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ミャンマー [日々の暮らし]

たまたま立ち寄ったお店で、好みの色のTシャツを発見!
私は明るい色が好きなのですが、最近はアースカラーが
多く、なかなかお気に入りカラーに出会えないのですね。
よって即断即決で購入しました。ちなみに在庫一掃セールだったため、
価格は驚きの990円。申し訳ないぐらいのお値段です。
カフェ代金よりお手頃・・・。

帰宅してすぐにタグをハサミで切りました。
ちなみに私は家に帰ってきたら即効でタグは切ります。
なぜならそのまま切らずにクローゼットに入れてしまい、
宝の持ち腐れと化した苦い経験があるからです。

いつもであればタグは即ゴミ箱行きなのですが、
この日、ふと目をやると、

「原産国 ミャンマー」

と書かれていました。

思わず「うーん」と考え込んでしまいました。
というのも、数週間前、ミャンマーの民主化に関する
セミナーの通訳を請け負ったからです。今年2月に
クーデターが発生して以来、多くのミャンマー人は
大変な状況に置かれています。現地の方々だけでなく、
世界各国に留学や仕事をしている人たちも同様です。
数日前には、アメリカの国連ミャンマー大使への
暗殺計画があったことも明らかになっています。
島国・日本からは海の向こうの国に思えてしまいますが、
今、この瞬間も多くの人々が苦しい状況にいるのです。

タグには「綿100%」とあります。

このコットンはどこでとれたのかしら?
ミャンマー国内のどの町で、どんな工場で、どういう人たちが
これを作ったのかしら?

数年前であれば、衣類の多くは中国産でした。
しかし、現地の人件費が高騰したため、今は
中国以外の地域で作られるようになっています。
ミャンマーもそうした国の一つなのです。

私が購入したこのシャツはクーデター前に作られたのか、
それとも後なのかはわかりませんが、状況的に見れば
おそらく2月以前だと考えられます。

今後、中国以外の国々、たとえばベトナムやミャンマーなどでも
人件費が上がった場合、次はどこの国で服は
作られるようになるのか。

そんなことを考えさせられました。
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