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「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第187回はdraconianという単語です。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/13937.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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楽しむ勇気 [日々の暮らし]

日経新聞夕刊に毎週連載されているコラムで、必ず
読むものがあります。プロトレイルランナー・鏑木毅さんの
エッセイです。タイトルは「今日も走ろう」です。

鏑木さんは自らのレース体験や子育てから感じたことなど、
幅広い観点から文章を綴っておられます。
すでに本も何冊か出しており、その中で「楽しむ勇気」
という言葉を自分は頻繁に使っているのだと、
先日のエッセイには書かれていました。

ただ、「楽しむ勇気」と自分で書いてはいるものの、
「自制が利かず、感情にまかせて非常に怒りっぽく
なってしまう」との悩みもあるそうです。
理想と現実のギャップなのでしょうね。ご家族にも
それを指摘されるとありました。

自分としては「こういう姿をめざしたい」というのは
誰にでもあることでしょう。けれども人間ですので、
その時の体調や気分で、理想に近づけないことはあります。
機械ではないのですから、それは当たり前だと思います。
それでも自分なりに努力をして、自分がめざすところに一歩でも
近づければ、人は成長するのだと私は感じています。

ちなみに「楽しむ勇気」ということば。
鏑木さんは「何事も楽しむ心を持とうというのが自身のモットー」
と綴っています。

それで思い出したことがあります。

私がイギリス時代にお世話になったかかりつけ医師は、
診察中も鼻歌を歌いながら常に笑顔でした。
病人を診るという仕事でありながら、
いつも上機嫌だったのですね。私など、診察室に入るや
ご機嫌な先生を一目見ただけで、半分ぐらい自分の病状が
良くなったような錯覚を起こしたものでした。
それぐらい「上機嫌」や「楽しむ心」というのは
伝播するのだなあと思っています。

だからこそ、普段の自分の日常生活や仕事において、
「楽しむ」というキーワードを大切にしたいと感じます。

(「著書に感じるプレッシャー」『今日も走ろう』
鏑木毅、日本経済新聞2018年10月31日水曜日夕刊)
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15段のナゾ [日々の暮らし]

「通訳者に必要なのは体力!」を信奉しているため、
日ごろからエレベーターやエスカレーターはなるべく
使わないようにしています。私は歩数計も付けているので、
歩くだけでも相当歩数は稼げるのですね。
数字が増えるごとにモチベーションが上がります。

さて、普段私が無意識にやっていることの一つに「階段数を数えること」が
挙げられます。駅の改札からホームまでの階段、大学の教室への
階段、自宅マンション(4F、エレベーターなし!)の階段など、
いつも使っている階段でも、ついつい数えてしまうのです。
なぜなのでしょう?自分でもわかりませんが・・・。
心の中で自然とカウントしており、最上段に到達すると
達成感を抱くことができるのです。我ながらフシギな性格です。

さて、そうして数えているうちに、あることに気づきました。
駅の階段の場合、そのほとんどがおおむね15段ほどなのです。
エスカレーターを使った場合も同様で、15段数えると
上の階に到達します。うーん、ということは、法律で
15段と決められているのでしょうか?

気になったので調べてみました。

元となっているのは「建築基準法施行令」でした。
「高さが3メートルをこえるものにあっては
高さ3メートル以内ごとに、(中略)踊場を設けなければ
ならない」と出ています。ちなみに日本の場合、
段数ではなく、1段あたりの高さで決めているようです。
よって、1段が18センチの階段で3メートル以内に踊場となると、
おおむね16段ぐらいとなります。なるほど、というわけで
私が数えた15段というのもナットクです。

確かに駅の階段で「15段+踊場+15段」であれば
踊場があるので一安心です。もしこれが、「30段踊場なし」だと
相当こわ~い階段になりそうですね。

あ、今回ももちろん、階段関連の英語が気になったので
調べました!お時間のある方はこちらもドーゾ:

http://pacifictimberworks.ca/staircases/staircase-terminology/

ああ、面白い~!
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「あ~あ、やっちゃった」の原因 [英語]

日常生活の中で、「あ~あ、やっちゃったぁ!」と
思わずため息を漏らしてしまいたくなる場面があります。
たとえば、

「自動販売機でホットコーヒーのボタンを押したつもりが、
出てきたのは冷たいコーヒーだった」

「急いでいる時に限って、エレベーターのボタンを
押し間違えてしまった」

「ジッパーに布が食い込んでしまった」

「曲がり角で向こうから来た人とぶつかりそうになり、
お互いよけようとして、結局二人とも同じ方向に
右・左と動いてしまった」

このような感じです。

私など、普段の生活の中でこうしたことが少なくなく、
そのたびに思わず英語で"Not now, please!!"と
叫びそうになります。「お願い、今だけは勘弁して」ということです。

けれども、そのたびに心をかき乱されたところで、
改善はしません。むしろ大事なのは、なぜそうなってしまったのか、
再発防止のために何ができるのかを考えて、
それを実践することなのですよね。最近はこうした
状況に陥るたびに「で、教訓は?」と自分にツッコミを
入れるようになりました。

私の場合、最大の敗因は「とにもかくにも自分の心が急いていて、
注意力が欠如していた」ということが挙げられます。
だからこそ、急いでいるときほどゆっくり動いた方が良いのですよね
(反省!)。

ちなみにイギリスで小学校時代に、クラスメートがよく
口にしていたのが"For God's sake!"というフレーズでした。
転入当初、まったく英語を解さなかった私が比較的早く
身に付けたのがこのセリフです。口語的に訳すなら
「ったくもう!いーかげんにしてよ!」といった感じでしょうか。
でもsakeは「目的、繁栄」という意味なのに、なぜこのような
フレーズになったのでしょうね。ことばというのは本当にフシギです。
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floating date [英語]

先日、米軍放送AFNを聴いていたところ、Halloweenについて
DJが話していました。米軍基地ではハロウィーン行事が盛んで、
色々な告知を番組でも流しています。

DJのトークの中で興味深かったのが、「ハロウィーンの日付を
変えよう」という動きがウェブ上で広がっている、という話題でした。
ハロウィーンというのは昔から10月31日に行われてきています。
けれども、平日だと仮装や子どものご近所周りが不便という声が
上がっているとのこと。このため、「10月最終土曜日に移そう」という
署名活動が始まり、27000人以上が賛同したそうです。

https://wgno.com/2018/10/29/petition-to-move-halloween-has-over-27k-signatures/

このように固定日ではなく、「最終土曜日」という具合に
流動性のある日付のことを英語でfloating dateと言うようです。
先のDJの話の中に出てきて、思わずすぐメモしてしまいました!

ちなみに日本は世界有数の祝日大国です。春分・秋分の日や皇室の方々の
お誕生日は固定ですが、「体育の日」や「敬老の日」などは現在、
「ハッピーマンデー」ということで月曜日に制定されています。
私が子どもの頃は「祝日=固定」でしたので、「やった~、今週は水曜日が
休み!苦手な授業を免れるわ~」と喜んだものでしたね。
1年の初めに年間カレンダーを眺めては、どの曜日のどの授業が
つぶれるか、ワクワクしたものです。

ところでアメリカにも「月曜休日統一法」という法律があります。
Uniform Monday Holiday Actという名称です。
ワシントン誕生日や戦没将兵追悼記念日などがいずれも月曜日に
なっています。
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仕事の進め方 [日々の暮らし]

ここ数日、日経新聞で読んだ記事をご紹介しています。
本日取り上げるのは、2018年10月30日の朝刊に出ていた
「働き方改革セミナー2018」の開催レポートです。
日経新聞が主催したセミナーで、東京で行われました。

基調講演をされたのは元東レ経営研究所社長の佐々木常夫さんです。
佐々木さんは「働く君に送る25の言葉」を始め、数々の
ベストセラーを生み出しています。

佐々木さんはワークライフバランスを実現する仕事方法として、
以下を実践されてきたそうです:

1.計画先行・戦略的仕事術
2.時間節約・効率的仕事術
3.時間増大・広角的仕事術

これらを意識することで、生産性を高めたということになります。

また、「8割の仕事は拙速にやり、重要な2割の仕事は
完ぺきにやる」とも説いておられます。確かに、すべての
仕事に同一エネルギーを注ごうとすると大変ですが、
自分なりに優先順位や重要度をつけることで、
この「8割・2割」というアプローチはできると思います。

一方、なぜ長時間労働が発生するかについて、佐々木氏は
「プロ意識」「想像力」「羞恥心」の欠如を挙げておられます。

私はこれを読み、仕事をする際にはそれがどのような業務であれ、
『他人事』にしてはならないと改めて感じました。
自分はその道のプロであると自覚すれば、仕事においても
先回りする想像力が出てきますし、恥ずかしい仕事ぶりも
できなくなると思うのです。

良き仕事をして、少しでも社会のお役に立てればと感じます。

(日本経済新聞2018年10月30日火曜日朝刊より)
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作家・精神科医 帚木蓬生さんのことば [日々の暮らし]

日経新聞夕刊の2ページ目でお気に入りのセクションがあります。
「ニュースなこの日」というコラムです。
その日の新聞発行日と同時期の過去にどのような出来事が
あったのかを振り返る内容です。10月29日夕刊の
本稿では「鈴鹿でF1初開催 日本中でブームに」という
タイトルが出ていました。日本でF1が初めて開かれたのは
1987年10月30日だったのですね。まさにバブル真っ盛りの時代です。

さて、今日ご紹介するのは、このコラムの左隣に
掲載されていた「人間発見」というインタビュー記事です。
こちらは1週間かけて、各界で活躍している方を
取り上げています。10月最終週は作家で精神科医の
帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんです。帚木さんは
医療小説や歴史小説の作家としても著名です。

現在71歳の帚木さんは、メンタルクリニックの開業医として
平日は診察にあたりつつ、作家活動をされています。
執筆時間は午前4時から6時まで。毎日原稿用紙4枚を書く
というノルマを課しておられるそうです。また、執筆用の
リサーチは週末に行っているとも書かれていました。

インタビューの中で印象的だったのは、次の文章でした。

「自分しか書かない、自分にしか書けないものを」

帚木さんはこう思いながら執筆を続けておられるそうです。

この言葉の重みを私は改めて感じました。
と言いますのも、せっかくこの世に生まれたのである以上、
自分にしかできない仕事というものを探し求め、
それに取り組み、社会のために尽くすことが
生きがいになるのでは、と私は信じているからです。

自分と同じ仕事をする人はもちろん存在します。
自分よりも上手にできる人も然りです。

けれども、「自分にしかできないことがきっとあるはず」と
気持ちを強くし、そのために自己研鑽し続けることが
自分の原動力になるのではないか。

そのように私は考えています。

(「書き続け、診続ける」① 作家・精神科医 帚木蓬生さん
『人間発見』日本経済新聞2018年10月29日月曜日夕刊)
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フォトグラファー・ヨシダナギさんのことば [日々の暮らし]

先日赤坂のテレビ局へ出かけた帰り道、
隣接する商業施設の中を通りました。
すると、やはりありました!フリーペーパーです。
「COMMONS PAGE by 三井のオフィス」という冊子です。
この建物が三井系なのですね。

私が入手したのは「2018 No.002」という最新号でした。
その中にヨシダナギさんというフォトグラファーの方の
インタビューが掲載されていました。

ヨシダさんは2009年より単身でアフリカへ渡り、
少数民族を撮影し、発表するという活動を続けてきています。
写真の技術は独学だそうです。2017年には日経ビジネス誌で
「次代を創る100人」に選出されました。

ヨシダさんは仕事に取り組む際、その仕事が「自分にフィットするか」
という基準で厳しく選んでいるそうです。「無理して執着すると
疲れるし、イヤな思いもする」というのが理由です。

一方、イヤなことがあった場合は「一旦寝て、
翌日も引きずっていたら改めて考えます。あとは、
何が起きても気にしないことでしょうか」とも
述べています。確かに、悩みごとが生じた際、
あれこれ考え続けてみじめになるよりも、いっそのこと
まずは寝てしまう方が建設的ですよね。

同調圧力が嫌いで皆と同じことはしたくない
というヨシダさん。「それぞれが得意なことだけをやれば、
能力も高まるし、気持ちも楽だし、チームでの仕事も
円滑に進む」「自分の得手・不得手を意識することは、
すごく大事だと思います」とも述べています。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、まずは自分が
何を得意としているのか、改めて考えてみると良いのかもしれませんね。

(「INTERVIEW COLORFUL WORKER フォトグラファー ヨシダナギ」
『COMMONS PAGE by 三井のオフィス』2018年No.002)
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NHK「世界へ発信!英語術」掲載 [掲載]

11月2日金曜日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
「日本の対中国ODA終了へ」というニュースです。
お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n181102.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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タイのFM番組に出演しています [掲載]

数年前からタイのFM番組"Good Morning ASEAN"に出演しています。
「海外レポーター」という肩書で、日本の話題を
毎月第一金曜日にお伝えしているのです。番組はタイ語で進められて
いますが、私が出演するコーナーは英語です。
タイでは英語の普及をめざすべく、このような感じで
日常生活でも自然な形で英語が普及しつつあるようです。

日本時間の午前9時少し前に番組のキャスターから国際電話が
我が家にかかってきます。私は電話口でレポートをします。
番組終了後にはオンエアの様子がアップされます。

https://ja-jp.facebook.com/pg/GoodMorningASEAN/posts/?ref=page_internal

本日Facebookにアップされている2本目の動画、23分目あたりです。
今日は日本のお寺事情と、20代30代のアクティブ女性についてご紹介しました。

日本の楽しい話題をお伝えすることで、タイの方々に少しでも
日本のことを好きになっていただきたい。少しでも多くの方に
関心を持っていただきたい。

このような思いで毎回レポートをしています。
これからも様々なトピックを取り上げていくつもりです。
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