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20世紀初めの啓蒙ポスター [日々の暮らし]

20世紀初めに猛威を振るったスペイン風邪。
当時の日本政府・内務省がどのようにして啓蒙活動を
おこなったかを示した秀逸なポスターたちです:

https://www.niph.go.jp/toshokan/koten/Statistics/10008882-p.html

「風の魔神」というネコ(風?)の生き物のしっぽに
注目。なぜ矢印???

「テバナシ」のポスター。着物姿なのにティーポットと
カップ&ソーサ―。西洋化はすでに始まっています。

「うがひせよ」の一枚。昔の男の子は学帽姿でしたねえ。

啓蒙ポスターですが、美術鑑賞タイムと化しつつ。

上記ポスターは東洋文庫の「流行性感冒」にも
掲載されています。
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人のいないロンドン [日々の暮らし]

いつも人でにぎわっているロンドン。

私が今まで慣れ親しんでいたあの街の光景が、
コロナにより人の気配が完全になくなりました。
BBCのキャスターSophie Raworthがその様子を写真付きで紹介しています。

https://www.bbc.com/news/in-pictures-52155029

こうした様子を見るにつけ、東京や日本がこのようになる前に
何としてでも踏みとどまってほしいと考えます。
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ジムには行けないけれど [日々の暮らし]

いえ、物理的に行くことはできるのです、4月から
スタジオレッスンは始まっているので。
でも、これまでも書いた通り、万が一自分があちこち
出歩いた結果コロナにかかってしまうと、今度は多大な迷惑を
かけてしまいます。よって今はひたすら我慢です(でも早くジムに復帰したい・・・)。

で、その代替策としてこのところ取り組んでいるのが、
家族を巻き込んで夕方5時からおこなう「なんちゃって自宅ジム」。
iPadをテレビにつなぎ、You TubeでLes Mills(NZのスタジオレッスン配信会社)の
動画を流しながら、せっせと体を動かしています。私はレスミルズの
「ボディコンバット」という格闘技系レッスンが好きで
頻繁にこれまで参加してきました。幸い動画もいくつかアップされているので、
これを利用しない手はありません。

唯一の難点は、いかんせんマンション暮らしなので
ジャンプキックなどができないこと。飛んだり跳ねたりは近所迷惑ゆえ
そお~~っとやっています。それはそれで気を遣うのですが、
毎日動画レッスンをしているので、運動の頻度は上がったかも。
コロナのおかげ、と言えるかもしれませんね。

何はともあれ、コロナのせいで「できなくなってしまったこと」に
ばかり目が行くと気が滅入ります。ここはむしろ
「楽しいこと探し出し強化月間」にしていきたいと思います。

ちなみに昨日からBSテレビ東京で「男はつらいよ」の寅さんシリーズが
放映されています。私は今まで虫食い状態で寅さんの映画を
いくつか見たことがあるのですが、昨日のは1969年の記念すべき一本目の作品。
こうなったらスタンプラリーのごとく、寅さんの映画をコロナの間に
制覇したいと思います。

それにしても寅さん、すごーく笑えました。久しぶりに大笑い!
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川内優輝選手のことば [日々の暮らし]

かつて埼玉県職員として数々のマラソン大会で
勝利を収めてきた川内選手。今はプロに転向されています。
この春より日経新聞のスポーツ欄に定期的に寄稿されており、
いつも考えさせられる文章です。

3月31日には、コロナウイルスについて綴っておられました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO57427150Q0A330C2UU8000/

スポーツ大会もほぼすべてが延期となっています。
そのことについて、

「この厳しい状況では耐えるしかないが、
今は未来を信じてできることを継続するしかない。」

と記しています。

そうなのですよね。「自分一人が頑張れば何とかなる」というのであれば、
もちろん精一杯努力をする必要があるでしょう。
けれども、ことコロナウイルスに関しては、もはや
個人レベルで大きなことを成し遂げることはできません。

今できることは、感染拡大を避けるために一人一人が
自覚を持ち、政府の指示通りにしていくのが最善策
ということになります。なるべく自宅にとどまることが
今や世界中で言われていることです。

コロナウイルスの怖いところは、「自分や家族が感染すること」
だけではありません。見えない形で「自分や家族が他者に
うつしてしまう」という恐ろしさです。

私の場合、万が一感染すれば職場が封鎖という状況に
なります。よって、それだけは避けるべく、今は
おとなしく家にいるようにしている次第です。
その積み重ねが個々人レベルで集大成してようやく、
時間の経過とともにこのパンデミックも終息するはず。
そう信じています。川内選手の述べる通り、「耐えること」だと
考えています。

でもその一方で、恩恵もありました。自宅に長くいる分、
これまで滞っていた家事に取り組めたり、You Tubeで
楽しいエクササイズ動画を発見したりという具合です。
今や家族でこうした動画を見ながら毎日体を動かしているため、
以前よりも健康的になったかも。

よし、こうなったら「コロナのせいで○○になった」ではなく、
「コロナのおかげで○○が達成できた」と思えるよう、
工夫していこうっと!
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コロナ後の世界への警告 [日々の暮らし]

3月31日の日経新聞朝刊に興味深い記事がありました。
「サピエンス全史」の著者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の
寄稿です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57374690Y0A320C2000000/

コロナ後の世の中がどのようになりうるか。
非常に示唆に富んだ指摘をしておられます。
監視社会にもなり得るということを、私たち自身が
自らの問題として取り組むべきと思いました。

会員登録をすれば無料で読むことができます。ぜひ。
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読書記録「世界史を変えた13の病」 [日々の暮らし]


世界史を変えた13の病

世界史を変えた13の病

  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2018/09/12
  • メディア: 単行本



世界史の中からいくつかの病気を取り上げ、歴史的な背景を解説した一冊。
ペスト、ハンセン病、結核などが取り上げられていた。

過日、コロナウイルスがパンデミック宣言されてから、
ふと思い出したのが「死の舞踏」ということば。サンサーンスの曲でおなじみ。
ストコフスキーの指揮はこちら:

https://www.youtube.com/watch?v=YyknBTm_YyM

「死の舞踏」、作品名だけなのかと思いきや、実は1518年に
ストラスブールにてとある女性が踊り続けたという記述が本書にあり。
音楽だけでなく絵画にも取り上げられているキーワード。

興味深かった点その他としては、1962年にタンザニアで発生した
集団での笑い。学校で女の子たちが笑い始めて、それがどんどん
感染したとのこと(p93)。集団ヒステリーの一種。

一方、結核はかつて恋の病と同列に語られていた。
体重減少や目のくぼみなどが共通しているから、と。
結核菌が1882年にコッホによって発見されるまで、こうした俗説もあった。

最後に、今の時代でも大いにあてはまる力強い文章を
作者が「エピローグ」で記しているので、その引用を:

「エピデミックの発生中、強力なリーダーシップを持つ
指導者がいるかどうかで大きな違いが生まれる」(p267)

いかにリーダーたちがふるまったかにより、その後の世の中は
決定的となる。マルクス・アウレリウスのおかげで
疫病に屈することなくローマ帝国は崩壊を免れている。一方、
ルーズベルト大統領がポリオを問題視したことで国民は団結。
アイゼンハウアー大統領もポリオワクチンに関して世界中で
分ちあうよう呼び掛けたことなどが、本書では説明されている。

「彼らは危機の深刻さを認識し、病気に真っ向から
勇敢に立ち向かった。病気を無視したり、美化したり、病気にかかった人を
侮辱したりしなかった。(中略)人が深刻に受け止めないと、
病気は"喜ぶ"。」(p297)

「指導者が、病気のアウトブレイクに対する国民の反応の仕方を
変えられるのはたしかだ。(p300)

時間がない読者であれば、「エピローグ」だけでも
丁寧に読んでほしい。そんな一冊。
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病院での待ち時間の過ごし方 [日々の暮らし]

風邪になった際にはなるべく自然治癒で治したいと思います。
自宅で薬を飲めばナントカなりそうであれば、
わざわざ病院へ行く手間も省けるからです。

今までの人生において「力技」で風邪を治したことがあります。
大事な通訳業務の前日のこと。何と39度近い熱を
出してしまったのです。自分にとっても久しぶりの高さでした。
熱以外は咳も鼻水もありません。ただただ高熱という状況でした。

一旦請け負ってしまった業務を休むことはできません。
それではあまりにも多くの方に迷惑がかかってしまいます。
もっとも、当時の私は大学事務所の秘書として稼働しており、
上司の通訳という立場でした。

で、どうしたかと言いますと、解熱剤をのみ、
寝ただけ。気合で(?)翌朝は熱も下がり、いつも通りの
体調に戻っていました。後にも先にもあのようなことは
ありません。

ただ、いつもこのように行かないのが人間の体というもの。
どうしても病院へ行くときは、普段できないことを
するようにしています。体調不良のときはただひたすら
待合室で待つのみですが、歯科や眼科などの定期健診であれば、
体自体は元気です。

かつては読みかけの本を持っていったのですが、
意外と集中できず。そこで最近はパンフレットやフリーペーパー、
新聞やムックなど、あまり頭を使わずに「眺めるだけ」の
媒体物を持参しています。

待合室にはテレビが設置されている所もありますよね。
その場合は、ボーっとテレビを見ることもあります。
私は日ごろ、放送通訳で画面ばかり見ている分、
自宅ではほとんどテレビを見ません。ですので、
病院でワイドショーやドラマなどを見ると、
新鮮に映ります。

・・・とは言え、仕事が差し迫っていると病院の
待合室で通訳資料や授業教材を必死に読んだり
口パク音読したりもしているのですが・・・!
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