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次の世代に何を手渡すか [日々の暮らし]

数日前のブログにシェフのGary Rhodes氏について書きました。
その後詳細が発表され、ギャリーは自宅で転倒して頭を打ち、
硬膜下血種で亡くなったそうです。過去の記事を読んだところ、
若いころにギャリーは交通事故に遭ったことがあるそうで、
当時、医師からは大好きなサッカーを止めるようにと
言われたとありました。その過去の傷が今回致命傷になったかは
不明ですが、いずれにせよ、あまりにも突然のことでした。

たまたま、なのかもしれませんが、訃報の入る数日前に
CNN業務で待機中に画面でギャリーを見ました。
ドバイ特集の予告編です。「あれ?ギャリーはもともと
ロンドンにレストランを持っていたのでは?」と気になり、
すぐにウィキペディアで調べたところ、イギリス国内にあった
複数のレストランはずいぶん前に閉店しており、
その後心機一転してドバイに活動拠点を移していたことが
わかりました。

亡くなったとのニュースをBBCやCNNで読んだのは
28日木曜日です。私はシフト勤務を終えて自宅へ戻り、
自宅の書斎に詰め込んであったアルバムの箱を取り出しました。
「確かギャリーが下さったサイン入りポストカードがあったはず」と
思ってのことです。

アルバムの箱はいくつかあり、かなり無造作に中には
写真が詰め込まれているのですが、一つ目の箱を取り出し、
蓋を開けたところ、何と一番上にそのポストカードがありました。

偶然だとは思います。けれども長年触れずに来たこの
アルバムボックスを開けたところ、それが目に入ってきたのは
たとえ偶然だとは言え、考えさせられました。

改めて"Happy Cooking"と書かれた文字を読み、
「生き方として自分はどう歩みたいのか?
何を私は後世のためにできるのか?」という問いが
頭の中にとどまっています。

もともと私は料理は苦手なのですが、たとえ不得手なことで
あっても、しあわせな気持ちと前向きな思いを持って
取り組むことは大事なのだと、ギャリーの人生から
感じています。そうした情熱を次の世代に手渡して
いくことが求められていると思うのです。
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