今、とにかく今

晴れの日が続いていますね。日中の温度は30度台後半と
かなり暑くなります。よって、朝早めにお散歩に
でかけるように心がけています。

歩いていると色々な気づきがあります。
「あ、春のお花が咲いた！」「そろそろ柿の季節」
「車を買い替えたのね」という具合に、微妙な変化も
目に入ってきます。

こうした「ほのぼの系の気づき」であれば良いのですが、
いつもそうとは限りません。なぜか急に「思い出したくも
ないこと」が記憶の底からよみがえってきたり、
「まだ起きてもいない将来のこと」を考えて
不安になったりもします。要は色々な考えが頭の
中を駆け巡る、というのが「歩くこと」がもたらす一つ
でもあるのかもしれません。

そうした雑念を思い出して、「ま、いっか」「大丈夫」と
考えにピリオドを打てればそれに越したことはありません。
でもグジグジとエンドレスに考え始める自分がいるのも
事実です。

そうなると、さあ大変。なかなか払拭できなくなります。

そこで最近は、そうした思いが浮上した際には、
あえて「今、とにかく今」と声に出します。

「今、自分は歩道の上を歩いている」

「お花の香りがする」

「空から飛行機の音が聞こえる」

という具合に、目の前のこと「だけ」に集中するのです。
視覚、嗅覚、聴覚など、すべてを総動員します。
そのようにすると、先程のモヤモヤした考えは
一旦脇に置くことができるのですよね。

もちろん、生きていれば「考えねばならないこと」は
色々とあるわけで、そうしたことから目を背けてばかり
いては進展しないこともあります。

でも、あえて「今」に意識を集中させることで、
とりあえず目の前の「命」と「幸せ」を感じることは
出来ると思います。