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何が正解? [日々の暮らし]

ここのところ、日経新聞に出てくる様々な方のインタビューや
記事の一文から勇気づけられています。もともと私は
活字が好きであるため、ライブのインタビューよりも
じっくりと味わえる文字での訴えかけの方が心に響くのかもしれません。

6月10日水曜日朝刊には「Game Changer 挑戦者たち」という
ページ一面のインタビュー記事がありました。
掲載されていたのは、オリィ研究所代表の吉藤健太朗氏です。

吉藤氏は1975年生まれ。病気・入院後には学校へ行けなくなり、
不登校時代が長く続いたそうです。
その間に折り紙に魅了され、オリィという社名も
そこからとったとありました。起業は21歳の時です。
現在はオリヒメというロボットの開発に携わっておられます。
「パイロット」と呼ばれるものでオリヒメ・ロボットを
操作するのだそうです。

吉藤氏の発言はとても印象的でした。たとえば
「今でも1日1回は失敗したい」という考えは、
失敗イコール何かに挑戦しているあかしだからと述べています。

「僕の場合はわくわくできるか。心が躍ることには
寝食を忘れて没頭してしまう」とは、不登校時代に14時間連続で
折り紙をした経験を語ったものです。

中でも一番私の心に響いたのは、

「何が正解か、なんて問いは本来ない。
周りに流されず、自分のしたいことを継続することが大切だ」

という文章でした。

今の時代、疑問点が出てくればちょっと検索するだけで
すぐに大量の情報や正解が出てきます。また、特に日本で
生まれ育った環境を考慮すると「きちんと・ちゃんと」という
ことばがよく耳に入ってくることと思います。その裏にあるのは
常に「正解の追求」でもあるのですよね。

けれども、他者にとっては正解であっても、
それが万人にあてはまるとは限りません。

自分にとっての正しい解を、自分のアタマで考え続けることが、
「生きる」ということなのかなあと最近感じています。
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