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隼町分庁舎 [英語]

指導している通訳学校は皇居のそばにあります。
丸一日の授業の場合、1時間ほど昼休みとなりますので、
散歩をするようにしています。

先日出かけたのは、国立劇場の隣にある伝統芸能情報館。
皇居側から入ると少し裏手にあるので気づきにくいかもしれません。
入館料は無料。定期的に企画展示が行われています。
私が出かけたときは「悪を演る(やる)」という展示でした。
歌舞伎の世界で悪はどのように表現されるのか、
浮世絵や小道具など、様々なものが並べられており、
実に興味深かったですね。

https://www.ntj.jac.go.jp/tradition/event/1760.html

ところで国立劇場の隣の建物にも私は注目しました。
敷地は大きく、都心にしては珍しい一軒家のような建物です。
監視カメラが何台もあり、赤外線センサーやポリスボックスも
設置されているという厳重さが物々しい雰囲気を醸し出していました。

調べたところ、正式名称は「警視庁隼町分庁舎」で、
警視総監の公邸だそうです。なるほど、それで警備が
このようになっていたのですね。
「警視庁」は英語でTokyo Metropolitan Police Department、
「警視総監」はSuperintendent Generalです。

なお、イギリスの警察トップのロンドン警視庁(Metropolitan Police。
スコットランド・ヤードで知られていますよね)の警視総監は
Commissionerと言います。2017年には初の女性警視総監が
任命されました。
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NHK「世界へ発信!英語術」更新 [掲載]

8月7日火曜日の翻訳・解説を担当いたしました。
「アフガニスタンに女性専用カフェ」というニュースです。
お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n180807.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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日本一 [日々の暮らし]

通訳ガイド試験の勉強をしていたころのこと。
テキストで「日本一〇〇」という項目が出てきました。
たとえば日本一高い山は富士山、長い川は信濃川という具合です。
ちなみに「流域面積」で比べれば、利根川の方が長くなります。
他にも日本一大きい県は北海道。では2位は?答えは岩手県。
一番小さい県は香川県です。

私は昔から自治体の広報誌を読むのが好きで、
電車駅(改札口近くにひっそりと置いてあります)や
旅先(なぜか鳥取県ではコンビニの中に設置!)などで
頂いています。自宅では日経新聞をとっているので、
月初めには新聞に広報誌が挟まれています。

広報誌というのは情報の宝庫で、オモシロイ話が
意外と見つかります。たとえば埼玉県の広報誌「彩の国だより」
8月号にはこんなトリビアが出ていました:

*県土に占める河川面積の割合が日本一
*荒川の川幅が日本一
*自治防犯活動団体数が日本一

知りませんでした!

気になったので調べたところ、こんなページが:

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0301/saitamakennomiryoku/zimannbanasi.html

快晴日数日本一、自転車保有率も全国1位、医薬品及び化粧水出荷額も1位などなど。

ますます気になったのでさらに検索したところ、こちらがヒット:

http://www.stat.go.jp/naruhodo/c3loc11.html

さいたま市はスパゲッティへの支出額、トマトやピーマンなどの購入数量で
ナンバーワンだそうです。なお、このサイトは地図から検索できますので、
気になる場所を調べられます。楽しいサイトですよ。
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コラム更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第362回がアップされました。
タイトルは『尊敬する人との出会い』、
書籍紹介では「世界のしおり・ブックマークの意外史」
(猪又義孝著、デコ、2017年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/362.html

なお、掲載元がサイトリニューアルを行うため、
しばらくお休みとなります。次回のアップロードは
9月3日月曜日の予定です!
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best before? consume? [英語]

私にとっていつまでたっても覚えづらい単語があります。
たとえばkidneyとliverがその筆頭に挙げられます。
しかも医学関連ニュースではよく出てくるのですよね。
かつてはstrategyとtacticsでもこんがらがっていました。

単語だけではありません。
地図上の位置も難関です。たとえば中央アジアのタジキスタン、
ウズベキスタン、カザフスタンなどがそうです。
これに関しては、外交評論家・宮家邦彦氏の本で
楽しい覚え方を学びました。

「柿田棟アパートの住人」

上記の頭文字をとり、時計回りに
「カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、
ウズベキスタン、アフガニスタン、パキスタン」です。
ちなみにキルギスたけは「スタン」無しです。
これは1993年に憲法が改正され、正式国名がKyrgyz Republicに
なったためです。

国名でもう一つ混同するのはパラグアイとウルグアイ。
これはもう「力技」で覚えました。両国を英語表記すると、
ParaguayとUruguayで、アルファベットの「U」の方が
「P」よりも後であることイコール「パラグアイが北、
ウルグアイが南」と覚えたのです。ふー。
まだまだアフリカ諸国の国名と場所が一致していませんので、
この夏の宿題になりそうです。

ところで紛らわしい単語と言えば、「避難勧告」や「避難指示」も
ありますよね。勧告はあくまでも「お勧めする」というニュアンス。
よって、指示の方が意味合いは強くなります。
和英辞典では避難勧告がevacuation advisory、
避難指示がevacuation instructionとなっています。

最近カリフォルニア州では山火事が激しい状況となっています。
現地ではevacuation orderとevacuation advisoryが出ているのですが、
その違いに関してこんなページもありました:

http://wildfiretoday.com/2008/06/30/evacuation-definitions/

このページの3番にあるMandatory Evacuationがevacuation orderに
相当します。

なお、もう一つややこしいのが「消費期限」と「賞味期限」。
農林水産省では、「消費期限=期限を過ぎたら食べない方が良い」、
「賞味期限=おいしく食べることができる期限」と定義しています。
外国人向け不動産を手掛けるプラザーホームズに
わかりやすいページがありました:

http://www.realestate-tokyo.com/news/expiration-date-on-food-labels-in-japan/

消費期限をconsume by date、賞味期限をbest before dateとしています。
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ニュアンス [英語]

先日電車の中でいつものごとく中づり広告を眺めていたとき、
とある文章が目に入りました。"Happy Endless Summer"と
書かれています。セールの広告でした。
日本ではデザインの一環として英語を使いますよね。
この文章も、日本語文の背景画の中にあったのでした。

言わんとしていることは何となくわかります。
「終わらない夏」を言いたかったのだと思うのですね。
ただ、私が考えこんだのはendlessという単語。
良い意味で「終わりなき」状態を表すのであれば、
endlessよりもeverlastingの方がプラスのように思えたのです。

このあたりは自分がネイティブスピーカーではないため、
断定できません。このようなときに便利なのが英英辞典の
例文検索機能です。早速、電子辞書を開いて調べてみました。

ロングマン現代英英辞典でendlessを引くと、
endless petty argumentsやan endless stream of visitorsなどが
出てきます。an endless round of boring meetingsや
endless problemsもありました。うーん、確かに
これだけ見ればネガティブなニュアンスばかりなのですが、
実際はどうなのでしょう?

さらにネットで調べてみたところ、Endless Summerという
歌詞もあるようですし、必ずしも悪い意味でendlessを
使うわけでもなさそうなことがわかりました。
ということは、完全に私個人の思い込みだったのですね。
調べて良かったです。

ちなみにcontributeは「貢献する」「一因となる」という意味を
持ち、良い場面でも悪い場面でも使います。
日本語でも「~のおかげ」「~のせい」は違いますし、
「驚くほど」はどちらでも使えます。

ことばの奥深さを改めて感じます。
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一人だからこそ見える楽しみ [日々の暮らし]

先日、新規オープンのカフェへ出かけました。
以前から気になっていたのです。開店当初は混むはずと思い、
あえて数週間後に出かけてみたのでした。

未知の場所というのは本当にワクワクします。
お店であれ、観光地であれ、今まで自分の視覚が認識していないものを
新たに見ることになるからです。
今回のカフェもそうでした。

ドアを開けて足を踏み入れると、そこには高い天井が。
大きな窓が店内にはあり、開放感に溢れます。
店内の家具調度品やガラスケース内の食べ物なども
よく見てみると、計算された美しさがありました。
一人で出かけたからこそ、じっくりと自分のペースで
見られる楽しみがあります。

私はさほどインテリアや建築に詳しいわけではありません。
けれども、ウッド調の家具が醸し出す統一感や
カラフルな絵画、ケース内のスイーツの並べ方など、
ぜひ自分の家でも取り入れたいなあと思えるヒントが
たくさんありました(と言いつつ、自宅はそのままなのですが・・・!)。
椅子も長いソファや一人掛けの安楽椅子、
木目が美しいウッドチェアなどが優しく感じられます。

ちなみにこの日、私は電化製品にも注目しました。
天井のエアコンとお手洗いのハンドドライヤーです。
通常、お店の多くはダイキンのエアコンを入れている
という先入観があったのですが、そのお店は別メーカーでした。
ただ、ハンドドライヤーも同じ会社でしたので、
「なるほど、家電はすべてこの会社に注文したのかなあ」
などと勝手に想像した次第です。

ちなみにハンドドライヤーに注目するきっかけとなったのは、
数年前に家族で出かけたロンドン旅行です。
テムズ川の南にあるImperial War Museumで利用した
お手洗いのハンドドライヤーが、何ともオシャレで
強力だったのです。メーカーは、掃除機で有名なダイソン。
このハンドドライヤーは最近、日本でも
普及しつつあります。興味のある方はこちらをどうぞ:

https://www.dyson.co.jp/hand-dryers/airblade-v.aspx

なお、通訳業務で企業や製品情報を調べる際には、
必ず英語サイトも確認し、照らし合わせて用語を頭に叩き込みます。
というわけで、よろしければ英語サイトも:

https://www.dyson.co.uk/hand-dryers/dyson-airblade-v-nickel.html

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NHK「世界へ発信!英語術」更新 [掲載]

8月3日金曜日の翻訳・解説を担当いたしました。
「バーバリー 売れ残り42億円分を焼却」というニュースです。
お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n180803.html

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なぜこのスポンサー? [日々の暮らし]

かつて仕事で美術展の企画に携わったことがあります。
スポンサーや後援者などを募るため、企業や関係省庁を回りました。
その時初めて「協賛」と「後援」の違いを理解したのです。

「協賛」はいわゆる「スポンサー」のこと。
資金面での提供があります。一方、「後援」はいわゆる「名義貸し」です。
金銭面での援助はなく、あくまでも「その事業に賛同しますよ」
というバックアップの意志を得ることです。

以来、ミュージアムの特別展チラシを眺めては、「なぜこの企業が
スポンサー?」と考えることが増えました。
と言いますのも、その展覧会と何らかの接点がある企業が
多いからです。

たとえばオランダ関連の絵画展の場合、
KLMオランダ航空が「協力」欄に名を連ねることが多いですね。
オランダから絵画を空輸する際、KLMが使われるからです。
スポンサー欄にはキヤノン(オランダに拠点あり)、
ユニリーバ(英蘭メーカー)などが目立ちます。

一方、先日、コンビニでもらった浦和レッズのチラシには
パートナーシップ欄にルフトハンザ航空の名が。
うーん、なぜでしょう?調べてみたところ、
元監督がドイツ出身だったからなのでは、と勝手に推理しています。

ちなみに「協賛」という意味でのsponsorはアメリカ英語です。
イギリスの美術館ではsupported by ... という表現を使っています。
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アンケート [英語]

子どものころから「アンケート」や「プレゼント懸賞」に
応募するのが好きでした。小学生のころに暮らしていたオランダでは
「りぼん」という少女雑誌を購読していました。まだ
ネットなどない時代です。当時は日本の書籍を読むにも
「航空便」と「船便」の2種類の購読方法がありました。

航空便の場合は、日本での発売直後に空輸されます。
ただ、料金もそれなりに高く、雑誌では定価の3倍ぐらいは
しましたね。あまりにも高額ですので、当時は船便で
とっていました。

ただ、船便の場合、到着までは1か月以上かかります。
雑誌に出ているプレゼント懸賞に応募しようにも、
手元に届くころはすでに締め切りを過ぎていました。
「プレゼント品のあのマンガ家先生のグッズが欲しいのになあ」と
思ったものでした。

さて、今でもアンケートに応募するのは好きで、
フリーペーパーなどをいただいてはせっせと応募しています。
昔は官製はがきに書いて投函していましたが、
今はネットでの応募がほとんどです。

先日のこと、とあるアンケートに応募した際、
「年齢」欄でふと気づいたことがありました。
アンケートによっては年齢のところは「20代」「30代」などの
表記です。一方、そのアンケートは実年齢を記入するもので、
「0歳」から何と「150歳」までありました!
うーん、あり得ないと一瞬ツッコミを入れましたが、
これもデジタルゆえのフォーマットなのでしょう。

そうそう、もう一つ気付いたこと。
それは「性別」の欄でした。海外のアンケートは
数年前からmale, female, otherといった表記を
目にしていますが、今回のアンケートは「男性、女性、答えたくない」
でしたね。日本でもようやく時代を反映するものが
見られるようになったと思います。

ちなみに「アンケート」の元の語はenquete(フランス語)です。
英語ではquestionnaireと言います。
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