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日経新聞 掲載のお知らせ [掲載]

本日8月20日(月)の日経新聞「私見卓見」に
私の文章が掲載されました。
「『注意喚起』の伝え方、見直しを」というタイトルです。
防災無線などにおける伝達方法について記しました。
お時間がございましたら、ご一読いただければ幸いです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34142600U8A810C1SHE000/

なお、同じく本日の日経新聞・教育欄には
「入試英語の民間試験」について
埼玉県立浦和高校の杉山剛士・前校長が寄稿されております。
非常に考えさせられる内容です。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34319030Y8A810C1CK8000/

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勉強と錯覚していないか? [日々の暮らし]

書籍を通じて尊敬できる人に出会えるととてもうれしくなります。
私にとってジャーナリストの故・千葉敦子さんもその一人です。
千葉さんは乳がんを患いながらも精力的に活動を続け、
晩年はニューヨークで過ごしました。まだ1970年代のことです。
当時は女性の活躍自体が珍しく、しかも帰国子女でもない彼女は
自力で勉強をして英語力を高め、日本に関するニュースを
英語で発信し続けたのでした。

千葉さんの書籍はあいにく絶版になっていますが、
図書館で読むことができます。働き方や物事のとらえ方など、
当時としては一歩も二歩も先を行く考えが記されています。

中でも私が感銘を受けたのが、時間の使い方でした。
今でいうところの時短術が満載の本だったのです。

そこに書かれていたのは、日中と夜の過ごし方に
ついてでした。日中に頭を使う仕事に従事したのであれば、
夜は手を動かすなどしてリラックスするように、
逆に昼間体を動かしていたのであれば、夜は読書などをして
頭を使うように、という内容でした。
要はバランスを図るということです。

私はこの考えをさらに応用させています。
「勉強(思索)」と「勉強(作業)」についてです。

たとえばテキストの内容をノートに写すのは、同じ勉強でも
「作業」になります。テキストに書かれていることを見ながら
手を動かしてノートに写す(あるいはPCに入力する)からです。
内容についてじっくり考えるというよりは、文字をそのまま
写すことに重点が置かれます。

一方、テキストに書かれている内容についてじっくり考えるのが
勉強における「思索」です。自分はそれについてどう思うかを
考えることになります。単純作業ではなく、頭を使います。

大事なのは、「作業」を「勉強」と錯覚しないことだと私は考えます。
作業をしている時間に「自分は勉強をしているのだ」と
錯覚してしまうと、単純作業自体が勉強と思い込むことになってしまうからです。

大切なのは、自分の頭で考え、次につなげていくこと。

ゆえに「作業」だけで満足しないよう、私自身気を付けるようにしています。
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