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アンケート [日々の暮らし]

私は昔からアンケート懸賞なるものが好きで、子どもの頃から
せっせと応募していました。質問に答えて葉書(当時はそんな時代)を
投函すると、抽選でプレゼントが当たるというものです。
商品数が少なければ当たる確率が少ないのは頭では
わかっていたのですが、「葉書に答えを書く→投函する→
プレゼントが当選するかもしれないという淡い期待と共に過ごす」
というサイクルが私にとっては嬉しいものだったのですね。

ところでアンケートと言えば、近年は大学の授業においても
学生がその授業や教員を評価するものがあります。
セミナーなどのイベントでも、アンケートは必ずといって
良いほど、最後に書く時間が設けられていますよね。
私自身は自分がアンケートを書くのが好きでしたので、
私の授業に対するアンケートを読むのも大好きです。

たとえば数週間前に終わった大学の授業のアンケートでは、
私が思いもよらなかった楽しい授業内活動を提案してくれた
学生がいました。「なるほど~、これは楽しそう!よし、
来学期はこれをやろうっと!!」と今からワクワクしています。
わざわざ時間を割いて書いてくれた学生たちには
本当に感謝です。

一方、ずいぶん前の事。とあるセミナーの事後アンケートを
見たところ、次のような意見がありました:

「内容は楽しめたけれど、本当は〇△□[×]の話を聴きたかったので、
ちょっとがっかり」

この文章を読んだときの真っ先の私の反応、それは、

「もったいない~~~」

というものでした。

と言いますのも、セミナー内で私は何度も「何か質問は
ありませんか?」と参加者に尋ねていたのです。
さらに最後にはまとまった質疑応答タイムも設けていました。
ですので、そこでその方が私に対して尋ねるチャンスは
何度もあったのです。

書いてくださった「〇△□[×]」のトピックは、他の参加者に
とっても実に有意義なものになったはず。ですので、
その方が勇気を出して私に尋ねてくださっていれば、
ご本人はもちろんのこと、参加者全員にもプラスの情報が
提示されたはずです。

うーん、本当にもったいない。

アンケートというのは将来に向けての改善につながりますので、
実に貴重なツールです。けれども、それと同時に大切なのは、

「もし本気で何かを尋ねたかったり、修正してもらいたい
という思いがあるのであれば、参加者の方も勇気を出して
声を上げることが大事」

ということだと思います。せっかくのチャンスを無駄にするのは
本当に惜しい。私など、授業内での発言・質問は大大歓迎
ですので、ぜひ遠慮せず、何でも声をあげてほしいなあと思っています。
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