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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第225回は snap up(飛びつく)というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/17837.html

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ミシン [日々の暮らし]

先日、江戸東京たてもの園へ出かけました。ここは様々な建物を
移築したミュージアムで、かやぶき屋根の建物からレトロな
昭和建造物に至るまで、大いに楽しめる屋外型博物館です。

とある建物の中で、ふと目にとまったのが昔の「ミシン」でした。

そこに設置されていたのは鉄製のがっちりした足踏みミシン。
それを見て思い出したのが、幼少期の光景でした。

実家の母は縫物が昔から好きで、今でもよくミシンに向かっています。
我が家の子どもたちが幼稚園の頃には、園バッグやお雑巾などを縫ってくれました。
私がお裁縫能力ゼロでしたので(ボタン付けがやっと・・・)、
大いに助かったことを覚えています。

私が海外で暮らしていた幼少期にも、母は日本から持参したミシンに
向かっては、自室で色々と作っていました。
学校から帰宅した際、電動ミシンの音が響いていると、
「あ、今日も母は何か縫っているのだなあ」と思ったものでした。
日本のミシンでしたので、変圧器を使いながらの作業だったのですよね。

当時我が家にあったのはJUKIと書かれたミシン。
子ども心に「ジュキって何だろう?」と思っていたのですが、
正しくは「ジューキ」という会社です。
調べたところ、創業は1938年。現在、本社は東京都多摩市にあります。

Wikipediaによれば、創業当時は戦争の足音が近づいていたころ。
陸軍が使う機関銃や小銃を作るために設立された会社だったのだそうです。
戦後は武器製造からミシン生産に転換したとあります。

ところで高校時代、私はバスを2路線乗り継いで
通学していました。その路線沿いにあったのがJUKIの工場でした。
道路脇の電柱には「JUKIパン」という広告もあり、ミシン会社がパンを作ることの
ミスマッチに驚いたものでした。今、調べたところ、
戦時中の銃製造から終戦直後はパンを焼くことで切り抜け、
その後、ミシン生産へと移行したことを知りました。

その後、この場所はどうなったかしらと調べたところ、工場は売却され、
跡地には商業施設や住宅が建ったようです。時代は移り変わりますよね。

江戸東京たてもの園で目にしたミシンから、色々なことを思い出した
ひとときでした。

ちなみに「ミシン」は英語のsewing machineがなまって
日本語化したものです。ということは、「洗濯機=washing machine」が
場合によっては「ミシン」になったかもしれませんよね?
「洗濯物がたまっちゃった。ミシン回さなきゃ」という
表現になっていたら・・・などと妙な発想をしてしまいました。
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