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中国論文 [日々の暮らし]


8月11日の日経新聞朝刊の一面に興味深い記事がありました。
「中国論文、質でも首位」というタイトルです。
文科省の研究によると、自然科学分野の論文で
中国の論文が引用回数としてトップの座を占めたという
内容でした。解説記事はコチラ:

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL107VL0Q1A810C2000000/

中国の論文については、私も2017年に注目したことが
あります:

https://sanaeshibahara.blog.ss-blog.jp/2017-03-14

ところで高度経済成長期の頃の日本は、世界から
一目置かれていました。敗戦で大いなる打撃を受けたにも関わらず、
国民の勤勉さにより、技術力をつけていき、
世界が求める商品を次々と打ち出しました。
日本製品はかつて粗悪品と言われていたのが、こうした
たゆまぬ努力により、車や家電など信頼できるものを
どんどん生み出していったのです。

一方、海外からの日本国民へのイメージは
勤勉で実直、親切でおもてなしの心がある、というものでした。
それは90年代に私が留学したころも続いており、
ASEANの某国出身である友人から、「サナエが羨ましい。
日本出身というだけで信頼してもらえる。僕は
出身国名を言っても『ああ、あの貧困の』としか
とらえてもらえない」と言われたことを思い出します。

あれから数十年。今の日本はどうなのでしょうか?
あっという間に技術力を海外に追い越され、
国内には様々な問題が根強く残ったまま、
コロナに見舞われています。

今回の記事をきっかけに、改めて日本が今後どうあるべきかを
考えさせられています。
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