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NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]


2020年11月26日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「香港 民主派議員15人が辞表提出」です。

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2011/26.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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空回りしないために [日々の暮らし]

通訳という仕事柄、色々と準備をした状態で当日の
仕事に臨むのが良し、と考えて私は仕事をしてきました。
「このテーマであればこういう準備をする。
こうした資料を読んでおく」という具合に
あれこれ想定シナリオを考えておくのですね。
通訳の仕事では何が飛び出すかわかりません。
よって、色々と考えておいた方が、いざ
その場になったときに慌てずに済むわけです。

ただ、これを物事全てにおいて当てはめようとして
うまく行かなかったことがあります。

たとえば、仕事以外の場で物事を考えなければ
いけないケースです。

何か打開策を見出さなければいけない状況に
陥った場合、「こうした方が良いかな?」
「それともこっちの手段の方が助かるかな?」
などと考えることがありますよね。

プランA、プランB、それでもうまく行かなければ
プランC、とうい具合に色々と想定してみる。
そしてそれぞれの想定に応じてとるべき行動を
考えてみる、という具合です。

航空機の機長などは、想定外の状況に
直面した際、マニュアルを見ながら対処していきます。
訓練の際にも地上においてそうしたシミュレーションを
しながら非常事態に備えていきます。

では、機材の不具合が生じて非常事態になることまで
機長は考えてマニュアルを作っているのでしょうか?
そうではありませんよね。
そうしたマニュアルを作成するのは、それを
専門とする技術者なのですよね。膨大なマニュアルを
作成して常備しておく。そしていざというときに
機長はそれに従いながら対処するわけです。

一方の私はと言うと、たくさんのプランを想定しすぎて
クタクタになるという事態に陥っていました。
つまり、「まだ起きてもいない未来のことをあれこれ
想像して疲労困憊になる」ということを自分に
してしまっていたのですね。

これでは身が持ちません。

想像し過ぎて疲れてしまうと、いざ、非常事態に
なったときにまともな判断ができなくなります。

それこそ「機長が細かい電気系統や機材のことまで
ぜーんぶ把握して最悪事態を想像してくたびれてしまい、
いざ非常事態になったらまともに操縦桿を握れなくなった」
では困ります。

だからこそ、「未来についてあれこれ想像しないこと」は
自身の心身を守る上で大切なのです。

心と体を整えておく。いざ、何かが生じたらそのとき
精一杯考えれば良いのです。

空回りし続けていた私にこのような気づきを
与えてくれた人に、今、深く感謝しています。
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