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ジャーニー [日々の暮らし]


先日、CNNのシフト日にコンサート中継が放映されて
いました。"We Love NYC: The Homecoming Concert"というイベントです。
Journey, New York Phil, Barry Manilowなど錚々たるアーティストが
出演するという、数時間にわたるコンサートでした。

私は子どもの頃から洋学が好きでしたので、昔聞いたことのある
曲が出てきたのは嬉しかったですね。最近のアーティストも
出ていたのですが、むしろ注目していたのは70年代から90年代の
アーティストでした。

中でも嬉しかったのは、久しぶりにジャーニーの
ライブ映像を見られたこと。私はスティーブ・ペリー時代の
ジャーニーが大好きだったのですが、スティーブが
脱退してからはバンド自体が低迷し、私もあまり
聴かなくなっていました。ところが数年前、
日本武道館でジャーニーの来日コンサートがあることを知り、
慌ててチケットを購入。正直なところ、そのときは
「新しいボーカルでスティーブ並みの人はいないのでは?」
と思っていたのです。

けれども、事前予習をしながらこの考えが間違っていたことに
気付かされました。現ボーカルのアーネル・ピネダは
フィリピン出身。貧困の幼少期を過ごし、路上生活も
したことのある苦労人です。現地のバンドでジャーニーの曲を
歌っていたところ、ジャーニーのメンバーである
ニール・ショーンが偶然にもアーネルの動画を
You Tubeで見つけ、本人にコンタクト。アーネル自身は
いたずらメールだと思っていたそうですが、友人に説得されて
オーディションに行き、晴れてリード・ボーカルとなったのでした。
こうした背景を知り、動画を見た後に武道館で観たライブは
圧巻でしたね。

そして久しぶりのCNNでのライブ映像!アーネルの髪型は
短くなっており、懐かしの曲を2つ("Any Way You Want It"と
"Don't Stop Believin'")を披露してくれました。

ちなみにこの時の私は同通ブース内で完全にカラオケ状態。
いつもであればマイク・スイッチが「オン」になっていることを
何度も確認してから放送通訳をしていますが、この日ばかりは
「絶対にオフ!さもないと私の歌声が入ってしまう」という
状況でしたので、マイクを手で押さえながらひたすら
歌っていました。隣室のディレクターさんからはガラス越しに
丸見えでしたが、「『今』は『今」しかない!だから
歌う!!」というマインドでした、ハイ。

いつもであれば放送通訳現場というのは、同時通訳で
かなり消耗するのですが、この日はいつまでもブース内に
留まりたいと思ったほどでした。

ちなみに2012年の映画"Don't Stop Believin':
Everyman's Journey"というドキュメンタリー作品は
見ごたえがあります。アーネル主演、ジャーニーの
ツアーなどを追いかけたものです。ジャーニーをあまり
よく知らない方にも、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。

・・・と書いたのですが、Amazon Primeでは現在観られず。
ただ、予告編だけは視聴可能ですので、よろしければぜひ!!
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