SSブログ

見かけ?中身? [日々の暮らし]

紙の新聞をデジタルの時代でも今なお愛読するのは、
思いがけない出会いがあるためです。

たとえば新聞広告。

最近の新聞の電子版は、紙新聞と同じレイアウトで
見ることができます。でも、やはり私の場合、
紙新聞をペラペラとめくりながら、ふと
目に入ってきた広告から色々と考えさせられることが
あるのですね。

先日の事。日経新聞の1面にあった本のタイトルに惹かれました。

「迷ったら声で決める!」

著者はボイストレーナーの清川永里子さん、
出版社はさくら舎です。コピーには
「あなたは一瞬のうちに声で判断されている!!」です。

私のようにメディアに声を載せたり、
講師として人前に立つような仕事をしていると、
このような本は実に重宝します。私自身、自分の
発声には改善の余地ありと思いながら仕事をしています。
ですので、ぜひ上記の本は手に取って読みたいと思っています。
楽しみです。

確かに今の時代は外見が仕事をしていく上でとても
大きなカギを握ります。やはり清潔感がある人の方が
信頼が持てますし、小声の人よりハッキリ話す人の方が
意思疎通ができます。昔の日本であれば「人は外見よりも
中身」という考えが強くありましたが、欧米の
プレゼンテーションが注目されたり、
オンライン会議でどのようにすれば信頼される見せ方を
スクリーン上でできるかが雑誌に取り上げられたり、ということを
見ると、やはり見た目も大事なのですよね。

ただ、見た目「だけ」とも言えないなあ、と個人的には感じています。

と言いますのも、私の敬愛する指揮者のマリス・ヤンソンス氏など
話し方はその優雅な指揮ぶりとは正反対なぐらい、
言いよどみがあったり、声自体がかなりの濁声(ファンの方、
スミマセン・・・)だったりします。でもマエストロの
奏でる音楽は最高級です。

他にも、カリスマ講師と言われる人たちが全員、
感じのいい声かと言うと、そうではなかったりもします。
You TubeやTEDを見てみても、そう感じます。
そうなるとやはり「中身」、特に私が重視したくなるのは
「人格」と「信頼性」なのですよね。

先の本のコピーには「感じのいい声・力強い声はつくれる」と
ありますが、感じが良かったり説得力があったりしたと
しても、話がうわべだけだったり、心がこもっていなければ
それは相手に伝わりません。そのままでは話し手の自己満足で
終わってしまうでしょう。

そうなると、やはり大事になってくるのは、その人の持つ
人格と人間性に尽きると思います。それにプラスアルファで
声や身だしなみなども伴って来れば、最強なのでしょうね。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。