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「卒業かな?」と思ったら [日々の暮らし]

手書きが昔から好きでした。小さいころから
友だちや親戚にお手紙を書くことを始め、
切手やポストカード、便せんなどを集めたり、
筆記用具にこったりという具合に、私にとって
「紙」やそれに付随するものはとても愛おしい存在なのですね。

現在使っている机の引き出しを開けると、
ポストカードのコレクションが一番手の届きやすい
ところにあるのがわかります。私自身、何かを「仕分けすること」が
好きであったことから、ポストカードも四季別に
分類したり、和風・洋風に分けたりしています。
思えば小学校2年生の時に切手を集め始めてから、
「分類すること」が自分自身の楽しみになっていったの
かもしれません。

引き出しには他にも「紙」の類があります。
具体的には「ショップカード」です。

ショップカードというのは、お店のレジなどに置いてある
名刺サイズのカードです。店舗名、住所などが
記されていますよね。紙質もデザインもそれぞれ
特徴があり、お店のコンセプトがにじみ出ています。
無料のカードとはいえ、上質な紙や金箔などが
施されていると、惚れ惚れと見てしまいます。

そのような感じで集め続けている紙類なの
ですが、それでも引き出しの大きさには限界があります。
よって、ため込むわけにもいきません。
そこで私の場合、仕事の合間に息抜きと称して
そうした紙を眺めたり、取捨選択したりするように
しています。

大切に保存しておきたいものは、そのまま残しておきますが、
その一方で、「もう卒業かな?」と思い始めたものは
潔く処分しています。

たとえばショップカードの場合、「楽しかった思い出」自体は
心の中に残りますよね。
あえて「モノ」でなくても記憶としてとどめることは
できるのです。ですのでショップカードに執着しなくても良いかなと
私は感じています。

ポイントは、処分するときに「あの時は楽しかったよね。
ありがとうね」とつぶやいて捨てることです。
ただ無言で処分してしまうと何となく思い出ごと
捨て去るような感覚に陥ってしまいますが、
あえて感謝のことばを口にすれば、楽しかったことを
ふたたび心に描くことができます。

そのようにすることで、次に進めるような気がしています。
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