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着ぐるみを着ていると思えば [日々の暮らし]


昨日、新聞(はい、今も紙新聞です)で真っ先に
目に入ってきたのが、

「宣言延長の不可避」

という見出しでした。緊急事態宣言を延長せざるを得ない、
という文脈だったのですね。

うーん、何とかこの宣言で状況が改善されればという
期待があったのですが、実際のところはなかなか厳しいのかも
しれません。世界を見渡せば、日本よりもっと深刻な
所がありますので、そう考えれば、今の自分の状況を
嘆いてはいけないのでしょう。

とは言え、何か一つのことが引っかかると、人というのは
ついマイナスに考えてしまいがちです。私は通訳の仕事に
おいては、誤訳や改善点への気づきなどへの反省と後悔から
結構早く立ち直り、「よし、これを教訓に次につなげよう!」
と切り替えられる方です。仕事なので割り切れるのでしょう。
でも日常生活では、結構あれこれと迷いがちになるのですね。
人生も仕事と同じぐらい、達観できれば良いのですが・・・。

そうした中、新聞のページをめくると読書欄があり、
壇蜜さんの最新刊が紹介されていました。
その中の次のフレーズが印象的でした:

「女は全員女優だから、心にコスプレして乗り切ってほしい」

つまり、自分の本心は横に置いておいて、演じて難局を
切り抜けてほしい、というのですね。

かつて壇蜜さんはバッシングにあったこともあるそうです。
でもそのようなときも、

「朝起きると壇蜜の着ぐるみを来て、仕事をして、
帰宅すると壇蜜を脱いでクローゼットに掛ける」

と思うようになり始めたことで、気持ちが楽になったと
述べています。

(日本経済新聞朝刊2021年1月30日土曜日)
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