SSブログ

直接確かめること [日々の暮らし]

今の時代、ネットへのアクセスさえあれば、場所や時間を問わず
何でもできますよね。海外へ出かけなくてもライブカメラで
現地の様子を知ることも可能です。わざわざ図書館へ行かなくても
書籍をダウンロードして読むことさえできます。
一昔前であれば考えられません。

それでも、と私は思います。
やはりデジタル「だけ」ではないのだと。
家の中から一歩も出ずにすべてを済ませてしまうには、
あまりにももったいないと感じるのです。

そのようなことを思っていたところ、共感する文章に
出会いました。横浜でパティシエとして活躍する
服部明さんのことばです。

「(どのようなプチガトーが人気なのかといったことは)
インターネットでも調べられます。でも、自分の目や舌で
直接確かめることで大きな刺激を受けることができるのです。」

画像だけ見て形をまねたり、今の流行を押さえたりすることは
ヨーロッパへ行かなくてもできます。けれども、あえて
現地に行ってみる。そこから刺激を受けることが次につながるのですね。

服部さんは、次のようにも語っています。

「『もっとおいしいものをつくりたい』と試行錯誤し続けることは
職人としての当然の務めだと思います。」

この文章も心に響きました。

私自身、より良い通訳者になれるよう、受講生にとって
実り多き授業を実施できるよう、さらなる努力を続けたいと思います。

(「相鉄瓦版」第253号、相鉄ホールディングス発行、2018年7月)
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。