SSブログ

秋の褒章~受章者のコメントから [日々の暮らし]

政府は11月2日付で秋の褒章受章者を発表しました。

かつてオックスフォード大学日本事務所に勤めていたころ、
大学と企業の接点があったため、褒章リストには
いつも注目していました。お世話になっている企業関係者などの
お名前があれば、祝電をお送りしていたからです。
その当時の「目を通す」という習慣が今でも私の中には
残っており、褒章リストは必ず見るようにしています。

今年は俳優の真田広之さん、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんを
始め、芸術分野の方のお名前もたくさんありました。
中でも注目したのは棋士・羽生善治さんと、
作家・林真理子さんの受賞コメントです。
以下、引用です。

*****

羽生善治さん:

「棋士の活動は休みなく続くわけで、
安定した状態というのはない。
賞をいただけたのを励みにしたい」

「AIにどう向き合っていくかは全棋士に与えられている課題。
セオリーを一つずつ再確認し、また構築している状況」

「対局していても、知らないことがたくさんあったと
気付く。自分なりの発見を見つけていく」

林真理子さん:

「28歳でデビューして36年間、愚直にひたすら書いてきた」

「自分は怠け者だとずっと思っていたが、
最近になって『地方出身の努力家』なんだと気づきました。
小説を書くことが私を成長させてくれました」

「私の芯には物語を作るのが大好きであるということがある」

*****

好きな仕事に情熱を持って取り組むこと。
さらに上を目指すために努力をすること。

そうすることで、人は仕事を通じて社会に貢献できると改めて感じます。
勇気をいただいたコメントでした。

(日本経済新聞2018年11月2日金曜日朝刊より)
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。