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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第435回がアップされました。
タイトルは『正しく恐れる』、
書籍紹介では「富豪への道と美術コレクション:維新後の
事業家・文化人の軌跡」(志村和次郎著、ゆまに書房、2011年)
を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/17367.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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泰然と [日々の暮らし]

数週間前に始まったコロナウイルス。限定的に終わるかと思いきや、
世界的に拡大しています。日本だけでなく世界中でこれが
今やトップニュースとなっています。

大きな出来事が発生すると、職業柄そのニュースにひたすら私は
注目します。大震災や大事故などのときがそうでした。
通訳者として最新情報を入手している必要がありますし、
何しろ自分自身、進捗状況が気になってしまうからです。
BBC唯一の日本人記者・大井真理子さんはそのような状況を
news junkieと表していました。私自身、そんな感じかなと
思っています。

けれども、こと今回のコロナウイルスにおいては、あえて
ニュースを見ないようにしています。現場ではもちろん
最新情報に触れたり英日の単語リストを作ったりはしていますが、
いったん放送通訳現場を離れたら必要以上に観ないように
しているのです。

その理由とは、「心の平常心を保つため」。
これに尽きます。

何しろ今回の感染症はワクチンも確固たる治療法も
確立されていません。どのようにすれば予防できるのか、
大まかな基準は世界共通ですが、マスク着用の日本であるのに対し、
欧米では必ずしもそうは言っていないケースもあるのです。
情報を仕入れれば仕入れるほど、不安になります。

「どのような情報に接しても自分自身は揺るがない」という
精神の持ち主であれば、どっしりと構えられることでしょう。
けれども小心者の私の場合、「情報過多でも大丈夫」とは
言い切れません。

佐藤優さんは「正しく恐れる」ことの大切さを唱えています。
情報に過敏にならず、冷静に正しい知識を仕入れることが
大事だと私も感じます。

いたずらに不安になれば、精神衛生上かえってダメージが
大きくなってしまいます。ゆえにニュースやSNSなど
極力見ないようにしつつ、泰然と生きていきたいと思います。

そのようなこともあり、大学図書館から貸出限度数MAXの
30冊を借りたところです。
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