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お多福美人講座 [日々の暮らし]

毎月地下鉄の駅構内で手に入れている冊子「メトロポリターナ」。
7月号も読みごたえ大でした。

沿線のイベント情報やグルメの紹介はもちろんのこと、
連載コラムやCD、書籍、映画についての記述もあり、
情報誌として中身が濃いと思います。

中でも私のお気に入りは、元新橋芸者の千代里さんが
続けておられる「お多福美人講座」という連載。
すでに56回目となっています。

今月のタイトルは「必ずいいことにつながっている」でした。

千代里さんは実は「ピンチはチャンス」ということばが
苦手なのだそうです。ご自身がピンチをチャンスに
変えられないがゆえに焦ってしまうからとのこと。
なるほどなあ、と思いました。

確かに「ピンチはチャンス」というのは頭では私も
理解できます。でもピンチの真っただ中にいると、
そこで息をするだけでもそれこそいっぱいいっぱいだったり
するのですよね。千代里さんも「この状況のどこに
チャンスがあるんだ」と腹が立ってしまう、と綴っていました。

でも、以下の文章が綴られています:

「『今はわからなくても、必ずこの出来事は
最高に幸せなことにつながっている』
と考えるようにしています。」

さらに、

「先が見えなくて何から手をつけていいかわからないときは、
とにかく今目の前にあるものを大切にする。
そして、苦しく感じる今このときも、
この先の幸せにつながっていると信じて
生きていきたいものです。」

と締めくくっています。

何となく先行き不透明な昨今だからこそ、
励まされる文章ですよね。

(「メトロポリターナ」2020年7月号、産経新聞社発行)
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