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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2020年3月12日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「香港行政長官 支持率最低に」です。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n200312.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第219回は throw spaghetti on the wallというフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/17157.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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武者震いはするけれど [仕事]

ニュースの通訳業務をしていると、その内容の80%ほどは
暗い深刻な話題です。事件、事故、天災、テロ、
株が下がった、著名人が亡くなられたなどなど、
ニュースというのはそうしたものを伝えるケースがほとんどです。

BBCに勤めていたころ、fillerという単語に初めてお目に
かかりました。これはニュース番組の構成の際、
少しだけ時間が余ってしまい、そこに埋め合わせのような形で
入れるちょっとした話題のことです。そうした部分に
組み込まれるトピックというのは、当たり障りのないものが
多いようです。クスっと笑いたくなったり、心温まる話題
だったりという具合。暗いトピック三昧の中にこうしたニュースが
出てくると、私などホッとしたものでした。

そう考えると、アメリカのCBS Evening Newsは30分という
短い番組でありながらも、必ず最後にほっこりするような
ニュースを入れています。助け合いの精神、苦境の中でも
希望を抱いて頑張る方の話題など、見る者に希望や勇気を
与えてくれます。CBSの放送通訳業務はブースでたった一人入り、
ひたすら自分だけで同時通訳をするというなかなかハードなものでは
あるのですが、私は最後に出てくるニュースが好きで、
いつも30分間頑張ろうと思いながら続けています。

かつてバブルの頃は地上波のニュースにも放送通訳者を
つける時代がありました。日本語ニュースを英語に通訳する
というパターンです。一方、BBCの英語ニュースもフジテレビで
放送されていましたので、今振り返ってみると「放送通訳付きのニュース」が
とても盛んでした。まだインターネットの黎明期でしたので、
地上波でも海外ニュースを放送する必要性が高かったのですね。

ところで現在、通訳者の名前をテロップで映し出すのはNHK-BSの
海外ニュースと、CBS Evening Newsだけです。かつては
CNNも名前を出している時代がありました。通訳者というのは
黒子ではありますが、自分の名前を画面に出していただける
というのは、責任を明確にするということになります。と同時に、
武者震いするような緊張感の中で通訳をさせて
いただけるというのは、とても光栄なことだと私は感じています。

そうした仕事に携われることに感謝しつつ、
さらに勉強を続けて向上を目指したいと思っています。
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