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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]


以下の放送分の翻訳と解説を担当いたしました。

2021年8月31日「香港市民 1年で9万人超が海外移住」

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2108/31.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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Earth, Wind & Fire [日々の暮らし]


昨日に続いて今日もCNNのコンサートの話題です。

ジャーニーの後、しばらくしてアース・ウィンド・アンド・ファイアーが
登場。こちらも大好きなグループです。残念ながら数年前に
ボーカルのモーリス・ホワイトが亡くなってしまったのですが、
今も別のメンバーを迎えて現役で続けています。

この日、披露されたのは"September"という曲。
お気に入りのメロディです。通訳ブース内はまたもや
「個人貸し切りカラオケルーム」と化しました。

が、歌い始めて「あ、でもこの曲、うろ覚えかも」
ということに気づき、慌てて備え付けPCでlyricsサイトを
検索。目の前のテレビ画面から流れるライブ映像と、
デスク右側に設置されたPC画面上の歌詞を行ったり来たりしながら
歌いました。

そのときに改めて思ったのが、自分の耳コピがいかに
いい加減であったか、しかもそれを信じて疑わず
長年歌い続けてきた、ということです。

たとえば、サビの部分で

"Ba-dee-ya"

という語が出てくるのですが、私は勝手にこれを

"Holdin' on"

と歌っていたのですね。数十年ぶりの気づきとなりました!
さらに気になったので意味を調べたところ、
同じように疑問に思う方がたくさんおられて、
「知恵袋」がトップに出てきました。ちなみに答えは
単なる「ラララ」に相当するようなものなのだとか。

それにしてもオリジナル映像↓

https://www.youtube.com/watch?v=Gs069dndIYk

立っている本人の姿が後ろの方にどんどん重なっている
カメラワーク、思い切り70年代です。
確かQueenのMVでもこのテクニックを使っていたような。
一方のEWFメンバーの衣装もなかなかの見ごたえです。

70年代洋楽、やはり素晴らしい!
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ジャーニー [日々の暮らし]


先日、CNNのシフト日にコンサート中継が放映されて
いました。"We Love NYC: The Homecoming Concert"というイベントです。
Journey, New York Phil, Barry Manilowなど錚々たるアーティストが
出演するという、数時間にわたるコンサートでした。

私は子どもの頃から洋学が好きでしたので、昔聞いたことのある
曲が出てきたのは嬉しかったですね。最近のアーティストも
出ていたのですが、むしろ注目していたのは70年代から90年代の
アーティストでした。

中でも嬉しかったのは、久しぶりにジャーニーの
ライブ映像を見られたこと。私はスティーブ・ペリー時代の
ジャーニーが大好きだったのですが、スティーブが
脱退してからはバンド自体が低迷し、私もあまり
聴かなくなっていました。ところが数年前、
日本武道館でジャーニーの来日コンサートがあることを知り、
慌ててチケットを購入。正直なところ、そのときは
「新しいボーカルでスティーブ並みの人はいないのでは?」
と思っていたのです。

けれども、事前予習をしながらこの考えが間違っていたことに
気付かされました。現ボーカルのアーネル・ピネダは
フィリピン出身。貧困の幼少期を過ごし、路上生活も
したことのある苦労人です。現地のバンドでジャーニーの曲を
歌っていたところ、ジャーニーのメンバーである
ニール・ショーンが偶然にもアーネルの動画を
You Tubeで見つけ、本人にコンタクト。アーネル自身は
いたずらメールだと思っていたそうですが、友人に説得されて
オーディションに行き、晴れてリード・ボーカルとなったのでした。
こうした背景を知り、動画を見た後に武道館で観たライブは
圧巻でしたね。

そして久しぶりのCNNでのライブ映像!アーネルの髪型は
短くなっており、懐かしの曲を2つ("Any Way You Want It"と
"Don't Stop Believin'")を披露してくれました。

ちなみにこの時の私は同通ブース内で完全にカラオケ状態。
いつもであればマイク・スイッチが「オン」になっていることを
何度も確認してから放送通訳をしていますが、この日ばかりは
「絶対にオフ!さもないと私の歌声が入ってしまう」という
状況でしたので、マイクを手で押さえながらひたすら
歌っていました。隣室のディレクターさんからはガラス越しに
丸見えでしたが、「『今』は『今」しかない!だから
歌う!!」というマインドでした、ハイ。

いつもであれば放送通訳現場というのは、同時通訳で
かなり消耗するのですが、この日はいつまでもブース内に
留まりたいと思ったほどでした。

ちなみに2012年の映画"Don't Stop Believin':
Everyman's Journey"というドキュメンタリー作品は
見ごたえがあります。アーネル主演、ジャーニーの
ツアーなどを追いかけたものです。ジャーニーをあまり
よく知らない方にも、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。

・・・と書いたのですが、Amazon Primeでは現在観られず。
ただ、予告編だけは視聴可能ですので、よろしければぜひ!!
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ストレスについて [日々の暮らし]


先日、目黒駅で東急電鉄の広報誌「SALUS」を
手に入れました。フリーペーパーです。
9月号の特集は「ストレス」でした。
重要なポイントが色々とありましたので、
備忘録としてこちらに書きますね。

*ストレスは「気合」では対処できない

*ストレスをあえて見なかったり無かったことにしたり
するのはかえって良くない。むしろ存在を
認めた方が早く立ち直れる

*ストレスを文字にしてみることで回復が早まる

*ただし言語化した際、自分に「ダメ出し」をしないこと。
「自分はこういう性格なのだ」と客観的にとらえること

*自分で自分をねぎらう。気分転換などは
「自分を助けるためにやっている」と意識する

*原因を一つに絞るとかえって悪循環の思考になる

*開き直ることも大切

*子どもが親に愛情を求め、心を満たすことを求めるように、
自分も自分の心を満たしてあげる

*頭の中の思考は頭の中の考えに過ぎない

*辛いときは自分の手足をさすったり、心地よい感触のものを触る。
良い香りのものをかいだり、温かいものを飲む

*気晴らしは逃げではない。気晴らししてから問題解決すれば良い

*一気に何かをやろうとせず、細かく分解して少しずつ取り組む


****

このような感じです。とても参考になりました。

(「SALUS」2021年9月号 Vol. 246、東急株式会社発行)
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心の落ち着け方 [日々の暮らし]


毎週欠かさず愛読している日経新聞火曜朝刊連載の
「こころの健康学」。執筆者は認知行動療法の専門家で
あられる大野裕先生です。8月24日のタイトルは、
「目を閉じて取り戻す自分」でした。

今回はコラムの冒頭から嬉しくなりました。
と言いますのも、先生がCNNの番組を紹介されていたからです。
番組、というよりはCM中に流れる30秒間の動画です。
"30 second vacation"というタイトルで、世界各地の
観光地を映像で流し、美しいBGMとともに
画面上にはその場所の説明が英語で表示されるのですね。
先生はこの番組について、

「静かでおだやかな音楽を聴きながら
ボンヤリと映像を眺めているとホッと一息つけて、
こころが楽になる」

と書いていらっしゃいます。

実はこの映像が流れている間というのは、私たち同時通訳者に
とっても一息つける時間です。ニュース番組を
放送通訳者は30分交代で訳しているのですが、
その30分間の間に2,3回CMタイムがあります。
日本の視聴者向けのCMもあるのですが、全世界共通の
映像が流れるときもあります。このCMタイムに私たちは
水を飲んだり、次のニュースについて大急ぎでネット検索
したりしているのですね。

同時通訳は脳を酷使します。座り仕事でありながら、
シフト終了時には疲労困憊です。よって、本番中で
あってもCMなどの合間で脳を休ませねばなりません。
"30 second vacation"は大野先生同様、私にとっても
リラックスできる瞬間です。ちなみにCNNでは観光地だけでなく、
"30 seconds of calm"という映像と音楽のみの動画もあります。
気になる方はぜひ動画検索してみてくださいね。

最後に大野先生の文章を一つ。

「目を閉じるだけでこころは落ち着く」

このように書かれていました。なぜ目をとじるだけで
落ち着くのでしょうか?それは今の時代、
日常生活において私たちはあまりにも多くの情報に
晒されているからです。「一時的に遮断すると、
こころにゆとりが生まれる」とのこと。

そうですよね。私も意識していきたいと思います。
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]


第254回は run a tight ship (きちんと管理している)
というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/21649.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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ステレオタイプ [日々の暮らし]


数か月前、指導している大学で学生たちに
「『紀要』を1冊借りて、読んだ感想を翌週の授業で
30秒で発表する」という課題を出しました。
「紀要」とは大学が発行している査読付きの学術論文集です。
各大学が出しており、先行研究や参考文献リストなどが
充実した論文を掲載しています。

この課題における私の狙いは「論文集の全読」ではありません。
むしろ「全部読まなくて良い。むしろパラパラとめくる
だけで良い」と伝えました。私がめざしていたのは、

*「紀要」という出版物がこの世にはある、ということを知ること

そして、

*斜め読みしてみて何か一つでも注目点があればそれで十分

ということでした。その作業を通じて学術論文に
親しむきっかけを得てほしかったのです。

毎回、学生へ課題を出した際には私も同じ課題に取り組みます。
ですので、私も図書館から某大学紀要を借りました。
その中に出ていた論文に五輪関係のものがあり、タイムリーでした。

そこに書かれていたのは、五輪におけるマスコミによる
選手の描写方法でした。たとえば女子選手たちに対して
「○○界の三姉妹」「△△界の女王」など、女性性を
強調するような単語が使われているケースが男子選手と比べると
多いのだそうです。なるほど、と思いました。

以来、私も色々な媒体やCM、キャッチコピーなどに
注目しています。先日手に取ったフリーペーパーには
「いつもがんばっているママにも息抜きを」といった
文章がありました。託児付き某サービスの紹介だったのですが、
これを読んだ私は、「うーん、でも最近はお父さんたちも
育児、頑張っているのになあ」と思ってしまいました。

もちろん、あまりにも色々なことを画一的にとらえすぎると、
ギスギスしてしまいます。でも、ジェンダーやステレオタイプなど、
時代の変化とともに考えていく必要があると私は思っています。
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指揮? [英語]


通訳者を目指していたころ、「日常生活の中でも
訓練はできる」と考え、色々と試行錯誤していました。
たとえば、店名や自販機の商品名を日英・英日に変換するのも
その一つです。コンビニの「家族商店」、カフェの「星金」、
自動車の「一般自動車」、携帯の「柔らか銀行」、
缶コーヒーの「上司」、という具合です。
結構私にとっては楽しい作業で、訳しながら一人吹き出して
しまうこともありました。

そうした習慣が今でも続いているのでしょう。
食品パッケージの原材料名もつい読み解きたくなりますし
(これは訳出ではなく、純粋に好奇心)、
お客様相談室のフリーダイヤルのごろ合わせを
究明したくなります。先日、とあるパン・メーカーの
番号が0120-084-835と書かれており、
「ん?これは『おはよう、パ〇コ』のはず」と
確信しました。「3=スリー」から来ているのでしょう
(と言いつつ、正解は確認していませんが)。

というわけで、目から入って来る情報についつい
惹かれてしまうのですね。

先日、とある美術館へ出かけた際、持ち物の
チェックがありました。いわゆる「手荷物検査」です。

で、そこに書かれていた英語表示が、

"Bag Inspections are Conducting"


だったのです。確か日本語表示は「手荷物検査実施中」でした。

うーん、conductを使いたいのはわかります。でもここで
どうしてもその単語を用いたいのであれば、

"Bag Inspections are being Conducted"

とすべきでしょう。"... are conducting"の場合、
私の頭の中に描かれたのは・・・

「数々のデザイン、そして大中小のサイズのバッグが
サントリー・ホールのような立派な舞台にあがっており、
そこでバッグちゃんたちが一斉に指揮棒を振っている」

という光景なのですね。conductは「指揮をする」ことでも
あるのです。

なお、「手荷物検査」は"Bag Check In Progress"と言います。
でもこうして文字にしなくても、ピクトグラムで十分
通じます。試しにsecurity bag searchで画像検索を
してみてください。とても分かりやすい絵が出てきます。
せっかくこの間の東京五輪でピクトグラムが注目されましたので、
日本も中途半端な英語表示より、図示表示がもっと
洗練されたらと思います。
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オランダの窓 [日々の暮らし]


数週間前にテレビの旅番組でオランダのアムステルダムが
取り上げられていました。アムスは私が幼少期に
暮らした街です。

その中で、「オランダの住宅は窓にレースのカーテンなどを
つけず、中が見えるようにしている」という場面が
ありました。そのことについて、日本のレポーターは
驚いていたようです。

でもオランダだけでなく、その後暮らしたイギリスも
やはりレースのカーテンは使っていなかったのですよね。
よって、確かに防犯上からすれば不安にもなりそうですが、
中を見られても恥ずかしくないように部屋の中を
整えることや、家の窓から外の光景が見えることで、
部屋に空間的な奥行きができることなど、
メリットは色々とあると私は感じています。

私自身は自宅だけでなく、電車に乗っているときも窓の外を
眺めるのが好きです。今でも機会があれば電車の
先頭車両に乗りますし、地下鉄の真っ暗なトンネルであっても、
運転手さんが見ている先方を一緒に見るのが楽しみです。
こうなると「趣味」なのでしょうね。

ところで先日、「新型車両を牽引する貨物列車」を偶然見かけました。
こうしたレアな光景ほど嬉しくなります。
「どこの路線かな?」と想像するだけでワクワクしてきます。
でも「ワクワク感」だけで終わらせるのはもったいなかったので、
早速検索!調べたところ、JR東日本の宇都宮線・日光線向けの
新型E131系でした。ラッキー!!

・・・さらに気になったので「E131」の頭文字Eを
調べたところ、JR東日本の東(East)から来ていました。
おそらく専門家からすれば一般常識だと思うのですが、
素人として新しいことがわかると、がぜん嬉しくなります。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第505回がアップされました。
タイトルは「本当の強さとは」、書籍紹介は
「小さなことに左右されない『本当の自信』を手に入れる9つのステップ」
(水島広子著、大和書房、2013年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/21642.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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