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力の入れ方 [日々の暮らし]

今学期の大学および通訳学校の授業はいずれも
ZOOMによる遠隔授業となりました。私が学生の頃は、
このようなソフトウエアはおろか、インターネットも
無い時代です。本当に技術の進歩というのはめざましいですよね。

ZOOMのおかげで自粛期間中でも距離や場所を問わず、
学びは続けることができています。教育機関だけでなく、
予備校や塾などに至るまで、「学びを止(と)めないこと」は
教育を施す立場として、大いに大事な課題となったことでしょう。

このように恩恵が非常に多いリモート講義ではあるのですが、
私の場合、画面を見続けているためか、今まで以上に
首や肩の凝りに見舞われています。

考えてみれば、もともと通訳業というのは、
非常に緊張感を伴う仕事です。ゆえに私など、
常に体に力が入り、こわばっているのですね。たとえば、

*放送通訳であれば画面を凝視。通常の会議通訳で
あれば前方のスライドや話し手さんを見続ける
→目に必要以上の力が入ってしまう

*講師業も通訳業もお客様から「見られる仕事」である
→常に口角を上げて笑みを絶やさないようにしたいという
思いから、頬や口角に力が入ってしまう

*原稿を書いたりメモを取ったりする際、
集中力MAXで取り組んでいる
→キーボードを打つ指やペンを握る手に緊張感あり

*常に慌ただしいスケジュールで日々を回しているため、
私の場合、歩くのが早い
→背筋を伸ばして早足で歩くので、体中に力が入っている

*持ち歩く荷物が重い
→肩や手に力が入ってしまう

ざっとこのような具合でしょうか。

でも、本来であればここまで力を入れる必要はないのですよね。
先日、雨の中、傘をさしていた際、異常なまでの力で
傘の柄を握りしめていることに気づき、我ながら
おかしくなってしまいました。

「もっと力抜いていいよ」

と最近の私は自分に言い聞かせるようにしています。
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