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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第437回がアップされました。
タイトルは「知識という樹木」、
書籍紹介では「ベニシアの四季の詩」
(ベニシア・スタンリー・スミス著、世界文化社、2014年)
を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/17461.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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推理探偵 [日々の暮らし]

ウォーキングをしながら自分なりにあれこれと
テーマを決めて歩くことが楽しいと感じます。
お花、空の色、風の音、香り、車などなど、
探すと本当にたくさんあるものです。

先日注目したのはマンション及びアパートの名称。
特にこぢんまりしたアパートの場合、
オーナーさんの意向を反映したものがあります。
しかも苗字を英語に直したものが多いのですね。

たとえば「リバーストーン」というアパートのお隣には
石川さんというお宅の大きな家がありました。
おそらく地主さんでこの方が建てられたのでしょう。

「ベルツリー」は「鈴木」
「ベルバレー」は「鈴谷」、
「グッドヒル」は「吉岡」
「リバーウェル」は「川井」

このような感じです。

こうしてカタカナから推理していると名探偵(迷探偵?)の
気分になります。あー楽しい。
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良きタイミングを狙う [日々の暮らし]

子どもたちが小さいころから、いかにして勉強時間を
生み出すかは私にとっての課題でした。

赤ちゃんの頃は、彼らがお昼寝中に一気に集中して学ぶなど
試行錯誤をしたものです。少し大きくなってからは
保育園のお世話になりましたので、日中はある程度
仕事の準備ができました。

しかし急な案件を請け負い、しかも日程は迫っている、
何としても夜のうちに予習せねばというときは、
夕食づくりをしながら資料を読むこともありました。
幸い夕方には子ども向けのテレビ番組があります。
そちらを子どもたちが見入っている間におこないました。
もっとも、子どもというのは飽きっぽいもの。
すぐに「お母さ~~ん」とあれこれ話しかけてきたものですが。

さて、今でこそだいぶ大きくなった子どもたちですが、
それでも家族全員が家にいつつ、私が勉強や執筆を
せねばならないときは、タイミングを見計らうようにしています。
私の場合、かなりの静寂さを要する性格です。
「周りが想像しくてもすぐにスイッチオンできる」という人は
凄いなあと思います。

で、「いつ集中するか?」。

かつての私は「一通りの家事をしてから勉強」という
マイルールを設けていました。しかし、休日の朝など、
以下のようなケースがあるのですね。

それは、「子どもたちは朝から在宅」「一方の私は朝から家事」
「その時間帯の子どもたちはネットやLINEに勤しんでいる」というケース。

そして彼らがデジタルワールドに飽きておしゃべりや
歌を歌ったり(←我が家は結構あります)し始めたころ、
私は家事を終えていざ勉強、というタイミングになってしまうのです。

「ああ、せっかく机に向かおうと思って家事を頑張って、
さあこれからという時なのに。これでは集中できなーーい!」

こういうケースが続きました。

そこで今では「家族が今、何をしているかを把握してから」
自分の家事や仕事の優先順位を付けています。

たとえばこの文を書いている今、家族はめいめい自分の世界に
没頭中。こうなると原稿やブログを書くのも今、ということに
なります。本当は掃除や食事の下ごしらえをしたいところ
ですが、そちらは今はガマン。

一気に仕事と物書きを進めてからにします!
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あとがきの地名 [日々の暮らし]

小説の場合は最初から順序良く読む必要があります。
飛ばし読み、後ろから読みなどをしてしまえば興ざめです。

一方、仕事で使う書籍の場合は効率よく読まねばなりません。
タイトル・目次・前書き・あとがき・著者プロフィールなどに
ザッと目を通したらあとはひたすら斜め読みです。
海外文献の場合、巻末に索引があるのでそこから
キーワードを頼りに関連ページを読むことができます。
一方、日本の本で索引があるのはまだまだ少ないと感じます。
よって、本に空気を入れる如く、ザーッと読むしかありません。

さて、本を読む際、最近注目しているのが「あとがき」。
さらに具体的に言うと、著者がそのあとがきを
どこでしたためたか、場所に注目します。

先日読んだ佐藤優さんの本のあとがきでは「修学院にて」と
ありました。京都です。一方、フランス関連の著作をお持ちの
岩本麻奈さんのあとがきは「成田のエアターミナルにて」と
書かれています。今、手元にある本でこのように地名が書かれて
いるのはこの2点なのですが、今後もあとがきの地名に
注目したいと思います。

ちなみに私自身、一生の間に1冊で良いので自分の名前で本を
出したいなあと思っています。壮大な夢なのですが・・・。
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本当のプロとは [日々の暮らし]

先日のこと。急にホットケーキが食べたくなり、自転車で
こぐことひたすら。どうやら私は不定期にマイブームが生じて
あちこちとお目当てのものを探す習性があります。

たとえば以前凝っていたのは厚切りトースト。
こちらは色々と食べ歩きをした結果、自分なりのベストを
決めています。今でも時折そのカフェへ出向くことがあります。

一方、モンブランやバウムクーヘンに凝ったこともありました。
こちらも定番は決定。ご進物に利用するショップも決めています。

で、件のホットケーキ。

なぜ急にホットケーキのスイッチが入ったのかは
今となっては覚えていません。おそらくグルメサイトで
あれこれ見ているうちにホットケーキの写真を
偶然目にしたのだと思います。それぐらい小さなきっかけでした。

このようにしてホットケーキにロックオンとなると、どーしても
目的を達成したくなります。その日もあちこちの
カフェを探すこととなりました。幸いお天気も良く、
ちょうど桜も咲き始めたころ。自転車をこぐには最適です。

そのエリアはカフェが何件があったので、のぞいてみました。
条件は、ホットケーキがあるのはもちろんのこと、
あまりせせこましくなく、店内もおしゃれであることです
(条件多すぎ!)。

一件、良さそうなお店が見つかりました。念のため
スタッフさんに尋ねることに。すると残念ながらそこでは
提供していないとのこと。

「でも・・・」

と女性のスタッフさん。

「ここから少し行って左に曲がったところに
最近できたカフェがあるので、そちらならホットケーキが
メニューに出ているかもしれません。」

この提案は本当に嬉しかったですね。
と言いますのも、ずいぶん自転車に乗り続けており喉も
乾き始めたころで、そろそろ一休みしたかったからです。

言われた順路で向かったところ、お店もすぐに見つかりました。
ホットケーキ自体は無かったのですが、それに近い
パンケーキ風のメニューがあり、しかも店内は広くて
コンセントまであり、大大満足でした。

本当のプロというのは、お客様に喜んでもらいたいという
思いが大きいと思います。先のカフェのスタッフさんも、
自分のお店に私が入店しないにも関わらず、
近場の店舗を紹介してくださったのです。
これぞ真のプロだと思いました。

いつか近いうちに、そちらのカフェを利用したいと
強く思いました。きっとそのお店も素晴らしいのだと思います。
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偶然?でもウレシイ [日々の暮らし]

毎年2月から3月というのは自営業者にとって慌ただしい時期です。
そう、あの確定申告がやってくるからです。もともと数字が弱い
私にとって、この確定申告はなかなか緊張するもの。
いまだに私は申請会場へ出かけてスタッフさんの助けを借りながら
入力・提出しています。毎回作業を終了するたびに、
「うん、でも思ったよりスムーズにいったから来年こそ
自宅のPCで済ませよう」と固く(?)決意します。が、
1年も経てば当時の記憶は遥かかなたに。そして結局また
会場へ出向くことになるのです。

今年はコロナウイルスもあったため、例年と比べて会場は
ガラ空き。スタッフさんの数の方が圧倒的に多かったですね。
いつもは開場1時間前から寒い中並んでいましたが、今年は
あっさり入れました。助かりました。

とは言え、細かい数字に加えてムズカシイ税関連用語が
あったため、終わったときの私はぐったり。このまま
直帰するのは何となくもったいないと思い、そのまま自転車をこぎ始めました。

会場の近くには神社があります。そこまでの参道をゆっくり
こいでいたところ、おしゃれなカフェを発見!
数か月前にできたばかりだそうです。早速持参した本3冊を超速で読み倒したり
読書ノートをつけたりと、実に充実したひとときとなりました。

ちなみにこの日、私は永江朗さんの「そうだ、京都に住もう」(小学館文庫、
2015)を読みました。その中に、京都にはおいしい
パン屋さんが沢山あるという記述を目にし、なぜか私も
急にパンを買って帰りたくなりました。

というわけで、カフェを後にし、パン屋さんを探し始めます。
運よく見つけられたのですが、よりによってすでに
食パンは売り切れ。

そのまま帰ることもできたのですが、「買えなかった」となると
余計買いたくなるのですよね。再び自転車でパン屋さんを探し
始めます。すると我が家の近くのお店が幸いにも開いていました。
棚を見るとラスト一斤が。ラッキー!

しかも店内のBGMに耳を澄ませると、私の大好きなリック・アストリーの
曲が。確定申告に自転車こぎ通しによる疲労も一気に吹き飛びました。
嬉しくなったのでスタッフさんにリックの話をすると、
何とこのスタッフさんもリックのファンでした!

「先週の渋谷のコンサートも大阪公演もキャンセルになっちゃったん
ですよね」という私の話からその後しばしリック談議に。
嬉しかったですねえ。お姉さんによると、なぜか最近
このBGMではリックがよくかかるのだそうな。

おお~、これでこのパン屋さんの常連さんになること決定!
偶然とはいえ嬉しい遭遇でした。
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「あ”~~~」 [日々の暮らし]

今日は摩訶不思議な(?)タイトル。失敗談に関するお話です。

仕事や日常生活で思わぬ失敗をしてしまう。
それは誰にでも起こりうることですよね。
注意していたつもりなのに、うっかりやってしまった。
赤面したくなるぐらい失態を演じてしまった。
こうしたことは生きていれば誰もが経験すると思います。

私も同様です。通訳業務での誤訳、言い間違いなど
その一例ですし、ビジネス的なやり取りで赤面するような
ミスをしたこともあります。会社内のルールを知らずに
平気でトンデモナイ行動をとったこともありました。

年齢を重ねるにつれてそれらの基準はわかっていき、
ミスも減るものではあるのですが、それでも
とんでもないタイミングで大失敗ということは
あるものなのですよね。

そういうときの私というのは、まさにこのタイトルのように
「あ”~~~!!」と叫びたくなります。誰もいなければ
口にしますが、出先などでは無理!せめてお手洗いに入って
口パクで言うのが関の山でしょう。

何はともあれ、私の場合、そこで何らかの発散をしたら
あとは切り替えあるのみ。同じミスを二度としないように
心の中で誓うしかありません。過去は取り戻せないからです。
未来あるのみ!

というわけで、たま~~にゾンビのようにそうした過去が
ふとしたきっかけでよみがえってくると、そのたびに
またもや「あ”~~~~~!」となるのですが、
ま、それも時間の経過とともにフェードアウトする。

それぐらいのスタンスで向き合うようにしています。
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生身の人間にできること [日々の暮らし]

AIの発展が目覚ましい中、私たち通訳者の業界も
それに備えるべき時期に差し掛かっているように思います。
機会であれば人間とは比べ物にならないぐらい、
無限に単語や英文・英文法を習得できます。
今の技術進歩を考えれば、しかも昨今話題になっている
ポケトークのような商品を念頭に置けば、いずれ
生身の通訳者を淘汰する日が来てもおかしくありません。

「だけど」と、私は思うのです。

CDの台頭でレコードやカセットテープが完全に絶滅したかと
言えば、生き残ったどころか今やレトロブームで注目
されています。メール全盛期とは言え、手書きの良さも
再評価されています。要は、「絶対に無くなる」と思われているものも、
完全消滅にはならないのではないか。
そのように私は感じています。
もちろん、だからと言って現状に胡坐をかいて良いわけでは
ないのですが。

昨日の日経夕刊に、興味深い文章がありました。
プロトレイルランナー、鏑木毅さんの連載です。

鏑木さんは公務員を辞めてプロになった直後、
ケガに見舞われてしまいます。賞金を稼がねばならない、
でも体調は絶不調という中、何とか「走り続ける」方法を
探し求め、転院もしたそうです。それでも今一つ
回復に向かわなかったとのこと。

そしてようやく出会った医師のおかげで、鏑木さんは
心身の調子も取り戻したのだとありました。


「その医師に月数回、笑顔で常に前向きなメッセージで
励ましてもらうと、気が晴れずに絶望していても
『きっと治るはずだ』と思えた。」

このように記しています。

AIやロボットでも、もちろんそうしたプログラミングをすれば
「笑顔で前向きなメッセージ」を発することはできるでしょう。
けれども私からすると、何か違うのですよね。
やはり生身の人間にしかできないことがあると思うのです。

生身の人間としてどう仕事に向き合うべきか、ひいては
どのような生き方をすべきか。

考える日々が続きます。

(「今日も走ろう」鏑木毅 日本経済新聞2020年3月18日水曜日夕刊)
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何を基準に買うか [日々の暮らし]

昨日、ショッピングに関する話題を書きました。
今日もその続きです。

私が買い物で一番重視するのは、スタッフさんとの
やりとりです。値段よりも店員さんの情熱や働き方への
姿勢に注目するのです。楽しそうににこやかに呼び込みをしていたり、
キビキビと動いていたりというのがポイントです。

たとえばデパートの地下食品店街で、ご進物用に
スイーツを買いに行ったとします。選び方は人それぞれでしょう。
老舗のもの、値段重視、デザインやラッピング、
話題の品、行列店など、選ぶ基準も色々とあるはずです。

ただ、私の場合、通路を歩く人に対してにこやかに
呼びかけていたり、自分のやっている作業を中断
してでもケースに近づいたお客様に挨拶をして下さるスタッフさんに
惹かれます。すなわち「買っていただきたい」という思いの
溢れる人から買いたいと思うのですね。

これには理由があります。そうしたスタッフさんというのは、
商品への熱い思いがあり、それを来店客と共有したい、
理解してもらいたいという情熱があるものです。
言葉を交わすことによってそうした思いがこちらにも
伝わってくる。するとこちらもその商品に魅了されます。

よって私の場合、買い物というのはコミュニケーションのやりとりの
結果の行為だと思っています。自分で選んでレジに向かう
スーパーもそれに近いものです。にこやかに応じている
店員さんと、お金のやりとりをする。ちょっとしたことですが、
それだけで「ああ、今日はこのお店に来て良かったなあ」と
私は思います。そしてほのぼのした気持ちで家路に向かうことが
できるのです。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第436回がアップされました。
タイトルは「『正解探し』が正解なのか?」、
書籍紹介では「アメリカ大使館 神といわれた同時通訳者
―英日通訳者・日英通訳者のカミワザ」
(松本道弘著、さくら舎、2020年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/17398.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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