ホント? [日々の暮らし]
ニュース(活字)を読んでいて注目することがあります。
それは「文末」の表現です。
ニュースというのは事実を報道するものですが、
たとえば街頭インタビューなどの発言部分と
その後の文末を見ていると、「過剰描写なのでは?」と
思うことが少なくないのです。
たとえば「Aさんは『○○××』と肩を落とした」
「B選手は『これが私の実力です』とうなだれた」
という具合に、「肩を落とした」「うなだれた」などの
フレーズが私は気になってしまうのですね。
意識しすぎ、と言われてしまえばそれまでですが、
どうもこの文末には書き手の主観が込められているように
思うのです。ちなみに普段の英語ニュースの同時通訳現場で
出てくるのは、sayの過去形saidが多いように感じます。
そこにニュースライターの感情は入っていないのですね。
日本語ニュースサイトで探してみると、他にも
「声を震わせた」
「眉をひそめた」
「頭を抱えた」
「首をかしげた」
などが散見されます。私などあまのじゃく的に「ホント?
ホントに声が震えてたの?ほんとに首かしげたの?」など
ツッコミを入れたくなります。こういうのって
印象操作にならないのでしょうか??うーん。
2021-08-15 00:00
コメント(0)