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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第359回がアップされました。
『悩む時間はもったいない』というタイトルです。
書籍首魁では,「消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物」を
ご紹介しています。

どうぞよろしくお願い致します。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/359.html

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個人情報のこと [日々の暮らし]

個人情報保護法が施行されて以来、様々なところで
情報を守るという意識が高まっています。たとえば
学生の情報が入ったUSBをキャンパスの外に持ち出さないことや
イベントでの写真撮影の際、背後から撮ることなどが
配慮されるようになりました。

私が子どもの頃は今とは全く異なる時代でした。
学校で配られる名簿には保護者両方の名前が書かれていましたし、
オランダで通った日本人補習校では勤務先の名前もありました。
住所も記載されていますので、子ども心にも「あそこの家の
お父さんは〇〇商社勤務で、高級マンションに住んでいる」と
思ってしまうのですね。ヒエラルキーが出来上がってしまうという
独特の世界がありました。

そう考えると、今はそうした細かいことは非公開に
なっていますので、気分的にも楽だと思います。
親の職業や肩書だけで人を判断しないのは、
子どもが育つ上でも大切です。

一方、これだけ個人情報保護が声高に叫ばれている割には、
意外と脇が甘い部分もあると思います。たとえば
昼食時のビジネス街。ネームプレートを
首からぶら下げたまま、ランチをとっている人がたくさんいます。
通学時間帯に電車内を見渡せば、個人名と乗り降り駅が
記載された定期券をパスケースごとリュックにぶら下げている
生徒たちもいます。

家の周りも同様です。たとえば小学校の近くには
防犯標語プレートがあります。
よく見るとその学校の児童生徒のフルネームと学年も書かれているのです。
中学校の校門前には「2年 〇〇△△(フルネーム)全国大会出場」などの
看板もあります。

その一方、興味深いことに先日気づきました。
学校教員の異動です。毎年春に発表される人事異動は
紙新聞の場合フルネームで書かれています。ところが
ネットで探してみると、モバイルサイトの有料会員以外は
見られなかったり、白紙状態だったりになっているのです。

このように客観的に見てみると、個人情報保護というのも
まだまだ進化中なのだなあと思います。
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