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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第405回がアップされました。
タイトルは『まずは師匠探し』、
書籍紹介では「心に届く話し方 65のルール」
(松本和也著、ダイヤモンド社、2017年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/15840.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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セレクト、ナビゲート [英語]

日常生活ではたくさんのカタカナ語に出会えますよね。
むしろ漢字で表す方が減っている感さえあります。
デパート(百貨店)、コンサート(音楽会)、
アラーム(目覚まし)などなど、漢字で書かれた言葉よりも
カタカナ語の方が馴染みがあります。

先日のこと。ラジオを聞いていた際、DJの語るカタカナ語に
注目しました。具体的には「ナビゲート」と「セレクト」です。

ナビゲートは英語でnavigate。
オックスフォード新英英辞典には、

plan and direct the course of a ship, aircraft, or
other form of transport, especially by using instruments
or maps

とあります。本来は輸送手段に使われる言葉です。
このラジオ局では「DJ」の代わりに「ナビゲーター」と
呼んでおり、そのDJが担当することを「ナビゲート」と
言っていたのですね。

一方、「セレクト」という言葉。

たとえば機内販売誌には「CAセレクトの・・・」という
用法が見られます。「セレクトする」=「選ぶ」という意味です。

ただ、英語のselect自体は動詞ですので、「セレクト『する』」と
なると、「選ぶ『する』」または「選ぶ『る』」みたいに
なってしまいます。

いずれにせよ、ナビゲートもセレクトも、日本語で同一の意味を
言うよりおしゃれな感じはしますよね。あ、考えてみれば
「スイーツ」もその部類なのかもしれません。
フツーに「お菓子」と言って同じものを指すにも関わらず・・・!
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ガムの正しい(?)噛み方 [日々の暮らし]

車の運転中、眠気覚ましにガムをかむことがあります。
小さな粒状なのですが、いつもは口に入れると
すぐ噛み始めます。が、先日のこと。ふと
「噛まずにいるとどれぐらい持続するかしら?」と
ミョーなことを思い立ち、やってみました。

いつもの習慣とは異なり、どこまで長持ちするかということ
ですので、ガムではなく、まさにアメのような感じで
なめ続けることになります。

・・・が、ここで大きな衝撃が。

想像以上に辛いのです。

粒状のミントがどんどん溶けていくにつれて、
舌の上がビリビリしてきます。
今まで経験したことのない辛さでした。
「眠気覚まし」というキャッチフレーズがあるのも
頷けます。

ということは、もしかして今まで私の噛み方が
間違っていたのかしら?眠気覚ましガムには正しい食べ方があり、

1.口に入れる
2.まずは辛さを味わって眠気を吹き飛ばす
3.最後に噛む

だったのでは、と想像しています。
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無料の落とし穴 [日々の暮らし]

「著名な〇〇先生の講演会。しかも無料!」

みなさんならどうしますか?私はこのような告知を
新聞などで発見すると、迷わず、即申し込みます。
せっかくのチャンスだからです。憧れの先生や
書籍でしか知らなかった方々を直に拝見できますものね。
この機会を逃すのはあまりにももったいないと思います。

が、実は私の場合、このような機会を得ても
それを無駄にしてしまったことが何度かあります。
先日もまさにそうでした。

新聞で見つけた告知文。テレビでもおなじみの先生が
登壇されるとあります。時間は夜。
手帳をチェックすると、
その日の晩は特に予定が入っていません。
日中に在宅で原稿執筆をし終えれば、都内に出るだけ。
これなら十分参加できます。早速申し込みました。

そして晴れて抽選に当選!参加証はがきも送られて
あとは当日を待つばかりとなりました。
数日前から「わあ、楽しみだなあ。どんなお話が聞けるかしら?」
とワクワクしていました。

・・・が、当日。

結論から言いますと、私は出かけることをあきらめて
しまったのです。理由は以下の通りです。

1.原稿執筆が思ったよりも進まず
2.翌日は早朝から仕事が控えている
3.「かなりの混雑が予定されているため、お早めのご来場を」
との一文がはがきに。開場時間前に並ぶとなると、相当早く
家を出ねばならない
4.「出発時間→講演→帰宅時間」の合計はおよそ5時間30分
5.しかも外は大雨!!

ここまで考えて「うーん」となってしまい、一気に
行く気持ちがなえてしまったのでした。

もちろん、その先生の講演には興味があります。けれども
その一方で「行かないための言い訳」が以下のように
頭の中に浮かび上がりました:

1.またいつか機会はあるはず
2.先生の講演は今回無理だけど、著書はいつでも読める
3.そもそも無料だし、ま、行かなくてもいっか~

特に私の場合、「3」がとても大きかったですね。
もし仮に有料であれば、迷わず出かけていたと思います。
結局その日は申し訳ないなあと思いつつ、主催者に
キャンセルの連絡を入れました。

こうして考えてみると、「無料」は善し悪し両方が存在すると
私には思えてきます。なぜなら、行くのをあきらめてしまった
参加者にしてみれば、貴重なお話を伺えずじまいになってしまいますし、
登壇される先生にしてみれば、私同様、「雨だからいっか~」と
思う人がいるかもしれず、満席になるはずが空席がちらほら
ということも考えられるからです。

そう言えば以前、こんな話を聞いたことがあります。
確かどこかのスクールでした。
その話とは、休日の無料説明会の場合、お天気が良すぎると
みなさん行楽地へ出かけてしまい、参加者が減るのだとか。
その一方で足元が悪い雨の日も欠席者が出てしまうそうです。
理想は「曇りの日。家の中にいるのも何となくつまらない日」
なのだとか。なるほどー。

無料というのは、ある意味で落とし穴があるのかもしれません。
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水溶き片栗粉 [日々の暮らし]

料理をしていてよくレシピに出てくるのが「水溶き片栗粉」。
片栗粉を袋から出し、規定量の水で溶き、
それをお鍋などに入れて混ぜるととろみが出る、というものです。

実はこの水溶き片栗粉。
私にとっては難儀する一品でした。と言いますのも、
意外と手間がかかるからです。

私がいつも買う片栗粉は、細長い紙製の袋に入っています。
かつては開封後、口を輪ゴムでしばり、それをさらに湿気防止のため
ビニール袋に入れて収納していました。けれども
この状態ではいざ使おうとなると以下のステップを
踏まねばなりませんでした:

1.ビニールの口をほどく
2.輪ゴムをほどく
3.スプーンで片栗粉を計る
4.粉を小鉢に入れる
5.相応の水を計って小鉢で混ぜて水溶き片栗粉にする
6.小鉢の縁にしたたった水溶き片栗粉をティッシュでぬぐう

この6ステップが私には何ともまどろっこしかったのですね。
そこでどうしようかあれこれネットで調べたところ、
「あらかじめ作り置きをしてしまう」という記述を見つけました。

https://konpeito.hatenablog.jp/entry/2017/04/16/202959

なるほど、いっそのことまとめて作ってしまい、使う時に
容器を振ればよいわけですよね。

早速我が家の空きPETボトルにまとめて作ったところ、
これまた便利なこと!料理中に冷蔵庫から取り出し
シャカシャカ振ってお鍋に入れるだけです。
以前のように「水溶き片栗粉を作ったけれど、どうも足りない、
また一から作り直し」という事態も避けられるようになりました。

お陰で上記6ステップを大幅に削減できるようになり、
大満足です。
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気になる助詞 [日々の暮らし]

先日電車に乗っていた際、いつものごとく(?)
車内アナウンスに聴き入っていました。
「この文章を通訳するとしたらどうする?」という
具合です。

ただ、この日は通訳よりも「助詞」に注目してしまいました。
と言いますのも、以下のような文章が聞こえたからです。

「お待たせをいたしました。本日も〇〇線に
ご乗車いただきありがとうございます。」

「次は〇〇駅、〇〇駅です。
お出口左側です。」

私が気になったのは「お待たせをいたしました」と
「お出口左側です」の2文です。
なぜなら私にとっての「正解」は
「お待たせいたしました」と「お出口は左側です」
なのですね。前者の「を」は不要、後者には「は」が必要
と考えました。

気になったので調べたところ、ありました、ありました!

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3524938.html

読んでみると、なるほど~と思わされます。
「お待たせ」を名詞として扱うかどうかだったのですね。

英語学習も難しいですが、こうした細かい助詞の話を
自分で説明できるかと問われれば私にとっての答えは「否」。
日本語学習は本当に難しいと思ってしまいます。
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クレームスフレ [英語]

先日のこと。駅ナカにあるスイーツショップのチラシを
手に入れました。このスイーツショップはお店が定期的に
入れ替わるタイプ。1週間ほど出店すると、次は別のショップが
入るというものです。和菓子、スイーツ、首都圏のお店もあれば
はるばる北海道や九州・沖縄からやってくる店舗もあります。
近所で日本各地の名産品を得られるのは楽しいですよね。

さて、そのチラシを読んでいたところ、「クレームスフレ」
という文字が目に入りました。アルファベットで書けば
crème souffléとなります。フランス語です。

ところが何を思い違えたのか、私は「ええ?文句を言う
クレーマーの?なぜ?」と一瞬とらえてしまったのですね。
「文句を言いたくなるようなスフレってナニ?」という具合です。

冷静に考えればお菓子用語のフランス語であることは
明かです。でも、おそらく頭の中でビジネス関連のことを
無意識に考えていたからでしょうか。「文句」の「クレーム」に
なってしまったのですね。自分の早合点に思わず内心
ニヤニヤしてしまいました。

なお、イギリスBBCにはレシピ専門サイトがあります。
とても充実しています。「ブリティッシュ・ベイクオフ」の
Mary Berryさんがスフレの作り方を披露していました:

https://www.bbc.co.uk/food/recipes/mary_berrys_lovely_lemon_73914

冒頭の"Soufflés can be fiddly to make"のfiddlyとは
「扱いにくい、めんどうな」という意味です。
イギリス英語で、fiddle(面倒な仕事)から来ています。
ちなみに「屋根の上のバイオリン弾き」は英語で
"Fiddler on the Roof"。日本では森繁久彌さんの演技が
有名になりましたよね。このfiddlerも上記のfiddleと同じ語源です。
fiddleはこの場合、バイオリンを意味します。
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スタジオ・セット [日々の暮らし]

ニュースの放送通訳をすることが多い分、つい気になるのが
「スタジオのセット」です。同じCNNでも番組によって
セットは異なっています。キャスターが二人で進める
早朝7時からのCNN Todayの場合、小さな高めのテーブルに二人が
並んで座っています。カメラは真正面から映し出しています。

一方、21時から放映のCNN Newsroomのキャスターは一人。
画面の右側に横長のテーブルがあり、そちらに着席しています。

他局はどうでしょうか?

BBC Worldの21時台に放映されるImpactの場合、
キャスターは立ったままニュースを読んでいます。
立ち位置は画面左側で高いテーブルがあります。

日本のニュースは、海外のものと比べると
セットがかなり凝っている気がします。
たとえばテレビ朝日の「報道ステーション」や
NHKの「ニュースウォッチ9」などを見てみると、
背景にあるセットにこだわりが感じられます。
小道具、たとえば花や本などが備わっているのですね。
知的で美しい空間という印象です。

本来ニュースというのは、国内外で起きたことを
正確・公正に伝えるのが使命だと思います。
けれどもそれをさらに効果的にするための
「仕掛け」もあるのだなあと改めて感じています。
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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2019年7月16日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「ジャニー喜多川さん 死去」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n190716.html

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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第404回がアップされました。
タイトルは『集中できる場所へ』、
書籍紹介では"The Knowledge: Train Your Brain Like A London Cabbie"
(Robert Lordan著、Quercus Publishing、2019年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/15794.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。
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