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コラム更新のお知らせ [掲載]

ハイキャリアで連載中の「すぐ使える英語表現」を更新いたしました。
今回はall that jazzというフレーズをご紹介しております。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/18782.html

どうぞよろしくお願いいたします!
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離れている、ということ [日々の暮らし]

大学の今学期の授業が先日終わりました。
コロナが始まった当初は、「対面授業はおこなえるのか?」
「それともいわゆる通信教育のような感じになるのか?」
「リモートオンライン講義になるのか?」などなど、
わからないことだらけでした。

それに拍車をかけたのが、私自身の「デジタル音痴」状態です。

何しろスマートフォン・デビューをしてまだ1年程という
アマチュアです。デジタルカメラも使いこなせませんでしたし
(そしてそのまま時代はスマホカメラへ)、テレビのリモコンも
どんどんわけがわからなくなっているほどです。
このような私でライブ授業など出来るかどうか、極めて不安でした。

幸い、大学の教職員の皆様や知人のヘルプのおかげで、
何とかZOOMの基本動作は使えるようになりました。
そしてやっとこさ12回の授業を終えることができたのですね。
周りの助けがなかったら、大いに落ち込んでしまい、
授業そのものの質にも影響が出てしまったことでしょう。
サポートしてくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

で、そのZOOM。

使えるようになってみると、「このような便利なものが
世の中に出ていたとは!」と驚かされました。
何しろ目の前の画面に映し出されている相手は、「今この瞬間の
相手」なのです。私からすれば、「これってテレビのライブ中継
そのものでしょ!?」というほどのオドロキです。
BBC時代に、「衛星回線を使ってライブ映像の特派員インタビューは
非常にお金がかかるため、地域によっては電話回線のみで
行う」という話を聞いたことがあります。

今やそんな「高額の接続回線」など、そもそも気にしなくても
良い時代になったのですよね。
お陰で海外に住む友人ともオンラインで同窓会ができましたし、
遠方に暮らす仕事仲間と情報交換もできました。
凄いことですよね、改めて考えてみると。

「でも・・・」

という思いを、その一方で私は抱いています。

確かにライブでつながるのは楽しいことです。でも
目の前の同じ空間に相手がいるわけではありません。
手を伸ばせば触れられる、という状況ではないのです。

テレビ東京系の深夜ドラマ「40万キロかなたの恋」は、
そうした人の心理を描いたものです。私は未視聴なのですが、
日経新聞に紹介されていました。

プロデューサーの浜谷晃一氏は次のように述べています:

「会えないという点では1キロ離れていようが、
40万キロであろうが変わりない。」

私もしみじみそう思います。

(「ドラマ制作 ウィズコロナ時代の工夫」『文化往来』
日本経済新聞2020年8月8日土曜日夕刊)
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