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節目から考えたこと [日々の暮らし]


私の誕生日の「日にち」は15日です。数か月前にまた一つ
年を重ねました。その後、「15日」が来るたびに、
「あれから○○か月経ったのね~」と感慨深く思います。
一方、家に掲げている日めくりカレンダーも、あっという間に
折り返し地点を過ぎ、残り少なくなってきています。
冷蔵庫の年間カレンダーには該当月にいつもシールを貼っているのですが、
こちらも「シールのない月」は残り4か月となりました。
そう、2021年の3分の2が終わりつつあるのです。

こうして月日や節目を意識するたびに、人生は有限なのだなと
つくづく思います。ニュースでは「既往症もない
30代や40、50代の方がコロナで亡くなった」という
悲しい報道も流れています。よけいに「今という瞬間を
大切にせねば」と感じます。

かつて私は「自分一人で頑張って切り抜けること」が
絶対的に正しいと思っていました。今でもその習性が
抜け切れたわけではありません。大変な状況が
目の前にあっても、「自分さえ頑張れば」「私が
我慢すれば」という感じだったのですね。
それだけに、うまくいかなかったときというのは、
自分の努力があまりにも足りなすぎるからだと
自らの非力を責めては落ち込んでいたのです。

愛読している「メトロポリターナ」誌に連載中の
千代里さんが、以下のように書いておられました:

「あれもこれもしようとしないで、
それは本当に必要でやりたいことか考えて、厳選する。」

「できない自分も認める。」

生きる時間には限りがある、ということ。
ならば、うそや偽りや表面的なことで自分を追い込んだりせず、
自分自身をありのままに受け入れる、ということ。

そのようなことを感じたのでした。

(「お多福美人講座」『第70回 寝る勇気』
「メトロポリターナ」2021年8月号、vol.222)

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