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追悼:Mariss Jansons [日々の暮らし]

深く深く敬愛してきた指揮者マリス・ヤンソンス氏が亡くなりました。
76歳でした。

私にとっては、留学中の苦しみから私を救い出し、
以来、クラシック音楽の喜びを与えてくださり、
人格者として本当に心から尊敬していました。

先程イギリスのClassic FMでニュースが流れました。

いまだに信じられません。

93年に初めてコンサートで聴いてから、ずっとずっと
尊敬してきました。私をここまで励まし導いてくださったことを
感謝しています。

RIP Maestro Jansons. We will never forget how much
we have received from you. Your music lasts within us forever.

Thank you.

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「柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現」第126回 [掲載]

今回はstraightを用いた英語表現です。

http://blog.issnet.co.jp/?eid=2014

どうぞよろしくお願いいたします。

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ハチミツと砂糖 [日々の暮らし]

私が敬愛する指揮者マリス・ヤンソンス氏は、かつて
2つのオケを率いていました。
オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と
ドイツのバイエルン放送交響楽団です。
その当時は、それぞれのオケとともに毎年来日していました。
が、バイエルンの専属になってからは隔年です。
ところが2018年は病気のため来日が叶わなかったため、私は
追っかけで2019年1月にロンドンのバービカン・ホールまで
観に行きました。それぐらいのファンです。
来年秋の来日が先日決定しましたので、今から楽しみにしています。

ヤンソンス好きについては色々な所で書いていますので
詳しくは省きますが、とにかく振りの美しさとヤンソンスの
人格に惹かれていることは、いまだに変わりありません。
動画でももちろん沢山観られるのですが、同じホールの空間で
同じ時と共に指揮と音楽を味わうのが私にとって
最高の贅沢なのですね。

ヤンソンスは父君(指揮者の故アルヴィド・ヤンソンス。
生前は東京交響楽団の指揮者を務めたことも)から
「ハチミツに砂糖を加えてはならない」と教わったそうです。
つまり、すでに出来上がっている旋律に対して
必要以上の解釈を指揮者が加えてはいけない、という意味です。

メロディ自体が美しく、すでにオーケストラが完璧に
奏でてくれているのに、指揮者がもしそれをさらに
上乗せ味付けをしてしまえば、かえって耳障りになってしまいます。
特に甘美な旋律であれば、なおさら甘すぎてしまいます。

私も以前、とあるコンサートに出かけた際、レベルの高い
楽団であるにも関わらず、指揮者が緩急をかなり付けたため、
too muchに思えたことがありました。私はそれほどクラシックに
詳しいわけではありません。そのような私でも感じとれる
味付けでしたので、相当だったのではと思います。

帰り際、一緒に出掛けた家族と「うーん、あの解釈は何だか
曲自体が歌舞伎の見得を切っているみたいだねえ」と話したほどでした。
ちなみにその日のコンサートでは、演奏が終わるや
「ブラボーおじさん」が登場。ブラボーおじさんはすでに
コンサート愛好家から問題視されています:

https://www.j-cast.com/trend/2018/06/06330688.html?p=all

この日のブラボーおじさんは大声で「ブラボー!!」と
絶叫していたのですが、私には「ブラボー」ではなく
それこそ歌舞伎の「いよっ!成駒屋!!」という掛け声そのものに
聞こえてしまったのでした。
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