評価もしない。
心を込めて聴くことを心がけておられたそうです。
なぜなら先生は「答えはその人が持っている」と
思っておられたからです。

応援者というのは、その人のありのままの姿を受け入れ、
寄り添うことなのだと思います。

先の友人は、両親に応援者になってもらいたかったのでしょうね。
本来の理想は、自分の家族に応援者になってもらうこと
だと思います。

でも、残念ながらそれが叶わなかったとしても、
世界の中には必ずどこかに応援者がいる、
というのが私の考えです。

他人事にせず、その人に寄り添う。

それが本当の応援者だと思います。
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変わる、ということ [日々の暮らし]

先日の事。スマホで電話を終えてふと画面を見ると
「通話時間03:00」と出ていました。
3分間話していたのですね。

3分と言えば、昔の電話料金をご存知の方なら
「3分10円」という数字を思い浮かべることでしょう。
かつて日本の公衆電話は市内通話をした場合、
10円で3分間話せていたのです。

今や公衆電話の数も減りましたし、それどころか
自宅の固定電話も使わなくなりつつあります。
ほとんどがメールかLINEで済んでしまうのですよね。

そう考えると、技術の進歩というのは本当にめざましいなあと
思います。時代が変われば技術も変わる。
価値観も変わってくるのです。

と同時に、人間というのも「進化し続ける生き物」ですので、
その人その人がそれぞれのペースで成長して
いっているのですよね。自分が読んだ本、見聞したこと、
出会った人たちなどによって、生き方や価値観も
変わってきます。

そのことは、その人の人間的進歩という観点から
とらえれば、とても喜ばしいことなのだと思います。
同時に、自分自身も進歩していたいと思いますので。

あとは、それぞれの進歩と進化が、どう社会の中で
共存できるかなのでしょう。

技術の進み具合。
人間の進み具合。

人は機械ではありませんが、こうして変容を遂げていく
というのはなかなか面白い生き物だなあと思います。
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