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自分をケアすること [日々の暮らし]


午前3時半過ぎに起床して身支度。
まだ夜明け前の電車の乗って早朝シフトへ。
このような生活が20年近く続いています。
大好きな放送通訳ですので、眠気はあるものの、
辛くはありません。むしろ前日になると「よし!
明日も頑張ろう!とにかく寝坊だけには注意」と
言い聞かせながら床に就くのですね。

とは言え、睡眠をついつい削る日々が続いてしまうと、
テレビ局へ向かう車内では爆睡状態。
終点でハッと目が覚め、しかも乗り継ぎは数分間ですので、
ダッシュで階段を駆け下ります。
まるで「寝ている中、敵の存在に気付いて
猛ダッシュするサバンナの動物」のようです。

さて、そうした中、地下鉄駅構内のラックで
「メトロポリターナ」という月間フリーペーパーが
あると、それだけで今日はラッキーに思えてきます。
先日いただいたのは11月号。今回インスピレーションを
受けたのはオーガニック関連の連載記事でした。

小木充さんというオーガニックコスメの仕掛人さんが
国内外のオーガニック提唱者にインタビューをする
という内容です。

今月号に登場されたのは、イギリスのnatracare
創設者のスージー・ヒューソンさんでした。
コロナなのでリモートインタビューです。

その中のスージーさんのことばが印象的でしたので、
引用します。コロナについてです:

「人生には、さまざまな困難が起こりえますが、
いま私たちが直面している問題は、これまでになかった
新たな壁です。だからこそ、自分自身のケアを
しっかりしてください。」

そうなのですよね。大変だからつい自分が頑張ってしまう。
学生さんであれば、何とかして課題を提出する。
社会人であれば、リモートやオフィス、または営業業務を
必死にこなすなど、誰もがこの異常事態下で精いっぱいやっていると思います。

今までずっと「自分のケア」をしてきた方はもちろん
おられるでしょう。でも、スージーさんがおっしゃりたいこと
というのは、今まで以上にケアを意識してあげる、ということ
なのでしょうね。

スージーさんの締めくくりの言葉を:

「あとは、互いに思いやりをもつということも
忘れないでください。これが、なによりの
"Wellness therapy"であると私は思っています。」

「優しさ」は最高で最大の無償セラピーだなと
私も改めて感じています。

(「話題はオーガニック!オギノマ」『メトロポリターナ』
Vol,213 2020年11月号、産経新聞社発行)
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「メディアに登場した獨協大学」に掲載されました [仕事]


現在、非常勤講師として週5コマを獨協大学で担当しております。
ここ数か月、大統領選挙やノーベル賞などの同時通訳に
携わる機会を頂戴しました旨が大学HPに掲載されました。

https://www.dokkyo.ac.jp/about/in-the-news/2020/20201116003933.html

お時間がございましたら、ご一読いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]


2020年11月16日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「旅客機が機内食レストランに変身」です。

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2011/16.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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「やさしい経済学」 [日々の暮らし]


日経新聞の中ほどに「やさしい経済学」というコーナーが
あります。先日まで連載されていたのは、幸せに関して
経済的観点から分析する、というものでした。

執筆者の前野隆司・慶應義塾大学教授は次のように
記しています:

「周囲とのつながりや感謝は幸福度を向上させ、
楽観性や自己肯定感といった意識も好影響を与えます。」

そういった気持ちを人間が有していると、それは
企業でも大きな力を発揮するわけで、離職率や欠勤率が
下がる、というのですね。なるほどと思いました。

ちなみに前野先生によれば、2021年におけるダボス会議の
テーマは「グレート・リセット」だそうで、これに含まれている考えが
「人々の幸せを中心とした社会への転換」なのだそうです。

日々を幸せに生きる上で、一人一人に何ができるか。
それが集団となり、地域や国、そして世界への幸せへと
つながっていくのでしょうね。

(日本経済新聞2020年11月12日木曜日朝刊)

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河井寛次郎のことば [日々の暮らし]


コロナになる前、京都に魅了されて月1回ほど通い詰めて
いたことがあります。まだ数か月前のことです。
そのとき、立ち寄ったのが「河井寛次郎記念館」でした。

河井寛次郎は陶芸家。大正から昭和にかけて活躍しました。

http://www.kanjiro.jp/

私はさほど陶芸に詳しいわけではないのですが、
たまたま何かで目にした氏の文章に心を打たれ、
記念館を訪ねてみたのです。

そこで買い求めたのが、名言の書かれたクリアファイルでした。
私の机の前に貼ってあります。クリアファイルには
寛次郎のことばが9つ掲げられています。

朝、目が冷めて机に向かう際、その9つの中のどれかを
目に入れるようにしています。今朝、私の目に留まったのは
次のことばでした:

「助からないと思っても
助かって居る」

とても心に響く文章です。

生きていると、「もうにっちもさっちも行かない」
という状況に陥ることがあると思います。

本当にこのままで先に進めるのかしら?

出口など無いのではないか?

こう思えてしまうことがあります。

でも、寛次郎の言うように、きっとどこかで必ず
「助かって居る」のだと思います。
そして「助かる状態」になる歩みには、
きっと無数の助けがあるのだと思いうのです。
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寄り添うということ [日々の暮らし]


私が毎週楽しみに読んでいる日経新聞夕刊連載
「今日も走ろう」は、プロトレイルランナーの鏑木毅さんが
執筆しておられます。かつて公務員だった鏑木さんが
プロに転身され、レースや日常生活において感じていることを
綴っています。幅広い視点から書かれており、いつも
考えさせられます。

鏑木さんはいつも冷静沈着、という印象を私は受けていたのですが、
やはりコロナが長引き、仕事が思い通りにならなくて
随分と悩んでいることが先日のコラムには書かれていました。
自暴自棄になってしまい、実家のお母様に普段は
口にしないような言葉を言ってしまったのだそうです。
しかし、お母様は寄り添いながら鏑木さんを諭してくださった
というエピソードが書かれていたのでした。

ご本人によると、これまでの人生で2回、大きな困難に
ぶつかり、身近な人に救われたとあります。
一度目はお母様、二度目は当時交際していた奥様でした。

鏑木さんはこう述べています。

「当時の私にとっては極めて重大であり、そのまま
死を選択しかねない異常な精神状態から救われたのである。」

つまり、お二人が寄り添ったからこそ、今の鏑木さんが
あるのですよね。さらに続きます:

「生きることに悩んでいる人には、寄り添う一言が
大きな意味を持つ。」

そうなのですよね。「寄り添う」側が何を述べるかで、
本人の人生が大きく変わり得るのです。

私が敬愛する慈善活動家・佐藤初女先生は、悩める人を
受け入れる際、ただただ心を正面から開いて
相手の話を聴き続けておられました。
「聞き役に徹する」場合、ことばをたとえ述べなくても、
それが形を変えた「寄り添いの一言」になると私は思います。

裏を返せば、「表面的な寄り添いのことば」に対し、
悩める人は敏感に察知します。うわべだけの表現というのは、
寄り添いどころか、かえって本人を苦しめることにも
なるのです。

鏑木さんのエッセイから、大切な人にどのように
寄り添えばよいのか、そのヒントを頂きました。


(日本経済新聞2020年11月4日水曜日 夕刊)
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]


第235回は dial back(控える)というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/19621.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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希望を託す [日々の暮らし]

大学院生活を送っていたロンドン時代のこと。
あまりにも勉強やら寮生活やらで煮詰まってしまい、
思い切って引っ越したことがあります。
一分一秒も惜しんではならないぐらい課題が多くて
大変な日々ではありました。でも「ここで環境を変えないと
もっと辛くなってしまう」と心の中で感じたのですね。

引っ越したのは卒業の数か月前。あと少し
寮生活を我慢すれば、余計なお金を使わずに済み、
無事に修士課程を終えられたとも言えます。
けれども私の中では「あと数か月だからこそ、
今、ここで動かねば」と思っていました。
おそらくそれぐらい逼迫していたのでしょう。

時間がない中の引越でしたが、結果としては大正解でした。
寮とは異なり自炊となりましたが、それはそれで
スーパーで買い物をする楽しみや、好きな時間に
寝起きして食事をとれる自由が手に入りました。
家事に時間をとられるようにはなったのですが、
それが良い意味での気分転換となりました。
「置かれた状況が辛かったからこそ、あえて
引っ越した」ということは、あの時の私にとっての
正解だったと思います。

ところで先日のこと。雑貨店の前を通りがかると
すでに2021年のカレンダーが沢山並んでいました。
「まだ11月なのに」と思った反面、
実は「もう」11月なのですよね。年末まであとわずかです。

そう、何をどうやっても、あるいはどのようなことを
心の中で考えたり不安に思ったりしていたとしても、
「2021年」は確実にやってきます。別の見方をすれば、
「自分にとってのまっさらな未来」があと40数日後には
やってくるのです。

このブログをお読みの方の中には、コロナで大変な思いを
しておられる方もいらっしゃるかもしれません。
現在私が指導している学生たちも大変な中、リモート授業と
課題に果敢に取り組んでいます。

だからこそ、来る2021年に私は希望を託したいと思っています。
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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]

連載中の「放送通訳の世界」、今月は
第24回「アメリカ大統領選挙」というタイトルで
記事がアップロードされました。

https://www.japan-interpreters.org/news/broadcast-shibahara24/

どうぞよろしくお願いいたします。

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TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」インタビュー [仕事]

今朝放送されました「森本毅郎スタンバイ!」内の
「現場にアタック」コーナーにてインタビューをお受けいたしました。

「『勝利宣言』から見る、アメリカ次期副大統領
カマラ・ハリスの存在感」というタイトルです。

https://www.tbsradio.jp/536421

レポーターの田中ひとみさまが素晴らしい質問を沢山
して下さり、私も楽しく答えさせていただきました。
ありがとうございました。

http://radiko.jp/#!/ts/TBS/20201112073630
放送後1週間までradikoにて視聴できるそうです。


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