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卒業式メッセージ [日々の暮らし]

コロナウイルスが猛威を振るう中、3月に行われるはずであった
卒業式や学位授与式の多くが中止、あるいは限定的な開催となりました。

「人生において一度しかない式であるからこそ、
何としても実施したかった」というのが各教育機関の
願いだったはずです。非常に苦しい決断であったと思います。

そうした中、各大学や高校などのHPには
トップの先生方のメッセージが公開されています。
卒業生に限らず、社会に生きる私たち全般に
訴えかける内容が綴られていました。
いくつかご紹介しましょう。

「常に世界の動きとともに、足もとにも目を向け、
人生を先手、先手で積極的に設計し、逞しく生き抜いて下さい。」
(獨協大学・犬井正学長)

「今自分が立っている現実のなかに、理想と自由に向かう道が
必ずあるのです。行動しながらその道を探り、読書を通じて
自分の言葉を紡ぐ。それが、自由を生き抜くための実践知です。」
(法政大学・田中優子総長)

「学問を活用することは、単に知識を振りかざすことではありません。
そこには『なぜ、このような問題が起きているのか』という
問題の原因を探り、問題の解決策を考える知性、すなわち
人類の未知の問題に挑戦する知性が必要なのです。」
(早稲田大学・田中愛治総長)

「地球規模で広がる難解な課題を解決し世界の平和と繁栄に
貢献するためには、自ら調べ自ら考げる続ける力が
本当に求められています。」
(武蔵高等学校・杉山剛士校長)

ご紹介したのは数ある式辞のうちのごく一部です。
関心を持たれましたら、ぜひみなさんも探してみてくださいね。

さあ、明日からいよいよ新年度。
みなさんにとって幸多き日々となりますよう、お祈りしています。
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テレワークでストレス? [仕事]

コロナウイルスの影響でテレワークが推奨されています。
そもそもの在宅勤務。これにはメリットが色々とあります。
たとえば、

1.混雑したラッシュの電車に乗らずに済む
→疲労困憊せずエネルギー温存

2.通勤に費やす時間を労働に充てられる
→通勤の場合、電車内ではまとまった時間がとれても、待ち時間や
乗り換え時間など、細切れに失われる時間あり

3.自宅なら気分転換がしやすい
→周りの目を気にせず、自分のペースで気分転換。
家事、ちょっとした運動、散歩など

一方、テレワークにはデメリットもあります。

1.家族メンバー複数が一気にテレワークになった場合、どこで仕事する?
→個室がない場合、食卓や寝室などがテレワーク場に。
デスクワークに合わない家具を使うと疲労蓄積

2.普段顔を合わせない家族と四六時中一緒にいるストレス
→たとえ仲の良い家族であれ、同じ空間にずっと一緒に
いるのは何かと気を遣い疲れる

今回のコロナウイルスにより、思いがけぬ「働き方改革」が
実施されました。しかし、それによる別のマイナス面も
考えていく必要があると私は思います。

ということで、今日最後はストレス解消の話題を。

ニュージーランドを本拠地とするレスミルズという
スタジオプログラム運営会社が、無料でフィットネス動画を
公開しています。私が日ごろジムで参加しているボディコンバット
というプログラムです。

https://www.youtube.com/watch?v=xbABGepKT2o

ストレス状態の方、45分間、思いっきり体を動かしたい方はぜひ!
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法政大学・田中優子総長のブログ [日々の暮らし]

たまたま検索していてたどり着いたのが法政大学・田中優子総長のブログです。
田中総長のご専門は江戸文化。すでに多くの著作や論文を
出されており、日頃から外部に向けて様々な発信をなさっています。

先のブログ「総長日誌」の3月10日の文章は、心に響きました。
人としてどうあるべきか、非常に考えさせられます。

https://www.hosei.ac.jp/hosei/daigakugaiyo/socho/diary/2019/03/

よろしければご一読ください。
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「3つの『密』」? [日々の暮らし]

イギリスに数年暮らしていたため、どうしてもイギリス・ネタに
なったり、イギリスが良いという論調になったりすることを
あらかじめご了承ください。今日もそのようなトピックです。

今回の新型コロナウイルス。勢いが収まる気配はありません。
感染者の数は世界的に増えています。ワクチンも薬も
無い分、人々の不安も高まっていることでしょう。

こうした中、東京などでは昨日と本日、外出自粛に関する呼びかけが
なされました。NHKニュースによれば、東京都は
「不要不急の外出を控えるように呼びかけた」とあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200328/k10012354941000.html

一方、埼玉県庁のHPには「不要不急の外出を自粛してください」
とあります。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/covid19/message20200326.html

ことばを生業としている私にとって気になるのは、

「不要不急」

「自粛」

この2語の定義です。

本気で拡大を防ぎたいのであれば、人の命を守りたいのであれば、
強い文言を使うことも致し方ない、というのが私の個人的見解です。
これについては、東日本大震災における注意喚起の伝え方について
2018年8月20日の日経新聞に寄稿しました:

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34142600U8A810C1SHE000/

人命最優先というのであれば、法的縛りがあるのを承知の上で
リーダーは決断をしてそれをわかりやすく、時には強いことばを
使ってでも、住民に伝えるべきだと私は考えます。

一方、イギリスのNHS(国民皆保険サービス)のウェブサイトは
非常にインパクトがありました。

https://www.nhs.uk/

3月28日土曜日にアクセスした時点のトップページは、
一番上の目立つところに黄色いバナーと黒文字で

Coronavirus: do not leave your home

と太字で書かれています。その一行下には通常の文字で

Everyone must stay at home to help stop the spread of coronavirus.

と出ています。

do not leaveおよびmustというのは非常に強いことばです。
しかも極めてシンプルな文章です。英語が分からない人でも
これぐらいなら把握できそうな単純明快な表現です。

これは私の予想ですが、イギリスにおいてさらに状況が
悪化した場合、この文字はすべて大文字となり、
黄色い部分も真っ赤になるのではと思います。

一方、日英のスローガンの比較もしてみました。

日本では「3つの『密』を避けて」と言われていますが、
この3つを私は一度聞いただけでは覚えきれませんでした
(単に私の記憶力が悪いのかもしれませんが)。

3つの「密」は「密閉空間」「密集場所」「密接場面」です。

これはこれでインパクトはあるでしょう。けれども
なぞかけ問答ではないのですから、最初から
「密閉・密集・密接」と言われた方が覚えやすいと感じます。

子ども向けの防犯スローガンで「いかのおすし」があります。
「知らない人について『行か』ない・知らない人の車に『乗』らない・
『大』声でさけぶ・『す』ぐに逃げる・『知』らせる」です。
これもインパクトとしては良いと思うのですが、緊急事態に
陥った幼児・児童がこのスローガンを思い出して行動できるとは
思えません。折句づくりはもっと風流なケースで行えばよいと
思うのです。

イギリスのコロナウイルス防止のスローガンはいたってシンプルです:

CATCH IT
BIN IT
KILL IT

https://www.england.nhs.uk/south/wp-content/uploads/sites/6/2017/09/catch-bin-kill.pdf

全て大文字、下に簡単な説明、子どもでもわかるイラスト。

以上です。

人命第一に考えるのであれば、「伝えたいこと」を
「伝わるように」伝えることが大切です。

コミュニケーションの仕事をしていると、どうしても
このようなことが気になってしまいます。
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響きのニュアンス [日々の暮らし]

以前、ジムで筋トレのスタジオレッスンに出た時のこと。
インストラクターが「バーベルを使わない方は
自重でやってくださいね」と指示を出してくれました。
そのときの解説が秀逸!「自重」と聞くと軽めの
ニュアンスですが、英語にするとbody weightとなり、
その方が重たく聞こえるのでは、というものでした。
ホント、そんな気がします。

ちなみに先日ラジオのニュースで耳にした
北朝鮮による「飛翔体」の発射。私はこの
「ひしょうたい」ということばから
「キラキラと美しく輝きながら飛んでいく」といった
ニュアンスを想像してしまいます。弾道ミサイルを
指すものでもあるのですが・・・。

一方、「車両点検」ということばは私からすると
「え?要はほんとは車両『故障』だったのでは?」と
天邪鬼的に突っ込みたくなってしまいます。

というわけで、ことばの響きのニュアンスというのは
面白いです。
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今こそ美しいものを求めて [日々の暮らし]

紙の新聞を今なお愛読しています。メリットは色々
あります。思いがけない記事に出会えること、
自分が興味を抱いていなかった分野に触れられること
などです。一方、私が日ごろ携わるニュースの場合、
これも一種の「連続ドラマ」のようなものです。よって
世界の話題に日々触れているだけで、全体像を
把握しやすくなると感じています。

紙新聞の中でも私が好きなページはコンサートや旅の広告です。
日経新聞の夕刊ではロックやポップス、クラシック音楽の
コンサート特集が掲載されます。見開き2ページにわたり、
色々なアーティストや芸術家の話題が出るのですね。
美術展も同様で、こちらも月1回、主要な美術館の
展示会リストが載っています。割引券がついていることも
あります。

ただ、ここ数週間はコロナウイルスのニュースばかり。
コンサートも美術展も中止・延期となっています。
それでも初夏のコンサートや美術展情報は出始めているのです。

こうした広告や記事を見た私は、つい最近までこう思っていました。

「このような案内を今やったとしても、コロナが終息
しなければ、またキャンセルでしょ?」

要は冷めた見方をしていたのです。

「今の段階でそうした情報をチェックしたとて、いずれ
キャンセルになれば失望感も大きくなってしまう。
だから、今から期待を高めすぎるようなことはやめよう。
こうした広告も以前のように熟読しなくて良いや。」

しばらくこうしたアプローチでいました。

けれども最近になって改めて気づいたのです。
このままでは心の潤いが枯渇してしまうのだと。

よって、またじっくりと眺めるようになりました。

世の中がどれほど大変な状況であっても、心やアタマの中は
自由でいて良いはずです。

美しいものを見てうっとりする。
世界中が大変な状況だけれども、せめて自分の気持ちは穏やかな
状態にさせよう。

これは人間に許された自由だと思うのです。

不安な時代であるからこそ、あえて暗いニュースから距離を取る。
写真集や美しい映像を見る。楽しい映画を鑑賞する。

そうすることで、気持ちまでコロナに負けないようにしたいと
思っています。
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第220回は beat around the bush というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/17434.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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積極的疲労回復 [日々の暮らし]

仕事と家事をどう両立するかは悩むところですよね。
ジャーナリストの千葉敦子さんはその著作の中で、
日中に頭を使う仕事をしたなら夜は手を使うよう、
一方、昼間に体を動かすような業務に携わったなら
夜は読書や書き物などをするようにと提唱していました。
私もなるべくそうするように意識しています。
なかなか難しいときもあるのですが・・・。

さて、ずいぶん前に耳にして私がとても気に入っているのは
「積極的疲労回復」という語です。これは
疲れている時こそ、多少アクティブになることで
疲労を軽減させるというものです。
たとえばプロのサッカー選手たちは、大会後もあえて
宿舎近くの公園でジョギングしているのだとか。
いわばクールダウンで疲れをとるのでしょうね。

先日思い立ったのは、この考えを家事に活用するということ。

たとえば今まで私はお風呂場の掃除を午前中の
早い時間にしていました。
掃除というのは朝のうちにやると気分的にもスッキリしますよね。
お寺の修行もそうですし。

でも、と最近思うようになりました。

私の場合、なるべく朝の早いうちに原稿や仕事準備等、
頭を使うことをやり終えたいと思うのです。これまで
原稿案が思い浮かばず、掃除に「現実逃避」したことも
あったのですが、そうなると家の中がきれいになるばかりで
一文字も記せず一日が終わった、という悲惨な結果になって
しまいます。すると後悔の念も大きくなり、仕事面では
生産的でありません。

よって、何としても頭を使う作業を早めに完成させ、
夕方以降に掃除をすれば良いということになります。

考えてみればお風呂掃除など、入浴時に一緒にしてしまえば
一石二鳥ですよね。手が汚れてもそのまま洗えば良し、
洋服が濡れる心配もせずに済みます。

もっと早く思いついていれば良かった!
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ウォーキングのお供:メモ帳 [日々の暮らし]

随分前から小型のメモ帳「ロディア」が人気を博しています。
私は使ったことがないのですが、あのオレンジ色の表紙に
RHODIAとシンプルに書かれたロゴはとても魅力的。
ポケットからサッとあのメモ帳を取り出して
サラサラと何かを書けたらかっこいいなあと思います。

一方、ノートのRollbahnもオシャレですよね。
ドイツ語で「滑走路」という意味だそうです。
こちらも黄色い表紙のものがあります。
ゴムが付いているので、バラバラにならないのがポイントです。

さて、私の場合、仕事柄たくさんの裏紙があります。
これを手のひらサイズに切り取り、ホチキスでとじたものを
メモ帳にしています。ホチキスの位置は右上。しかも
逆方向からとじます。なぜこうしたかと言いますと、
「左から右にメモを書く際、一番空白ができるのが右上」
「裏からホチキスをとじているので、
メモを一枚ずつはがしやすい」というのが理由です。

ウォーキングの際にはこのメモ帳とペンを携えて出かけます。
思いついたことをどんどん書き込むのですが、
裏紙なので大胆に使えます(市販の可愛いメモだとついつい
もったいなく思えてしまいますので)。

日記のような長文になった場合は帰宅後にそのメモを
ノートに貼り付けています。昨日も書いた通り、
私は紙媒体に日付とページ番号を入れていますので、
これもそのままノートに貼り付けるだけで、いつ
書いたものなのかすぐにわかります。
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ページ番号のこと [仕事]

通訳者デビューして間もないころから意識していることがあります。
それは「ページ番号」と「日付」です。

まず、ページ番号。

これは、「大量の通訳用資料を頂いた際、ページ番号は
必ず振っておいた方が良い」ということから来ています。
なぜなら複数ページに渡るA4の資料をもし本番中に
うっかり落としてしまい、しかもページ番号が振られていなければ、
もとに戻せなくなるからです。

私の場合、通し番号を振るだけでなく、合計枚数も必ず
書くようにしています。たとえば45ページに渡る資料であれば、
「1/45」が一ページ目となり、最終ページは「45/45」と
振ることになります。多少手間ではありますが、これを
するだけでも安心です。

もう一つは、日付を必ず書くこと。渡された日、
業務をした日などを書き込みます。これは後日振り返った際、
いつの資料か一目でわかるようにするためです。
なお、日付は必ず西暦で書きます。

ちなみに私はPCで文書を作る際、締め切り日を書いて
デスクトップに置いています。
たとえば「2020年4月1日締め切りのコラム」であれば、
ワード文書のタイトルは「200401コラム 原稿」です。
なぜワンスペースを入れて「原稿」も付けているのかと言いますと、
こうすることでまだその原稿が未完であることを示すためです。
完成して納品する際にはこの文書名を「200401コラム原稿」と
書き換えます。未完・完了の目印となります。

ところでページ番号についてですが、最近私は
キャンパスノート(日記・備忘録にしています)にも
ページ番号を入れるようになりました。こちらは
合計ページ数は入れていないのですが、ちょうどノートの
端上に「No.」と印刷されています。こちらに通し番号を
振るのですね。

私の場合、読書ノートもこれに記しているのですが、
「本自体が読みかけのまま記述は中断」ということも少なくありません。
でも通し番号がノートにあれば、たとえ中断後に別の記述が
複数ページに渡ったとしても大丈夫。
「ノート5ページからの続き」という具合に書くことで
どこがどうつながっているかがわかります。

今までキャンパスノートの「No.」を活用したことが
無かった分、宝物を発見したようでうれしいです。
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