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「ボヘミアン・ラプソディ」観てきました! [日々の暮らし]

子どものころからクイーンのファンであったこともあり、
この度公開された「ボヘミアン・ラプソディ」は本当に
楽しみにしていました。この11月は仕事が立て込んでおり、
実は目が回りそうだったのですが、「だからこそ
好きなことをしよう!」と心に決め、この作品を
観に出かけたのでした。幸い自宅近くの映画館には
音響の良いIMAXが導入されているスクリーンがあります。
そちらで鑑賞してきました。

いや~~~~、とにかく素晴らしかったの一言です。
観る前は「確かに前評判は良いけれど、バンドのメンバー
本人たちが出るわけではないし」と内心懐疑的でした。
けれども配役はもちろんのこと、細かい部分まで
描写が素晴らしく、どんどん引き込まれました。
あっという間の2時間半でしたね。

ここであれこれ書くよりも、多くの人にぜひぜひ
劇場に足を運んでいただけたらと思います。
私はリアルタイムでクイーンが活動していた時代を
生きてきましたが、そうした往年のファンはもちろんのこと、
次世代の方も、今一つクイーンを知らないという方々にも
観ていただきたい一本です。

自分の生き方について考えさせられます。

http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/?p=true

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槇原敬之さんのことば [日々の暮らし]

日常生活を送る中で、ふと何かを思い出すことがあります。
たとえば歌の一節であったり、昔見た絵画であったりという具合です。
先日思い起こしたのは、「どんなときも。」という歌。
90年代にヒットしたメロディで、歌っているのは槇原敬之さんです。

槇原さんは90年代終わりに薬物関連事件で逮捕されたことがあります。
大スターであった最中でしたので、マスコミによるバッシングも
激しいものでした。保釈こそされたものの、金銭トラブルにも
見舞われ、絶望的な状況に置かれました。

槇原さんのインタビューが「逆風満帆」という本に
掲載されています。

辛い最中、槇原さんに心を寄せたのが、音楽家の
矢野顕子さんでした。ニューヨークからわざわざ
手紙を送ってきたのだそうです。その文面には
槇原さんを思いやることばが綴られていました。
そのことを槇原さんはこう述懐しています。

「思っていれば、血がつながっていなくても心が通じるんだ、
と教えてくれたのが矢野さんでした。貴いものは、
時空を超えてやって来て、僕がしなくちゃいけないことを
するように導いてくれる」

これを機に槇原さんは創作活動を再開し、SMAPの
あの大ヒット曲「世界に一つだけの花」を生み出したのでした。

「一生懸命生きていれば、音楽じゃないことをやっていても
生きていけるという確信が持てるようになった。
自分のことが一番じゃなくて、人のことが一番だって
生きている人は、誰も悪いようにはしない。
人が悪いようにしても神様が放っておかないよ、という
心の強さを得て、本当に楽になりましたね」

このようにも述べています。

辛くてもあきらめない。
反省すべき点は徹底的に省みる。

人の一言がきっかけで、人生は大いに変わるのだと
気付かされた文章でした。

(「逆風満帆」朝日新聞be編集部編、明治書院、2006年)
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数をこなせば [日々の暮らし]

数か月前からドライブに凝っています。

かつての私はペーパードライバーでした。
「運転などとてもとても」という状態だったのですね。
けれどもイギリスで仕事をしていたときに息子が生まれ、
それを機に再びハンドルを握るようになったのです。
ただ、あまりにも長期間、ペーパーでしたので、
現地の先生に指導していただき、おそるおそる
公道デビューをしたのでした。

夜泣きの激しい息子で親は万年寝不足状態。
それでも保育園の往復や買い物など、車は欠かせません。
運転に必要な集中力を保つのが精一杯でしたので、
ドライブを楽しむなど程遠い状況でした。

帰国してからも「運転ニガテ」という意識は変わらず。
さらに娘も生まれてまたまた寝不足と疲労状態は続きます。
とは言え、狭いマンションに週末閉じこもったままでは息が詰まりますので、
仕方なくドライブへ出かけていました。

ある日のこと。秩父までドライブし、とある施設に駐車
していた際、別の車にぶつけられたことがありました。
アクセルとブレーキを踏み間違えてしまい、ぶつかってきたのです。
ちょうど我が家4人が駐車場に戻ろうとしていた矢先でした。
数メートル先にある我が家の車が吹き飛ぶ様子は本当にショックでした。

しかもその衝撃が抜けきれないまま、帰路で私は
別の車に追突する羽目に。ショック状態で運転していたのと
疲労が原因でした。それがしばらくの間、私にとっては
トラウマとなったのです。

けれども最近になり、出講先の大学までの荷物があまりにも
重いことから、高速道路を使って通勤するようになりました。
不思議なもので、あれほど苦手だった運転も、繰り返すうちに
慣れてくるのですね。しかも今秋は大学の授業後の夜に
都内での仕事も重なり、そのまま首都高を走ることに。
数年前であれば怖くて仕方がなかった首都高速も、
何度も走るにつれて夜景を楽しめるまでになりました。

そのような積み重ねにより、今では本当に運転が楽しく、
「え?お迎え?行く行く!」と家族の送迎にも励んでいます。
先日は埼玉から海浜幕張まで運転して家族を迎えに行きました。
外環自動車道が数か月前に延伸しており、
三郷南ICから東は真新しい道路でした。ほとんどがトンネルなのですが、
ライトも美しく、大いに楽しめましたね。

ということで、英語学習同様(?)、人間というのは何歳になっても
数さえこなせばできるようになると改めて思ったのでした。
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ラグビーとピアノの共通点 [日々の暮らし]

日経新聞の最終面には「交遊抄」というコラムがあります。
これは各界の著名人が執筆するもので、ご本人と
交流のある方が紹介されています。政治家、実業家、
芸術家、スポーツ選手など、登場する人も様々。
しかも意外な人とのつながりが書かれており、私は
毎日欠かさずこのコラムを読んでいます。

2018年11月10日土曜日の朝刊には、ピアニストの
横山幸雄さんが綴っておられました。紹介されているのは
ラグビーの日本代表として活躍した藤原優さんです。
ピアノとラグビー。一見かけ離れているように見えますが、
横山さん曰く、共通点が実はあるのだそうです。以下、引用です。

「『個人競技』のピアノと『団体競技』のラグビーは
性格が異なるが、藤原さんと話すようになってから、
ピアノとの共通点が多いことに気づいた。本番での
集中力や緊張感、そして相手を研究して緻密な戦略を立てる
『知性』だ。ピアニストも音楽を徹底的に研究して
奏法を考えるという点でラグビーに似ている。」

これぞまさに通訳者にも当てはまります!
基本的には「個人」での仕事ですが、話者や聞き手を
含めれば通訳業も「団体競技」です。しかも
集中すること、緊張することなど最たるものですし、
事前準備として話者をひたすら研究するのも
この仕事には欠かせません。

これまで私はアーティストやスポーツ選手のインタビューが
好きでよく読んできました。こうしたした共通点があるからこそ、
余計惹かれるのでしょうね。
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大阪のイベントにゲスト出演いたします [英語]

来たる12月9日(日)に大阪で行われるイベントに
ゲスト出演いたします。イベントタイトルは、
「英語で世界につながるフェスタ」です。
参加費は無料、対象は小学生とその保護者の皆様です。
「子どもを英語好きにする」という観点から私は
お話する予定です。

ご興味がございましたら、以下のリンクからお申込みいただければ
幸いです。よろしくお願い申し上げます。

https://www.daiichisemi.net/event/en_festa.html
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第372回がアップされました。
タイトルは『あきらめないこと』、書籍紹介では
「作家の猫」(コロナ・ブックス編集部編、平凡社、2006年)を
取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/14050.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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最近印象に残ったフレーズ [日々の暮らし]

紙新聞の良さをこのブログでも書いてきましたが、
毎朝紙面をめくるたびに、「ああ、今日も良い記事に出会えたなあ」
と嬉しくなります。そこで本日は最近私が出会った
印象的なフレーズをご紹介することにしましょう。

「チャンスを待つな。自分で作れ!」
(テニス選手 ステファノス・シチパス選手
日経新聞2018年11月8日木曜日朝刊より)

「できないと思ったら終わり。たいていのことは何とかなる」
(外科医兼耐久ラリードライバー 濱口敬子氏
日経新聞2018年11月4日日曜日より)

「学びとは、すぐに答えを出すことではなく、もっと奥深いもの」
「(ネガティブ・ケイパビリティという言葉は)
答えを出す力ではなく、どうにも答えが出ない事態に耐える力のこと」
(作家・精神科医 帚木蓬生氏
日経新聞2018年11月2日金曜日夕刊より)

「人生は行き当たりばったり。何があっても受け入れる
闇雲精神が大切」
(全盲の文化人類学者 広瀬浩二郎氏
日経新聞2018年10月30日火曜日夕刊より)

「好きなことにもっと時間をかけたほうがいい。
(中略)好きな物に時間をかけて極めれば
人の心に刺さるのは何か見つかるはずだ」
(コンサルタント 山口周氏
日経新聞2018年10月30日火曜日夕刊より)

***

私は印象的なフレーズに出会うと、手帳の隅に書き写しています。
毎朝手帳を開くたびに元気がでる一文を眺める。
それだけで今日も頑張ろうという気分になります。
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緑茶パック [日々の暮らし]

先日両親がイギリス旅行へ出かけました。
出先のB&Bで頂いたというティーバッグをおすそ分け
してもらったので、早速いただいたのですが、
むしろ注目したのはパッケージです。
そういえば、パッケージについては先日も書きましたっけ。
今回の商品はgreen tea、緑茶です。

Lichfieldsというメーカーのティーバッグだったのですが、
外装にはこの緑茶ティーバッグの淹れ方が書かれていました。
以下が説明文です。

Directions for use:
Place tea bag in a cup or pot (one per person)
with tag over the side. Pour on freshly boiled
water. Allow to brew for 2-3 minutes.
To sweeten, add honey or sugar to taste.

オドロキのポイントは2つ。

まず、ティーバッグのタグはカップの外側に出すように
という指示。「え?当たり前でしょ?」と言われそうですが、
きちんとこのように指示しないと、カップの中に
タグまで入れてしまうケースが出てしまうのでしょうね。

もう一点は「甘さを出すために砂糖かはちみつを入れる」
という記述。「お~~~、あり得ない!」と思ってしまうのですが、
おそらく海外の方から見れば「納豆スパゲティ」や
「ライスバーガー」と同じ感覚で「あり得ない」のかもしれません。
実物の写真はこちらです(うまく飛べれば良いのですが):

https://www.amazon.co.uk/Lichfields-Green-Tea-Individual-Enveloped/dp/B00J6AW3T6

ちなみにパッケージの表面には、この緑茶の葉が
Camellia Sinensisからとられているとありました。
「チャノキ」のことです。詳しくはこちらをどうぞ:

http://museum.ichikawaen.co.jp/knowledge/chanoki.php
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fake [英語]

先日の放送通訳シフトで、ついつい言い間違えてしまいました(反省)。
インドネシア沖合で航空機が墜落したニュースです。
CM前の予告だったのですが、「お知らせの後は
インドネシアで起きた航空機事故のニュースです」と
言うべきところを、「航空機『事件』」と言ってしまったのです。
嗚呼!

事故と事件、実はとても似ていて私はニガテです。
いつも「間違えるまい」と言い聞かせているにも関わらず、
なぜか口が滑って言い違えるのです。うーん。
通訳者デビューしたころは、「戦略」と「戦術」、
また、「戦艦」と「軍艦」がゴッチャになっていましたっけ。
ホントに日々反省です。

ところで数日前、寒さ対策として部屋用のスリッパを
買いました。ラベルを見ると「フェイクスエードスリッパ」とあります。
ところが何をどう読み間違えたのか、

「フェイクニューススリッパ」

と見えてしまったのですねえ。

トランプ大統領のfake news連呼に感染してしまったのかも
しれません。

ちなみにfakeは「ランダムハウス英和大辞典」で調べると
語源として「もとは浮浪者の隠語『やっつける、奪う』;
おそらく廃語feak, feague『殴る』の異形」と出ています。
初出は1812年ですので、割と新しい単語なのでしょうね。
なお、fakeは動詞でも使えます。たとえばfake (up) a reportは
「報告をでっち上げる」という意味です。
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秋の褒章~受章者のコメントから [日々の暮らし]

政府は11月2日付で秋の褒章受章者を発表しました。

かつてオックスフォード大学日本事務所に勤めていたころ、
大学と企業の接点があったため、褒章リストには
いつも注目していました。お世話になっている企業関係者などの
お名前があれば、祝電をお送りしていたからです。
その当時の「目を通す」という習慣が今でも私の中には
残っており、褒章リストは必ず見るようにしています。

今年は俳優の真田広之さん、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんを
始め、芸術分野の方のお名前もたくさんありました。
中でも注目したのは棋士・羽生善治さんと、
作家・林真理子さんの受賞コメントです。
以下、引用です。

*****

羽生善治さん:

「棋士の活動は休みなく続くわけで、
安定した状態というのはない。
賞をいただけたのを励みにしたい」

「AIにどう向き合っていくかは全棋士に与えられている課題。
セオリーを一つずつ再確認し、また構築している状況」

「対局していても、知らないことがたくさんあったと
気付く。自分なりの発見を見つけていく」

林真理子さん:

「28歳でデビューして36年間、愚直にひたすら書いてきた」

「自分は怠け者だとずっと思っていたが、
最近になって『地方出身の努力家』なんだと気づきました。
小説を書くことが私を成長させてくれました」

「私の芯には物語を作るのが大好きであるということがある」

*****

好きな仕事に情熱を持って取り組むこと。
さらに上を目指すために努力をすること。

そうすることで、人は仕事を通じて社会に貢献できると改めて感じます。
勇気をいただいたコメントでした。

(日本経済新聞2018年11月2日金曜日朝刊より)
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