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同じ黒子として [日々の暮らし]

通訳者は黒子である、とよく言われます。
話し手さんの邪魔にならないよう、目立ち過ぎないように
していくというのがこの業界の習わしだからです。
たとえばビジネスミーティングなどの通訳現場で
記念写真の撮影があったとしましょう。そのような際には
通訳者はササッとその場から離れ、写真に写らないように
するのですね。首脳会談の映像や写真などを見てみても、
やはり通訳者が目立たないように控えているのがわかります。

そうした「黒子的職業」に携わっているからなのでしょう。
「名前は出ないけれど、縁の下の力持ちとして
その仕事を支えている人」に私はとても惹かれます。
たとえば広告や雑誌、フリーペーパーなどに出ているイラスト。
これもれっきとしたラストレーターさんが描いています。
中には名前が表示されているものもありますが、
どこにも記載されていないケースもあります。
ゆえに私などついつい気になってしまうのです。

たとえば先日JALの機内誌で見かけたのは、市村譲さんのイラスト。
初めて聞くお名前でしたが、メルボルンのトラムの絵など、
味があって良かったですね。検索したらありました!

https://www.joeichi.com/

黒子的観点から注目し、その結果、新たな世界を頂いた気分です。
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