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空耳 [日々の暮らし]

自宅待機となってから、数週間が経ちました。

我が家の窓から見える景色は今までのまま。
お隣の家の屋根もバルコニーも電線も道路も、何一つ変わりません。

新緑が美しく芽吹き、暖かな空気が肌に感じられます。
聞こえてくるのは鳥の鳴き声と、遠くを走る高速道路の車の音ぐらい。
子どもたちの元気な声が聞こえてくると、ああ、まだ人々がちゃんと
生活しているのだなと嬉しくなります。

かつてあれほど騒々しく思えた選挙カーやチリ紙交換車は
全く通らなくなりました。

ごくまれに自衛隊の航空機やヘリが上空を飛んでいきます。
遠くから音が聞こえてくると、珍しさと嬉しさのあまり、
西側の窓を開けて上空を見上げたくなるほどです。

午前と午後の合計2回、自治体の防災無線が流れます。
コロナへの注意呼びかけです。

先ほど、遠い向こうからかすかに学校のチャイム音が聞こえてきました。
キンコンカンコンというあの音です。
16時ぴったりの時間でした。

でも、ひょっとしたら空耳だったのかもしれません。
学校は休校のはず、ですから。

私自身が、日常生活が戻ることを渇望するあまり、
何かの物音に音階をつけて、チャイム音と勘違いしたのでしょう。

さあ、仕事に戻ります。
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今日のロイヤル例文 [英語]

何となくどんどん例文が控えめ&大人しくなっているような。
めげずに続けます。

*p368
I'll tell her the truth when I see her tomorrow.
(あした彼女に会ったら、本当のことを言おう)

→意味深・・・

*p368
The day will come when we will all have robots.
(みんながロボットを持つ時代が来るだろう)

→すでに到来している、という印象

*p369
99-Year-Old Man Scales Mount Fuji.
(99歳の男性、富士山に登る)

→私には無理・・・

*p369
I was just dozing off when my wife rushes in shouting that
the kitchen is on fire.
(私がうとうとしかけたとき、妻が台所が火事だと叫びながら
飛び込んでくるのです)

→怖すぎます

***

突っ込み文句、もう少し気の利いた言葉が出ればなあと
自分にダメ押し中です。
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お手紙大作戦 [日々の暮らし]

コロナで巣篭り状態が続く中、それでも一日一回は
外に出られることを幸せだと感じています。国によっては
外出も許可制、しかも制限時間が設けられている所もあるのです。
日本でももちろん油断はできませんが、せめて自由が
こうして今なお確保されているのはありがたい限りです。

とは言え、楽しみにしていた映画や美術展が軒並み休館に
なったのは残念です。でも嘆いていてもしかたありません。
どのようにして自分なりの「楽しみ」を見つけられるかしら、と
最近は工夫をすること自体が一つの「ゲーム」のようになっています。

意識しているのは、「1日1回、何でも良いので新しいことを
してみる」というものです。レシピに初挑戦も良し、
知らないルートを使って通勤するのもOK。
今の時代、ネットをクリックすれば色々な情報が
どんどん目の前に提示されますが、私があえて
トライしたいのは「能動的な探求」なのですね。

コロナを機に始めたのは、「ご無沙汰している人へのご機嫌伺い」です。
「そう言えば、あの人、どうしているかな?」と思い、
メールを検索してみると、最後のやりとりが1年以上前、などと
いうこともあります。そのような友達にあえて連絡してみるのですね。
お互い近況報告を数回交わすだけであっても、
とりあえず元気にしていることを知るとホッとします。

もう一つは「手紙書き」。もともと私は手書きが好きで
子どもの頃は文通に凝っていました。今でも切手や便せん、絵葉書などへの
こだわりがあります。メールも好きなのですが、わざわざ
相手の方が手書きでしたためて封印して宛名を書き、
切手を貼って投函してくれた、という一連の流れを想像すると
本当に心から感謝したくなるのです。

今回のコロナを受け、私は名刺箱を取り出し、ご無沙汰している人に
葉書を書いています。絵葉書の表面半分のスペースですので、
簡単な近況報告だけです。でも、私にとっては書くことそのものが
セラピーのようになっています。さらに「この切手を貼ったら
気づいてもらえるかな?」と、勝手に切手マニアの自分が
一方的に(?)選んで貼るのも楽しい作業。
風景印を押してもらいたいがために、あえて大きい郵便局へと出かけます。

・・・あ、またまた手紙マニアな話題になってしまいましたね。
メールの瞬時性も良し。手紙の時差的余韻も良し、と思っています。
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今日のロイヤル例文 [英語]

今回は副詞と比較級の説明文を読んでみました。
気になった例文いくつか。

*p315
I love her as much as you (love her).
(僕も君が彼女を愛しているのと同じくらい彼女を愛している)
I love her as much as (I love) you.
(僕は君を愛しているのとおなじくらい彼女も愛している)

→一見ややこしい。もしこの主語"I"の男性が同一人物だとすると、
合計彼は何人の女性を愛している???

*p319
He loves her more than you do.
(彼のほうが君よりももっと彼女を愛している)
He loves her more than you.
(彼は君よりも彼女のほうを愛している)

→これもややこしい。それにしてもなぜ比較表現は
こういう男女間を持ち出すのでしょう?

*p332
This is the third largest lake in Japan.
(これは日本で3番目に大きな湖です)

→1位は琵琶湖というのはわかるけれど、2位、3位はそれぞれどこ?
調べたところ、2位は霞ケ浦、3位はサロマ湖でした!

本書冒頭の方が強烈な例文があったような。
まだまだそれでも続けます!
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自分ではノーカウントだったけれど・・・ [日々の暮らし]

コロナウイルスでロックダウンが続く海外のニュースを見てみると、
大変な日々を様々な形で明るく過ごそうと試みている人たちが
いるなあと思います。

たとえば手先の器用な人がマスクを縫う。
コンピュータに詳しい人が在宅でのアイデアをネットにアップする。
巣篭り中のためのレシピを紹介したり、自宅でできる運動を撮影してアップしたり、
子ども向け工作動画を紹介したりというものもありました。

私の場合、自分の「好きなこと」は英語や通訳なのですが、
指導の場であるスクールや大学も授業開始が延期。
会議通訳は訪日者自体がいなくなり、キャンセルです。
デジタル機器に精通していないため、即・動画を作ったり
ZOOMでクラス運営をしたりというチカラもありません。

そう考えると「お役に立てていない挫折感」に陥ってしまいます。
目の前に受講生がいたり、お客様がいれば、反応を通じて
自分のレゾン・デートルも自覚できるのですが、対象がいないと
何とむなしいことか。

そんな思いでモヤモヤし始めた先日のこと。
このブログに心温まるコメントがいくつか届きました。
本当に私にとっては嬉しい文章でした。

私としては、「自分が文章を書いてアップする」というのは
実は自分の中の評価基準にひっかかっていなかったのです。
完全にノーカウントです。私の場合、執筆というのは呼吸と同じ感覚です。
「早苗先生の文章に励まされました」といったお言葉は、
私にとって「早苗先生が息していることで励まされました」
というぐらい(?)、実は過分なおほめの言葉でもあり、
恐縮してしまうのですね。

でも考えてみれば、自分の得意なことというのが、
実は一番世の中にとってささやかながらお役に立てる
ということだったのですよね。

コロナウイルスがなかったら、このことに気づかずじまいだったと思います。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第441回がアップされました。
タイトルは「自学自習も工夫で」、
書籍紹介では「伝統を今のかたちに(都市の記憶を失う前に)」
(後藤治・オフィスビルディング研究所「歴史的建造物
活用保存制度研究会著)白揚社新書、2017年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/17607.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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テンション高すぎてた? [日々の暮らし]

欧米ほどのロックダウンではないとは言え、GW明けまでは
外出も控えるという日々が続く現在の日本です。
わずか数か月前には世の中が活気で満ち溢れ、
仕事に趣味に食事会にと自由を満喫できる世界が私たちの目の前には
ありました。それが「見えないウイルス」との戦いが
始まってしまったのです。かつての戦争のように、有形の敵ではありません。
ミサイルや爆弾のような音を伴うものでもありません。
ゆえに余計、実感しづらいと思います。

とらえどころがないからこそ、必要以上に怖く思えてしまったり、
その一方で「もしかしたら大したこと、ないんじゃない?」などと
勘違いしてしまいがちです。そこが今回のコロナの怖いところです。

私も外出を控えて家を過ごすようになり、放送通訳の仕事以外、
業務で出かけることはなくなりました。公共交通機関を
利用せずに済むことは、感染リスクの観点からすれば
ありがたいと思います。しかし、家にじっといるのも
楽ではありません。色々なことに興味があり、これまでの自分の人生といえば、
美術展やコンサート、ジムなどへ出かけることが生き甲斐でした。
それがすべて延期・キャンセルとなってしまい、
自粛モードが自分を委縮させてしまっています。

緊急事態宣言直後は私のアドレナリンもあったからなのでしょう。
「大丈夫、乗り切れる」という緊張感でいっぱいでした。
「家族に心配をかけたくない、家庭内が暗くなってはいけない」
という思いがあり、あえて明るく振舞っていました。
さらに家の中では自分自身の勉強や運動を続けました。むしろ、以前の生活と
比べれば、かえって規則正しく生活をするようになったとさえ言えます。

けれども、そうした一連の反応というのは、「ショックによるもの」
だったのではと最近分析しています。

当初は睡眠時間が5時間を切っても何ともありませんでした。
しかしある日のこと。なぜか気持ちがどんよりしてしまったのです。
それまでは楽しく冗談を飛ばしていた自分が、家族を相手に
グチグチ言っていました。「ああ、とうとう来てしまった、
緊張感欠如の瞬間が!やっちゃった・・・」という罪悪感に見舞われました。

でも、そこで立ち止まってもみたのです。

人間は機械ではないのですよね。「どんな苦境でも
自分は何とか切り抜けられるはず」というのは一見、崇高な志です。
でもそれに過信してしまうのは、自分のおごりであると反省しました。

ということで、最近は少しゆるゆるしています。
家族いわく、私は常に猪突猛進なので「ああ、やっと
デレデレしてくれた」のだそうです。

・・・ってことは、今までテンション高すぎてメーワクだった??
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今日のロイヤル例文~形容詞の続き [英語]

形容詞の解説だけで50ページも割かれている「ロイヤル英文法」。
今日も形容詞の例文から。

*p249
It is hard (for us) to please Mr. Watson.
(ワトソン先生のご機嫌をとるのは難しい」

→生徒に気を遣わせてはいけませんよ、ワトソン先生。

*p253
I'm surprised that you are so bold.(君のあつかましいのには驚く)

→boldは現在「大胆な、勇敢な」の語義がメイン。英英辞典を引くと
「あつかましい」という定義はdated(時代遅れ)とあります。
よってこの例文、私なら「君はおとなしそうなのに、実は勇敢なんだね」
という褒めことばとして解釈します。

*p260
Such occasions are few. (そんな機会は少ない)

→偶然しかり、人や出来事との出逢いしかり・・・。

*p267
I have a hundred things to tell you. (君に話したいことがたくさんある)

→・・・無事に話せましたか?

****
明日は副詞に入ります。
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たのしい文様 [日々の暮らし]

コロナで外出がままならない中、私にとってのささやかな楽しみは
朝の散歩です。冬の日照時間が短いころはなかなか起きられませんでしたが、
今はどんどん日がのびています。自然に目が覚めるのは嬉しい限りです。

スマートフォンとメモ・ペンを持って出発し、その後は
てくてく歩きながら色々なことを考えます。必要であれば
立ち止まってメモに書きます。仕事内容であったり、原稿アイデアで
あったりという具合。このブログのネタも同様です。

コロナが深刻になってからは、なるべく一日一回は何かしら
新しい発見をしたいと思いながら歩いています。
ここに書くのがお恥ずかしいぐらい、おこちゃま的好奇心では
あるのですが、それでもメモに記して帰宅後に調べ、
解明すると本当に嬉しくなります。

先日は歩きながらブロック塀に注目しました。
どれも同じ灰色なのですが、よーく見ると、穴あきブロック塀も
混ざっているのですよね。幼少期に暮らした横浜の家にあった
懐かしいデザインもちらほら。

そこでブロック塀ばかりに目をやってみると、実は穴あきバージョンも
複数あることが判明。ネットで検索したところ、
ブロック塀メインで紹介しておられる方のブログを見つけました。
こうして見ると、あの横長ブロック(調べたら19 X 39 cm)に
多様なデザインを施しているのですよね。四角い穴もあれば、
曲線もあったり。

ちなみに幼少期に暮らしていた家のブロック塀は「青海波」だそうです。
読み方は「せいがいは、せいかいは」。日本の文様では縁起が良いのだそう。

では英語では? Blue sea and wavesでした(そのまんま!)。

http://project-japan.jp/seigaiha/

あ~面白かった!
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今日のロイヤル例文 [英語]

本日は形容詞の解説をひたすら通読。形容詞にはかなりのページが
割かれているため、例文紹介は数回に分けて。

*p231
His manner was extremely wooden.
(彼の素振りはとてもぎこちなかった)

→woodenが「ぎこちない」という意味であることを初めて知った次第。
電子辞書を引いたら、第2語義にあり愕然(!)。そんなメジャーで
あったとは。awkwardの方がよく耳にするので余計そう感じました。

*p239 形容詞の位置と語順の説明:
both the two lovely little oval brilliant new purple Chinese wooden jewel boxes
(その2つの美しい小さな卵形のきらきらした新品の紫色の中国の木製の宝石箱の両方)

→フォローしきれず。情景描写できず・・・。

*p246
Don't ask me the impossible.
(不可能なことを求めないでくれ)

→この方、いったい何を要求されてしまったのでしょう?お気の毒に思えてしまった・・・。

明日も続きます!
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