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I Choose to be happy [日々の暮らし]

今から6年前の2014年の今日、恩師の井上久美先生が
お亡くなりになりました。まだまだ働き盛りでおられたものの、
病に倒れられたのです。私は学生時代に先生の授業を
受けていたのですが、通訳者として世界を飛び回る
先生のお姿はパワフルそのもの。まだ女性が男女平等で
働けるかどうかという、そんな時代でしたが、
先生は颯爽とされており、私たち学生のあこがれでした。

亡くなられる数年前の年賀状で、先生が病気にかかって
おられることを知りました。けれども先生のお年賀メッセージは
それまで同様、ポジティブなことばが綴られていたのです。

中でも印象的だったのは、"I Choose to be happy"という
フレーズでした。「私は幸せを選ぶ」という意味です。

日々の生活を続けていると、しんどいなあと思うことがありますよね。

「このままでは、にっちもさっちも行かないのでは?」

「もっとひどくなったら、どうしよう?」

そんな思いに駆られることも多いと思います。

でも、起きていない未来のことをあれこれ心配しても
仕方がありません。今、目の前のことをじっと見つめて、
今の段階でできることを精一杯実行するしかないのです。

私にも経験があります。

自分の想像外のところで大きなことが展開していたり、
予想よりも前倒しでまさかの出来事が起きてしまったり。

以前の私はそんなとき、焦ったり悲しんだりじたばたしたり
していました。頭に血が上っていますので、ロクでもないことを
考え始め、結果的に悪いシナリオばかりを頭に描き、
それにがんじがらめになって疲労困憊する。

そんな感じでした。

でも年の功というのは、大きなプレゼントを人に対して
渡してくれるのでしょう。最近の私は先のことを考えるよりも、
目の前に集中と言い聞かせられるようになりました。

その根底にあるのが、久美先生が述べておられた

I Choose to be happy

です。幸せになるために、具体的に自分は何ができるのか。
それを考えるようにしたのです。

あとは「決断を信じること」そして「信じている自分を信じること」。

この二つだけと思っています。
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