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気分を良くするには [日々の暮らし]


少しずつ日没時間が早くなり、夕方4時ぐらいになると
もう夜のような感覚になりますよね。
かつて暮らしていたイギリスは、日本よりももっと
北に位置していますので、日照時間が本当に短く、
冬になるたびに気が滅入りました。

大学院生活のために渡英したのは9月終わり。
日本はまだ汗ばむ日もあったぐらいでしたが、
ヒースロー空港に降り立つと風は冷たく、
ロンドン市内には大木の大きな葉が路上に
沢山落ちていました。すでに冬が到来していたのです。
帰国してからも、この時期になると当時のことを
思い出しています。

ところで日本で日照時間が再び長くなるのは来年1月16日からです。
私は暦カレンダーが好きで、チェックしたところ、
そのように書かれていました:

https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2021/s1101.html

こうして具体的な日付がわかると、その日が
待ち遠しくなりますよね。あと2か月弱です。

さて、今のように夜が長く暗い日々が続く中、
どのようにしたら気分が晴れるのか工夫してみるのも
大事ですよね。先日読んだフリーペーパーに
印象的な言葉がありました:

「困難な状況に慣れてしまうとつい忘れてしまいがちですが、
やさしい自分でいることは、すごく気分がいいことです。
世界を見渡してみれば、あちこちに不安や悲しみが
あふれているけれど、だからこそ、この世の中には
もっとやさしさが必要だと思うのです。」

このように語るには、デザイナー兼イラストレーターの
クリストファー・デイヴィッド・ライアンさんです。

「優しさ」というのは、自分が受け手になると
とても気分が良いですよね。思いがけず親切をされて
感動するとか、優しく寄り添ってもらえて救われるなど、
優しさによって人は前を向くことができます。

けれども、本当のやさしさというのは、受け身だけで
完結するわけではないのですよね。
自分が優しくすれば自分の心も温まり、相手も喜び、
それが目の前で繰り広げられます。それが
自分の気分を持ち上げてもくれるのです。

「相手を思いやるやさしさを持つことは、いつでも、
誰にだってできること」と語るクリストファーさん。

ステキな言葉をいただきました。

(「THE NIKKEI MAGAZINE STYLE」2020年11月18日号)
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