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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第230回は drain the swamp(問題を解決する)というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/18902.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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為末大さんのことば [日々の暮らし]

日経新聞の中でも気に入っているのが最終ページに
掲載されている「交遊抄」というコラムです。
これは様々な世界で活躍中の方が、自らのご友人について
綴るというもの。実は数か月前、日ごろ私がお世話になっている
先輩のお名前が紹介されていて、とても嬉しく思ったことが
あります。人と人のつながりの素晴らしさを改めて
感じることのできるコラムです。

8月14日に寄稿されていたのは元陸上選手の為末大さん。
タイトルは「独学の人生」です。為末さんが紹介なさって
いたのは、経済学者の柳川範之先生です。

柳川先生のお名前は私自身、色々な所で拝見しており、
ご活躍であることは存じ上げていました。が、為末さんの
文章によれば、柳川先生は高校へは行かず、大検で
進学し、その後経済学者になられたのだそうです。
知りませんでした。

為末さんは、柳川先生について次のように綴っています。

「穏やかな話し方の背景に、人はもっと多様な生き方を
することができるし、人生のどのタイミングからでも
どんな学び方でもできるんだ、という思いを感じる。」

為末さんによれば、柳川先生は「偏見なく人と接する人」
なのだそうです。

今の時代はややもすると、子育てであれ英語学習であれ
「正解」というものを追求しがちになります。
世の中にもそうした本がたくさん出回っていますよね。
そのような本に書かれていること「以外」は、
どうも間違っているように思えてしまう。

自分の子育てはペケではないか

自分の英語学習法は良くないのではないか。

そんな気持ちにさせられてしまいます。
さらにその思いが悪化すると、どんどん悪い方に
考えてしまうのですよね。

でも、紆余曲折を経ても人は自分さえしっかり持っていれば
かならず戻ることができるわけですし、
そもそもの正解は一つというわけでもありません。

だからこそ、柳川先生のように、人に対してはもちろん、
物事や価値観に対して「偏見なく」とらえることが
大事なのでは、と私はこの文章から考えさせられたのでした。

(日本経済新聞2020年8月14日金曜日朝刊)
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