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メッシュ [英語]

電車の先頭車両が好きで、機会があると運転席の後ろから
前方を眺めては楽しんでいます。座っていたり、
吊革につかまって立っていたりするときとは異なる光景が
目の前には広がっていきます。「へえ、思ったよりここはカーブ」
「意外と屋根が高い駅舎」など、気づくことはたくさんあります。

先日、注目したのは「運転室」。その路線は他と比べて
旧型の車両が走っています。私が乗ったのもかなり年季の入った
車両でした。運転室の中もデジタル化以前の機械が並んでいました。
表示のフォントなども昭和の香りがします。

ふと気がついたのは、運転手さんの「帽子」。
よく見るとメッシュ素材でした。なるほど、夏なので
帽子も涼しくしないといけませんよね。

ところでメッシュは英語でmeshです。「金網」「編み上のもの」
といった意味があります。また、meshesになると「網、わな」
という語義になります。オーレックス英和辞典には、

He was caught in the meshes of the law.
彼は法の網にかかった

という例文がありました。なお、ランダムハウス英和大辞典によれば、
アメリカの口語で「#の印」という意味もあるそうです。
てっきりhashtagでおなじみのhash (hash mark/hash sign)とだけ
言うのかと思っていました!
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juvenile [英語]

最近の辞書には見出しの横にPCという表示があります。
これはpolitically correctの略です。
たとえば、chairmanの代わりにchairpersonを使ったり、
policemanをpolice officerと言い換えたりという具合です。
性別で分けないというこうした動きはアメリカから始まりました。
今ではすっかり定着しています。

一方、先日日本語のニュースを聞いていて、ふと
気になる語がありました。「少年院」です。
日本でもずいぶん前に「父兄会」を「保護者会」と
言い換えるようになっています。そう考えると、
少年法も少年院も、今の時代に照らして考えれば
名称を変えるべきなのではと思ったのです。

気になったので、辞書で調べてみました。
それでようやくわかりました。広辞苑で「少年」は
「年の若い人。わかもの。多く男子をいう」とあります。
また、「少年法およびその関係法令では満20歳に
満たない者」と出ています。なるほど、少年法での
定義であるがゆえに「少年」の語を今でも使っているのですね。

ちなみに英語で少年法は juvenile lawと言います。
juvenileはラテン語のjuvenis(youngの意味)から来ています。
他にも「若い、少年の、少女の」という意味の他に、
「幼鳥、(競馬の)2歳馬」といった名詞での語義もあります。
興味深いですね。
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