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サイコパスの多い職業 [日々の暮らし]


先日、いつものごとく運転中にAFNを聞いていたところ、
キャスター二人が興味深い会話をしていました。
ちなみにAFNのDJはいずれも現役兵士で日本の
米軍基地で働いています。中には本職の
DJをうならせるぐらい話術が上手な人もいます。
その一方で、「うーん、この時間帯にここまで
静か~~~なトークだと気分が上がらないなあ」という
タイプもいます。

先の男女二人は阿吽の呼吸で明るい方々。
話していたのは「サイコパスの多い職業」についてでした。
数年前の学術論文を引用しながら、「どういった仕事に
付いている人でサイコパスが多いのか?」を
解説していたのですね。なかなか面白い視点です。

二人の話をまとめると、教員やCEOなど、リーダーシップの
発揮を期待される職種に多いとのこと。逆に
「DJには少ないのかしら?」と女性キャスターが笑いながら
言っていたのが面白かったです。

このトピックが気になったので、ネットで検索したところ、
記事を見つけました:

https://www.businessinsider.com/professions-with-the-most-psychopaths-2018-5

冒頭を読むと、切り裂きジャックのように表面的にも明らか、
というサイコパスは少ないとのこと。さらに読み進めると、
職業別サイコパス・トップ10が列記されています。
こちらに教員は含まれていませんが、「ジャーナリスト」
「テレビやラジオのメディアパーソン」がランクインしていました。

通訳者はどうなのかしら??私の場合、放送通訳で
ニュースを担当しているので、果たして上記2職種に
該当するのかしらと興味津々です。

なお、psychopathはpsycho(精神の)とpath(~病患者)が
組み合わさった語です。比較的新しい単語で、初出は1885年
だそうです。そう言えば高校時代の英語の授業でヒッチコックの
名画「サイコ」を見たことがありましたっけ。
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ホント? [日々の暮らし]


ニュース(活字)を読んでいて注目することがあります。
それは「文末」の表現です。

ニュースというのは事実を報道するものですが、
たとえば街頭インタビューなどの発言部分と
その後の文末を見ていると、「過剰描写なのでは?」と
思うことが少なくないのです。

たとえば「Aさんは『○○××』と肩を落とした」
「B選手は『これが私の実力です』とうなだれた」
という具合に、「肩を落とした」「うなだれた」などの
フレーズが私は気になってしまうのですね。

意識しすぎ、と言われてしまえばそれまでですが、
どうもこの文末には書き手の主観が込められているように
思うのです。ちなみに普段の英語ニュースの同時通訳現場で
出てくるのは、sayの過去形saidが多いように感じます。
そこにニュースライターの感情は入っていないのですね。


日本語ニュースサイトで探してみると、他にも

「声を震わせた」
「眉をひそめた」
「頭を抱えた」
「首をかしげた」

などが散見されます。私などあまのじゃく的に「ホント?
ホントに声が震えてたの?ほんとに首かしげたの?」など
ツッコミを入れたくなります。こういうのって
印象操作にならないのでしょうか??うーん。
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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]

連載中の「放送通訳の世界」、
第30回は「大文字?小文字?」というタイトルです。

https://www.japan-interpreters.org/news/broadcast-shibahara30/

宜しくお願いいたします!
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通信障害と唐辛子(昨日の続き) [日々の暮らし]


WIFI接続障害に見舞われ、「外の無料WIFIカフェに行くしか
ないかなあ」と思い、準備を始めたのですが、
「それなら夕食の支度をしておかねば」ということに
気付きました。自動調理機に食材と調味料を入れてセット。
そのときふと引き出しの中の唐辛子が目に入りました。

我が家の乾燥唐辛子。
ドライ品なので、もうずいぶんこの瓶に入ったままと
なっています。ただ、種アリのホール状態ですので、
使う際には種を取り除かないとオソロシイことになります。
そのようなこともあって、そもそも使うことを
敬遠して現在に至っていたのですね。

なぜ種抜き作業のハードルが高いか?
それは20年ほど前のとある経験にさかのぼります。

かつてロンドンで仕事をしていたときのこと。
唐辛子を大量に素手で使った日の夜。
コンタクトレンズを取ろうとしたら、焼けるような痛みが
目に生じたのです。本当に驚きました。
一体私はどんな薬物を日中に触ったのかと
恐ろしくなったのですが、思い返せば原因は
唐辛子にあったのでした。

以来、唐辛子トラウマだったのです。

でもこの瓶詰大量唐辛子をこのまま放置し続けるか、
「使わないから捨てる」という、いとももったいないことを
するかで、「うーん」と悩みました。
要は「素手で触りさえしなければよい」のですよね。

そこで台所用ポリ袋を手にはめ、輪ゴムで手首を止めて
いざ作業開始。あとはひたすらキッチンバサミで
唐辛子を切り開いて種を出すという作業を続けました。

あれほど敬遠していた作業ですが、万全な体制さえ
整えばこちらのもの。無心になって種取り作業を完了しました。

通信障害のおかげで、長年の懸案事項、解決です!!

ちなみに唐辛子は英語でchili。複数形はchiliesです。
語源は「ナワトル語 chilli キダチトウガラシの莢」だそうです。
ナワトル語とは、メキシコ高原に住むナワ族の言語。
気になったので調べたところ、動画を発見しました:

https://www.youtube.com/watch?v=x5u-xpc09-w

通信障害のおかげでナワトル語まで行きつきました。
良き一日です!
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第253回は act as a foil to ... (~の引き立て役を演じる)
というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/21586.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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通信障害と唐辛子 [日々の暮らし]


先日のこと。なぜか我が家のWIFIが不調に。
デジタルに疎い私にとっては、「休憩なしの同時通訳」よりも
難易度の高い事態となりました(はい、ここは自慢できるところでは
ありません。重々承知しております)。

数日前にもつながらなくなったことがあったのですが、
そのときは子どもに再接続してもらって何とか解決。
コンセントから抜いてしばらく置いてから電源を入れ、
様子を見たところ復旧したのですね。

ところが今回はどうやら別モノ。あのとき子どもに「お母さん一人でも
対応できるようになるように!」と厳命(?)されたため、
孤軍奮闘してみました。

「えっと、確かコンセントを抜いてみるのよね。
あ、その前に各種のコードが外れていないか
確認してみよう」

という具合であれこれいじってみたのでした。

ところがうまくいかず。
朝風呂上がりの子どもにSOSを求めるも、
朝一番に「接続不良」を耳にしたご本人はご機嫌急降下。
あちこちいじってもらい、トリセツを見るも埒が明かず。
そこで何と本人はツイッターで「接続障害」を検索したところ、
我が家と同一会社のサービスがダウンしていることを
突き止めてくれました。こういう時のSNSはすごい威力です。

時間を置いて再度検索すると、まだまだ改善されていない模様。
仕方ないので、外で仕事をしようかと思って私は準備を始めました。

(明日に続く)
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中国論文 [日々の暮らし]


8月11日の日経新聞朝刊の一面に興味深い記事がありました。
「中国論文、質でも首位」というタイトルです。
文科省の研究によると、自然科学分野の論文で
中国の論文が引用回数としてトップの座を占めたという
内容でした。解説記事はコチラ:

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL107VL0Q1A810C2000000/

中国の論文については、私も2017年に注目したことが
あります:

https://sanaeshibahara.blog.ss-blog.jp/2017-03-14

ところで高度経済成長期の頃の日本は、世界から
一目置かれていました。敗戦で大いなる打撃を受けたにも関わらず、
国民の勤勉さにより、技術力をつけていき、
世界が求める商品を次々と打ち出しました。
日本製品はかつて粗悪品と言われていたのが、こうした
たゆまぬ努力により、車や家電など信頼できるものを
どんどん生み出していったのです。

一方、海外からの日本国民へのイメージは
勤勉で実直、親切でおもてなしの心がある、というものでした。
それは90年代に私が留学したころも続いており、
ASEANの某国出身である友人から、「サナエが羨ましい。
日本出身というだけで信頼してもらえる。僕は
出身国名を言っても『ああ、あの貧困の』としか
とらえてもらえない」と言われたことを思い出します。

あれから数十年。今の日本はどうなのでしょうか?
あっという間に技術力を海外に追い越され、
国内には様々な問題が根強く残ったまま、
コロナに見舞われています。

今回の記事をきっかけに、改めて日本が今後どうあるべきかを
考えさせられています。
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ささやかな応援 [日々の暮らし]


イギリスが大好きで、コロナがなければ夏休みには
毎年でも出かけたいと思うぐらい、私にとっては第二の故郷と
化しています。かつて幼少期に暮らしていた街(ロンドン郊外)にも
思い入れがあるのですが、むしろ10か月間だけ過ごした
大学院時代のロンドン中心部の方が馴染みがあります。

数年前にも長期休暇を利用して10日ほどの一人旅を
満喫しました。滞在したのはかつての学生寮近くの
ホテルです。ロンドンは物価がとにかく高く、ホテルも
日本のビジネスホテルレベルでありつつも、金額は
高級ホテル並みという、お財布にはとにかく痛かったの
ですが、車がなくてもあちこち行けるコンパクトなロンドンを
満喫する上では投資のし甲斐がありました。

私の場合、観光はほぼゼロで、代わりに生活者としての
旅に限りなく近くなります。近所のスーパーで
食材(中食)を調達。夏場であればホテルのテレビで
夏の音楽祭Promsの中継を楽しみます。日本から小型ラジオも
持参して、現地のラジオも聞いたりします。もっとも
今はネットラジオがあるので、小型ラジオも不要ですよね。
ちなみにまだカセットテープの時代にイギリスへ旅した際、
どうしても現地の洋学番組をとっておきたくて、
日本から小型ラジカセを持参。コンセントは違うので
単1の重たい電池を持っていき、テープに録音したことも懐かしい
思い出です。帰国後はテープをひたすら聴いていましたね。

昨年からコロナが収まらず、今度いつイギリスへ足を運べるかは
まったく不透明状態です。日本と同じく、観光業も
大いなる打撃を受けています。そこでささやかながら
応援できればと思い、ロンドン交通博物館の通販サイトで
いくつかアイテムを購入しました。

私は昔からロンドンの地下鉄やバス関連のデザインの大ファンで、
サイトにはそうした柄を取り入れた物がたくさん売られているのですね。
これまで購入したのは、地下鉄ビクトリア・ラインの座席デザインの
マスク、地下鉄マップの描かれたエプロンなどです。
購入することで、博物館を応援することができます。

現地に行けなくても、大好きなグッズを身近に置き、
いつか訪ねられる日を楽しみに待ち望む。
それを続けながら、再訪できる日を迎えたいと思っています。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第503回がアップされました。
タイトルは「基準」、書籍紹介は「日本の素朴絵」
(矢島新著、パイインターナショナル、2011年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/21580.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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30年経つと [日々の暮らし]


先日、図書館から借りてきた本。紙の焼け具合と言い、
活字の大きさや装丁と言い、かなりジダイモノであることが
わかります。奥付を見たところ、発行は1983年でした。

でも80年代というのは、私にとっては決して大昔
ではないのですよね。日本のバブルの始まりの時期ですし、
ついこの間という感覚です。

ページを早速めくってみると、改めて時代を感じさせるものが
ありました。それは新書だったのですが、とにかく
フォントが小さい!今はどの新書もここまで小さい活字は
ありません。

また、全体的にページが「黒い」、つまり漢字を沢山
使っているという印象です。もちろん著者自身の意向も
あると思いますが。

さらに漢字の使い方も特徴的です。たとえば「付属品」が
「附属品」、「具合」が「具合い」となっています。
さらに死語となった「ディスコ」も出ていました。懐かしい!

私にとっての極めつけは文末のカタカナ。たとえば
「○○なのよネ」という用法です。私自身、昔は文末に
カタカナを使っていましたが、いつの間にか避けるようになっています。
・・・と、さらにページをめくると「○○なのョ」も
ありました。最後の「ヨ」が小さくなっています。
このような使い方も昔はしていましたねえ。

というわけで、30年も経つと言葉は変わるのだなと
改めて感じたのでした。
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