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コメントのお礼 [日々の暮らし]

いつも当ブログにお越しくださりありがとうございます。
通訳や英語に関する話題を始め、私自身が日々感じたことを記した拙文を
お読み頂いていることに改めて御礼申し上げます。

日本でもとうとう緊急事態宣言が発令されました。

海外ニュースに接している私として、今回のコロナの問題は、
決して軽く受け止めてはならないと感じています。

今朝、CNNの早朝シフトに入るため、いつも通り朝5時台の電車に乗り、
職場へ向かいました。この時間帯の電車というのは、ほぼ同じ顔ぶれです。
座る席も同じ、乗っている人も固定化しています。

けれども先週あたりから少しずつ人数が減っていきました。
いつも私の左隣に座っていた方が、先週の時点では乗っておられませんでした。

そして今朝。

丸ノ内線のいつもの電車で、いつも同じ場所に立っておられる方が
今日はいらっしゃいませんでした。

おそらく皆さん、テレワークへと変わっていかれたのでしょう。

それぐらい真剣に受け止めるべきと私は感じています。

このように皆さんが大変な中、わざわざ時間を割いて私のブログを
ご覧いただき、コメントをくださっていることに
心より感謝しています。ありがとうございます。
いただいたコメントは本当に励みになっています。

昨日よりツイッターにも「出没」しております。
DM機能もONに致しました。SNSを通じて、お互いに励まし合いながら
この危機を乗り越えたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

柴原 早苗
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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2020年4月7日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「志村けんさん 死去」です。

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2004/07.html

せっかくですので、ぜひこちらも!

https://www.youtube.com/watch?v=LFpEKsoXQJg



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図書館に感謝 [日々の暮らし]

出講先の大学が長期休みに入ると、私は「週1回、大学図書館に行く」
ということを自らに課してきました。丸一日図書館にこもり、
好きな本をひたすら読む。それは私にとって何物にも代えがたい
幸せな時間でした。そして一日の終わりには貸出限度30冊ギリギリの
本を借りて帰宅するということを続けてきたのです。
自分でこれらの数の本を買っていたら、私はとうの昔に大赤字と
なっていたことでしょう。

このたび政府による緊急事態の発令に基づき、
図書館も本日をもって休館を決めました。今日は17時までです。

数年前にこの大学で教え始めて以来、私は大学図書館に
本当に助けられてきました。授業に必要な文献はもちろんのこと、
通訳業務を請け負えば館内にある専門・関連書籍が非常に参考になりました。
図書館内にある研究個室という一人用の小さな部屋で
集中して読書や仕事をすることができたのも、本当にありがたいことでした。

学生に興味を持ってもらえそうな新刊を見つけては、その都度
図書館にリクエストしてきました。そして沢山の本を配架していただきました。
購入書籍予算には限りがあると思うのですが、一人の非常勤講師の
リクエストにも真摯に応えてくださったのです。
いくら感謝してもしきれません。

コロナウイルスが問題になってから、図書館は出来る限りの
手段を講じて開館を続けてくれました。研究個室や密閉空間となるような
学習エリアを一時閉鎖し、「3密」を避けるような対策が
いち早く打ち出されたのです。館内の着席についても、
間隔をあけて座るようにという注意喚起がなされました。
春休みではあるものの、勉強やリサーチのために
通い続ける熱心な学生たちのために、サービスを絶やすことなく
開館が継続されました。

今回、やむをえず閉館を決めたのも、苦渋の決断だったと
思います。他の大学がコロナ発覚早々に休館を実施しても、
ギリギリまで踏ん張ってなるべく通常通りの開館を続けてきました。
これは大学側やスタッフの方々の努力なしには
実現できなかったことでしょう。

大変な中、今日の今日まで頑張って開館を継続してくださった
大学図書館には感謝の気持ちでいっぱいです。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第438回がアップされました。
タイトルは「二十歳のときにやりたかったアルバイト」、
書籍紹介では「御朱印 見かた・楽しみかた」
(八木透監修、メイツ出版、2012年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/17465.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。
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「間(ま)」の大切さ [日々の暮らし]

先日読んだ松本道弘先生の本。師匠である西山千先生との
やりとりが記されていました。西山先生が特に大切に
しておられたのは「間(ま)」だそうです。

西山先生の同時通訳を私も弘道館で拝見しましたが、
まさに間の美しさがあったことに衝撃を受けました。
以来、私にとっての理想となっています。

CNNの採用試験で担当者の方に言われたのは、
「多少訳し漏れがあっても良いから、聴き手を意識してほしい」
ということでした。つまり、間をとることで視聴者自身が
きちんと内容を解釈できるようにすることが大事、
という意味です。

間は通訳の世界だけではありません。この間大学図書館で
借りた「京の町家 杉本家」(淡交社、2018年)にも
同様のことが書かれていました。杉本家は
1743年に呉服商として京都の四条烏丸に開業しています。
杉本家住宅は1870年に建設され、現在は国の重要文化財です。

その杉本家九代当主の杉本秀太郎氏は、本書で次のように
記しています:

「生あるものの営み、生活というものを渋滞なく
闊達に続行しようとすれば、われわれが間合に対して
いかほど注意を払っても、払い過ぎることはないだろう。」
(p118)

杉本家住宅には外から入る玄関のさらに内側に「内玄関」が
あります。そこが中庭になっているのですが、この中庭部分を
杉本氏は音楽記号の「フェルマータ」のようだと評しています。
フェルマータとは音符や休符の上に付けて、音や休みを
長くしますよね。つまりこれが「間」ということになります。

通訳だけでなく、こうして建築や日本文化においても
間の大切さが意識されています。
これからの自分の通訳アウトプットでさらに
心がけて行きたいと思います。
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